見出し画像

#44 ハーブ工場へ④打ち合わせ終了

タイで石けんを作ると決めてから今回2回目の訪問となったハーブ工場での打ち合わせは言葉の壁を感じながらもなんとか進んでいきました。

1.大事な精製水

石けんを作る上で重要な一つがお水です。
水道水でもミネラルウォーターでも石けんを作ることは可能ですが、それぞれに含まれる塩素やミネラルの成分が石けんを作る上で化学反応の邪魔になる為、通常は精製水を使用して石けんを作ります。
具体的には

トレースの遅延

水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、石けんの科学反応(脂肪酸と水酸化ナトリウムの反応)を遅らせることがあります。これにより、石けんの固まりが遅くなるか、不均一な固まりが発生する可能性があります。

石けんの質の低下

水中の鉄分やその他の重金属は、石けんの色や質感に悪影響を与えることがあります。特に鉄分は、石けんが酸化しやすくなり、変色や悪臭を引き起こす原因となることがあります。

これらの問題を避けるため、手作り石けん作りにはミネラル等の不純物を除去した精製水の使用が推奨されます。

2.タイの精製水

ハーブ工場で試作品を作ってくれた際は灰汁を使っていたので、灰汁ではなく精製水を使用して欲しいという旨を通訳を通じて伝えてもらい了承してくれましたが、精製水が何なのか正確に理解してもらったのか心配な兄が、タイでの精製水をその場で検索して色々と調べてくれました。

打ち合わせの際にハーブ工場のオーナーさんが出してくれたペットボトルのお水はタイの美味しいミネラルウォーターでしたが、私たちが途中休憩で購入したお水はちょうどピュアウォーターと言われている精製水でした。

丁度よくミネラルウォーターとピュアウォーターがその場に揃っていたので説明がしやすくて助かりました。


3.打ち合わせ終了


石けんの柔らかい原因が灰汁を使ったことによるものだとしたら、精製水を使えば硬さの問題は解決するはずです。

あとは
・とにかく今ある材料で精製水を使った石けんをまずは作ってもらう
・ハーブ工場の方では手に入れることができなかった精油を購入して郵送する
・改めて細かく書いたレシピを作り直して送る
・全ての材料が揃ったら残りのレシピも作り直してもらう

などの約束をして打ち合わせが終了しました。
更に帰国後は私が石けんを作っている動画を撮って送ろうと心の中で考えていましたが、自分の動画を撮って短く編集するという作業をしたことがなくて自信がなかったので、その時は口には出しませんでした。

でも、不思議とタイミングってあるんですね。
帰国後に丁度知り合いの人から簡単に動画の編集ができるアプリを教えてもらえたので、無事に石けんの動画を3分弱にまとめて送ることができました。アラフィフの私にも簡単に編集できたので本当に便利な時代だなと思います。
私が子育てしていた頃はまだガラゲーの時代で、子供達の成長もビデオカメラで撮影してDVDーROMに落として保管するという作業が必要だった為、忙しい子育てで気軽に子供たちを撮影することは今のように多くはありませんでした。あの時スマホがあればもっともっと子供達の小さい頃の動画を残しておけたのにな〜と時々とても思います。

話は逸れましたが・・無事打ち合わせが終わった後はハーブ工場の見学をさせてもらいました。
その話はまた次回に。


いいなと思ったら応援しよう!