母乳育児をしたいならスタートダッシュが肝心という話
私が出産してみて今のところ一番びっくりしたこと。
それは母乳育児をしたいなら、その成否はスタートダッシュの切り方で決まるということ。
母乳の分泌量は出産直後に決まる
もちろん赤ちゃんのゴハンなのだから、さっさと母乳が出るようになるに越したことはないくらいのイメージはあったんだけど、驚いたのはその仕組みとタイムリミットの短さ。
子供が産まれてからの約1週間で毎日どのくらいの母乳を作るかの基準のようなものが決まってしまって、そこから母乳量を増やすのはなかなかの至難の業なんだそう。(今朝見つけた搾乳機のメデラさんの記事がとってもわかりやすかったので、具体的な仕組みに興味がある方はこちらをどうぞ)
いやいやいや!そんな話、全然聞いてない。
しかも、世間一般には赤ちゃんが望むたびできる限りこまめに授乳するようにって指導されてるけど、私の娘はNICU入りしていてそもそも会えないから、望んでくれる相手も目の前にはいない・・。
私の出産直後の母乳分泌スランプ
出産が無事に終わり、命に別状のないことが確認できたところで、看護師さんから「3時間に1回を目安に搾乳しましょう」「搾乳で刺激を与えることで母乳が作られるようになります」と説明があり、まずは搾乳に慣れてくださいと搾乳機を貸してもらう。
が、初回こそ少し搾乳できたものの、2日目にして母乳量激減・・!
2日目の午前中にはいわゆる「胸のハリ」というものも全く感じられず、胸のサイズに至っては妊娠前に戻ってしまう始末・・。
今となってみると、おそらく初回に少しまとまって出たので、余裕だと思って夜中に搾乳をしなかったのが敗因だったんじゃないかなと思います。
大焦りで看護師さんに相談した結果、「1日8回くらいを目安に搾乳できると良い」「3時間目安ではあるものの、無理なくできるとか、分泌量を増やしたいなどあれば2時間くらい間隔で搾乳してOK」とアドバイスをもらって必死になって9回の頻回搾乳。
おかげで2日目の夜からは多少なりとも母乳が出てくるようになりました。
そんな時にお隣さんのブースからチラリと聞こえてきたのが、「◯日目までの母乳の分泌でその後の分泌量が決まるから、もうここまで頑張らなくて大丈夫ですよ」「え〜!そんなに短期間で決まっちゃうんですね」という衝撃の会話。
しかも一番肝心な何日目までの部分、聞き取れなかった・・・!😱😱😱
母乳育児を軌道に乗せるためにはどうしたらいいのか
衝撃の会話を聞いてしまってから、完全に検索魔と化した私。笑
でも、ちゃんと調べれば必要な情報って出てくるのね。何事も探し方ってつくづく大事です・・。
出産直後からできる限りの頻回授乳or搾乳をする
ネットに落ちていた甲府市パパママクラスのテキストがとてもわかりやすかったので、詳細はそちらをみてもらえればと思いますが、子供が産まれてから8日目までに1日に作られる母乳の量は決まるようです。
もっと詳しい説明だと、スライドシェアに落ちていた「高槻病院院内学習会2015『乳房の解剖と母乳分泌の生理』」がすごく丁寧だったけど、私には難しすぎてこちらは途中で読むのを断念。笑
興味ある方は一応リンク貼っておくのでぜひ一緒にチェックしてみてください。
そして、完全に私の体験談にはなってしまうけど、母乳の分泌量を増やしたいと思ったら3時間ごとの搾乳では現状維持ができるという感じで量を増やすにはちょっと不十分。2時間おきくらいを目安に搾乳すると分泌量が増える感覚があります(お隣さんのブースから漏れ聞こえてきた感じでは、1時間おきとかで頑張りすぎると今度は分泌量が増えすぎて、乳腺炎になるリスクが上がりそう・・)。
看護師さんからのアドバイスにもあった1日あたり8回の授乳or搾乳を目安に頑張れると安心かなと思います。
ちなみに、搾乳機を使っていると乳首ばっかり刺激されてしまい、乳腺炎になる可能性があるので、搾乳するついでに乳房全体をくるくるさすったり、脇のほうからリンパを流すような感じでマッサージをしてあげると良いようです◎
1日に出てほしい母乳量を考える
分泌量を増やすコツを掴んだところで次に気になるのが、結局のところゴールをどこに設定するのかということ。
「1日の母乳量」で検索したところ、ざっくり500ml〜800mlを目指せば大丈夫かなという印象でした。
これに関してはまだ私も試行錯誤中なので正解は分からないし、次の通院で看護師さんにお話を聞ける日にはタイムリミットの産後8日目当日なので、700ml/日を目標に頑張ろうと思っています。
実際に分泌できた母乳の量の記録をきちんとつける
入院していた時、看護師さんから渡された搾乳メモ。
きちんと記録するようにと言われたから仕方なくつけはじめたけど、ちゃんと記録すると毎日の進歩が目に見えて便利。というか、勉強とか仕事とかじゃこんなに分かりやすく、やればすぐ結果が見えることもないのでちょっとテンション上がります。笑
はじめは渡された用紙に手書きしていたけど、計算苦手なのとその日の速報値が分かったほうがモチベーション上がるので、スプレッドシートで簡単に集計できるシートを作って管理しています。
私の入院から退院までの搾乳体験談
ここまで書いた通り、私の場合は出産直後にベビーがNICU入りしたことで母乳育児についていろんな壁にぶつかりまくって、すっかり搾乳に詳しくなりました。笑
少しの間とはいえ、娘と離れ離れになってしまったのは寂しいけど、時間があったおかげで検索しまくる時間も体力回復してしっかり搾乳頑張る元気も出てきたので、この調子で完全母乳育児を目指していきたいと思います!🌟
途中で読むの挫折しちゃったけど、「高槻病院院内学習会2015『乳房の解剖と母乳分泌の生理』」によるとコツさえつかめば基本的にほとんどの人が母乳育児をできるらしいので、現在進行形で母乳分泌に悩んでいるママさんたちの参考になっていたら嬉しいです😀
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