ボクを通じて創らされた作品
部屋の灯りを消し間接照明を灯すと
机はスポットライトを浴びたステージの様に
神々しく浮かび上がる
そして、静かにお香を焚くと
青白い煙が龍のように天上に立ち昇り
凛とした静寂な空間が香りの中に現れる
こうした中でボクは作品を書いている
ある人が語っていた
「プロは常にピュアであれ」と。
その深い意味を悟るにはまだ人生経験が少なすぎるが
世俗に媚びを売らない天邪鬼さと
憧憬を追い求め続ける新鮮さだけは持ち続けたいと願っている
寫眞と言葉によって何処まで世界を深く潜り
どれだけ異物を剥がし元の姿に正す事ができるか
この永遠の欲求に応えられた作品は
まだボクの中から生まれてはいないが
そうした作品がいつの日か生み出せたら
そう言ってみたい
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