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スナックCandy長崎が素晴らしかった

どうも主に姫路にいるhideです。
毎日好き勝手な事書いて、友達の仕事を手伝って、あんまり働かずにチンタラ頑張って生きてます。漫画とゲームと音楽好きです♬
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それでは本編へGO


前置き スナックキャンディ姫路

スナックCandyっていうお店がある。
東京の五反田に本店があって、全国各地に"フランチャイズ"でも"系列店"でもない完全に独立した同名の店舗がある。

「挑戦を応援する」とか「えんとつ町のプペルが好き」とか超大枠のザックリとした共通言語があってザックリとした世界観を共有してるだけで営業形態などは自由。

ひょんなことから僕はそのスナックCandyの姫路店を6年間やっていたが、このたび事業譲渡して運営は引退した。

僕は唯一、自分からやりたいと申し出たわけではなく、誘われて流れにのっかってやることになったスナックキャンディだった。

個人的に20年近く携わってきた飲食業への限界を感じながら、自分でやりたいようにやれば問題解決もできるのでは?と2016年末に自身の運営する飲食店kitchen11をオープンしたものの、全くもって、これではダメだなと3ヶ月で思った。

繁盛しなかったわけではなく、繁盛したがこれではダメだ、続けられないと思った。

あーだこーだ考えてるところに面白いコミュニティ「西野亮廣エンタメ研究所」に出会い、その流れでスナックキャンディの話を知り、スナックキャンディの社長のホームレスに声をかけてもらった。

既存の問題を解消するために、月額会員制✖️投げ銭のお金に縛られない飲食店を作る!というわけのわからん挑戦とマッチしたのだろう。

2017年末にkitchen11はスナックキャンディ姫路の名前も冠するようになった。

「働きたくないんです!」
そう語るホームレス夫妻の言葉には夢とユーモアがあった。

それまで意識してたわけではないがドブ板営業のようなもので培ってきたものはほぼ全て一旦失ったw

地域に認知され愛される店舗の土台を作りながら、これは俺のやりたいことじゃねぇ、これじゃダメだ!と捨てた。

あの規模の一部屋でお祝いのお花が60軒も来るようなお店だったのですよ(笑)
そういう人付き合いや生き方をしてたのです。

もともとの飲食店経験もあり、一度失ってからも新たにコミュニティでの認知もつけた。地元でスベるなら全国どこでも行けば良い。

今だから嫌味なくドヤ顔で言えるが手前味噌ながら姫路キャンディはスナックキャンディでの天下をとってた。

全国から毎週のようにお客さんが来てたし、絶対に素人はやるな!と釘をさされるサブスク需要も満たし、大型クラファンも成功させた。
コロナ禍には子ども食堂なんかもイチ早くアクションを起こした。

スナックキャンディといえば姫路っしょ
(そんなことはいってません)

2020年、2021年ぐらいが僕の熱量のピークだったように思う。

またまたいろんな疑問が湧いてきた。
そもそも飲食業をやりたいと思わなくもなったきた。

なんのために?
なにがしたい?
社会とは?
人間とは?

俺はなんだ?

根源的なものを追求していくにつれて
「何者かになる」とか
「影響力をつける」とか
のルートにも疲れてきた
(すぐ疲れるw)

当たり前のことを当たり前にやることの大切さ、みたいなことが問われだした。

そんなことは僕は20年近くやらされてもきたし
やってきたのだ。
僕にはもう経営者やビジネスマン、プレイヤーとしての居場所はもうないなと思った。

今更昔の仕事のやり方には戻れない、戻りたくない。

あくまで僕の中でスナックキャンディというのは社会不適合者のようなやつがどうにこうにか好き勝手にやる店を作る!的なイメージだったけどビジネスとして成り立たせるならそれではダメだ。
知ってる。知ってた。


本題 スナックキャンディ長崎

九州は長崎にもスナックキャンディがある。神崎のり子さんという、なんとも明るくてドジでパワフルなオバ、、お姉さんがママをしている。

おねぇさん!!

