あたらしい贈り物
朝、
駅の入り口で、
小さい人たちの団体が道を横切る。
それはとても長くて、
明るくて、
最初はちょっといらっとしたわたしも、
笑いながら少し止まってみてる。
週末のクラスの余韻がすごすぎて、
昨日は、
自分がどこにいるのか、
何をしようとしてるのか、
いつもと捉え方が違いすぎて、
情報処理が追いつかない。
でも妙に頭や感覚は流れに乗っていて。
そんな、
ちょっと慣れない感覚も、
かわいくて好きな日常の瞬間に出会うたび、
いつもの世界のわたしと混ざってくれる。
さらに、
新しいかわいい瞬間が増えていく。
戻るのではなく、
少しずつ小さな新しい贈り物に気がつきながら、わたしたちは、進んでいく。
いつだって。