#7119に電話できるという税金の良い使い方
今日は、ちょっとカラダの事を。
先日、個人的にカラダに関する大変な事件が起きました。
便が1週間出なかったんです。
でも、お腹が張っている感も無く、ただただ「今日も出なかったな」と1週間を過ごしていました。もちろん、食事も毎日取っていました。
ようやく便意が強くなり、会社のトイレで済ませようとトイレに入りました。ウチの会社のトイレは21世紀、令和時代の戸塚区では珍しい和式トイレなんですが、大便時に和式トイレの良い点はしゃがむことでしっかりと踏ん張れることです。
その日もトイレで便を済ませようとしてみると。
「うん?」出ない。
肛門までは確かに便が来ている感覚があり、便は出たがっているんですが、入り口で詰まってしまって出ないのです。当然踏ん張ります、肛門に意識を持って行き踏ん張り続けます。しかし、踏ん張れど踏ん張れど入り口で詰まってしまっていて出てくれません。
そうなんです。1週間も便が出ていなかったため、便が固くなってしまって肛門を出られるサイズに便が形を変えられないんです。
便秘経験がないわけではないので、しばらくしゃがんでいればいずれ出るだろうと、時間をかけて出す方向にシフトしました。時間をかけて出す場合には長期戦になるということで、踏ん張るタイミングで一気に踏ん張る。それで出なければいったん休憩する。の繰り返しです。
でも、この日の便はなかなか出てくれないんです。20分、30分、40分と時間が経過しても一向に出る気配がありません。便は既に肛門まで来ていますから肛門は開きっぱなしです。この状態が結構辛い。人生で初めての経験です。次第にしゃがみっぱなしなので足もしびれてくるし、何度かその状態のままで立ってみたりもしましたが、足にも力が入らなくなってきます。これは踏ん張りづらくはなるけど体力的に洋式のトイレで仕切りなおそう。と様式のトイレがある場所に車で移動しました。(この車で移動する際の運転もとてもしんどかったんですが)
洋式トイレにたどり着き、試合再開です。ここまでの間もずっと便が肛門にはいるので肛門は開きっぱなしです。歩いてトイレまで行くのも変な格好で歩かないと辛いくらいでした。
洋式トイレでも30分ほど格闘しましたが、依然として出るなという気配になりません。すると徐々に下半身に力が入らなくなってきます。これは洋式トイレに試合会場を変えて正解だったと思う余裕もなく、体力も結構消耗してきました。洋式トイレにはウォシュレットがあったので、肛門で引っかかっている便めがけて当て続けるという作戦も使ってみます。水分がうまく便と肛門の間に浸透して出やすくしてくれるのではないかと考えたんですが、まだ出てくれません。この時点で一番最初にトイレに入ってから1時間経過しています。
あまりにも体力が消耗してきたため、これはトイレから自力で出れなくなる可能性もあると考えた私は「救急車を呼ぶべきか尋ねられる電話番号」#7119に電話をして看護師さんに状況を説明しました。
看護師さんにすべての状況を説明すると「救急車を呼んで病院へ行ってください」と言われました。
ここで、私は疑問に思って「病院に行けばこの引っかかってる便は出るのでしょうか、病院に行っても出なければ移動するのが辛いです」と尋ねると。
「病院に行けば出せます」と教えてくれました。病院ってすごい!とちょっと思ったのは置いておいて。
#7119はそのまま救急車の出動が必要だと判断されると、すぐに救急に電話を繋いでくれます。
繋がった救急隊員に同じように状況を説明していると。
「うん?」なんか出そうな気配が。
救急隊員の方にも「もうちょっとで出そうな気配になってきたので、面倒を掛けるのも申し訳ありませんので救急車は不要です。すみませんでした。」と話すと。
「いえ、看護師さんが救急の出動が必要という判断をされているので行かないわけにはいきません。伺いますので今いる場所のご住所を」
なんという責任感、素晴らしい!ありがたい!頼りになる!と思いながらも、これはあと少しで出るという感覚が出ている以上、お忙しい救急隊員の手を煩わせる必要などないと「すみません、結構です」と言います。しかし。「いえ、看護師さんの判断ですから伺います!」
「いえ、申し訳ありませんが結構です」
「ですけど、看護師さんの判断ですから伺わないと」
「いえ、申し訳ありませんが結構です」
「ですけど、看護師さんの判断ですから伺わないと」
・・・
このやり取りの繰り返しが何度か続いて、ようやく救急隊員の方も納得してくれました。
そして電話を切ると、少しずつですが出る気配が強くなってきました。
「ここだ!」というタイミングで最後の力を振り絞ると。
出ました!もうお尻はヒリヒリですけどようやく。
いやー便秘って度が過ぎると大変なことになるんですね。45年近く生きて来て初めての経験で驚きました。
それにしても初めて使ってみた「#7119」はとても助かりました。結果的には救急車を呼ぶ必要は無かったという事ですから、私よりも優先すべき方に救急車も向かえますし。
もしかしたら、救急隊員の方とのやり取りの繰り返しが自律神経を刺激してくれたのかも、また「自力で出さなきゃ」と私を奮い立たせるためにわざと「ダメです伺います」と言い続けてくれたのかもしれない。と電話に出てくれた看護師の方と救急隊員の方に心の中で感謝しました。
両方ともお名前を伺っておけば良かった。お礼のお手紙でも送りたい。
それくらいに大変な事件が起きたのでした。
みなさんも救急車を呼ぶべきか迷ったときには電話してみてください。とても良いサービスです。
結局、便が出るまでのトータル時間を知りたい方が多いと思います(笑)
トータルの時間は1時間45分でした。
戸塚区からだと箱根か熱海辺りまで車で行ける時間ですね。