先日そこが1周年ということで、出張料理して欲しいと頼まれたのでホイホイと行ってきた。

そこで僕はスナックキャンディ長崎を体験したわけだけど、びっくりするぐらい良いお店だった。ちょっと感動した。

何が良かったのか?

それは
「普通のスナックなところ」
そしてそこにお客さんにはわからない感じでコミュニティとしてのこだわりがある。

同じように北九州にもスナックキャンディがある。そこはまさに完全にスナックで、聞こえ方は悪いけどコミュニティとしてのこだわりはない。
ただ名前がスナックキャンディであるというだけ。
(ちなみになかなかの繁盛店です。)

のり子ママはガチガチの西野亮廣ファンだ。
そんなのり子ママが地元の人間やお客さんを巻き込んで普通のスナックをしてる。

この1年間どれだけ頑張ってきたんだろう。
というのがよく見える。
「普通の店」「普通の飲食店」というが、これを一流ではない人がやるのは無理ゲーに近い。

実は飲食店は今でもビジネスとして
"やること自体は難しくない"
机上の空論であればこうすれば流行る!ということは答えがでてる。
目の前のお客さんの需要を満たし続け、その上で支出と収入を考えれば良いだけだ。

「なんでそんなことができないの?」
と上手く行ってる一流の人はいうだろう。

やることが簡単なのに
ほとんどの人がやり続けられないから
飲食店は難しいと言われるのだ。

長崎キャンディのハイボールは製氷機ではない氷で、炭酸も缶の炭酸で作ってくれる。
ショットバーのクオリティとまではいかないけど、一手間コストをかけたハイボールだ。
飲み放題ででてくるものとしてはめちゃくちゃ上質。
(別に缶のハイボールが悪いとかではないですよ!)

ママが酔ってなければたまにグラスの汗をタオルで拭き取ってくれたりする。
スナックなのだ。
スナックしてる。

出張料理のイベントが終われば、一般のお客さんもやってくる。
若い子もいれば、経営者もいれば、女の子もいる。他愛もない話で盛り上がる。
賛否はあるかもだがカラオケもある。
スナックなのだ。
スナックしてる。

そして避けられないところに、ママにとって良いお客さんばかり来るわけではない。時にはもともと高いわけでもない料金をさらに得してやろうと金にセコい人や、妙齢のオバ、、じゃない、、ママにちょっかうをかけようとする客もいる。
(その時はいなかったけどね)

クッソwww

客商売ってそうなのよ。
繁盛店ってダルい客が必ず来る。
これはもうほぼ逃げられない。
ブランディングすればこない?
いや、そんなことはない。
ブランディングしたならではのダルい客はくる。

繁盛店でストレスがないなんて店はありえない。

僕はそれがもういい加減嫌すぎてどうにか逃げようとした。

でも無理なんよな。
戦場なんよ。
戦場では戦い続けるしかない。
仲間や良いお客さんに助けてもらいながら頑張るしかないのよ。

のり子ママはめちゃくちゃ戦ってる。
そうして戦ってきた結果、とりあえずの形になってきてる。めちゃくちゃ凄い。

普通のスナックとして
そして
コミュニティの場として
その二毛作をゆっくりコツコツ急がずに飛び道具を使わず耕してる。

その時も夜中にお客さんが来て、僕も2時過ぎぐらいまでお店にいた。

とにかくキチンと店を開ける。
お客さんの需要に応える。
これをやり続けられる人も少ない。
しんどいよ。
マジでしんどい。
楽しいだけなわけがない。

スナックキャンディ長崎はこのままやり続ければ一定の長崎の顔になれると思う。

西野亮廣さんをはじめとして、さんざん色んな人に怒られ続けてw
それでも愚直に、スナックキャンディの王道攻略法を初めてやりだしたのがのり子ママなのかもしれないな。

長崎駅から歩ける人にとっては徒歩圏内なので(20分ぐらい)
路面電車なら最寄駅徒歩2分とか。
長崎行く人は是非フラッと寄ってみてね。

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