【炭酸刺繍】ソネット
山根あきらさんのこの記事を読んで、ソネットを書いてみようと思いました。
書いてみたら4・4・4・2行ではなく4・4・3・3行になってしまったので、山根さんの記事にあったシェイクスピア方式ではなくイタリア式(wiki知識)ということにしました。
闇の恍惚
照りつける日射の陰の濃さに目を凝らせば
そこに巣食う何者かの瞳なき眼に問いかけられる
今のお前は本当に生きていると言えるのか
この足は地を踏んでいるのだろうかと心もとなく見下ろす
生きて死んで何の意味があるのかと
内にも外にも見渡しても答えは見つからない
遠く離れた見も知らぬ多勢の生き様など
隣にいる奴の心の中もまるでわからないのに
見たくて知りたくて人間は透明を望んで
ガラスのコップに満たされた泡の液体は
無限を激しさをそうありたいと求めて願ったのではないか
陰よそれ以上我を惑わそうとしても無駄だ
お前の向こうに回り込んでこの明るみに突き出してやろう
闇の泡が弾け命の恍惚のため息を漏らすだろう
🫧
なんと!ミモザさんがこの詩を朗読してくださいました!
自作の詩を朗読して頂いたのは初めてで、感激です。
ミモザさん、ありがとうございました!
#炭酸刺繍 企画に応募します。
藤家 秋さん、よろしくお願いします。
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