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おうち英語と現代アートの意外な共通点
こないだ情熱大陸見てたら、現代アーティストが出てたんだよね。
渋谷のハチ公に部屋をかぶせて、一日だけベッドで一休みさせてあげるっていうアート。生誕100年祝いらしい。
その人はシンガポールのマーライオンとか、アメリカのコロンブス像に部屋を被せるアートを世界各地で展開させて、人々をアッと驚かせているみたい。
で、ふと思ったんだけど…
これって、おうち英語に似てない…?
10年コツコツ英語の音声をひたすら毎日1時間流して、
中学入るころには「アレ?なんか意味分かるようになってる…!」ってなって、ママも、子ども自身も、まわりもビックリするっていう。
(実は子どもは大人になるまでちっともビックリしない(笑))
この「人工で不自然に作りました」加減も、現代アートっぽい。
だって、自然じゃないわけでしょ、どう考えたって(笑)
だって、フツーに暮らしてたら、英語なんかどうやったってわかるようにならないんだしさ。
ママががんばって毎日スマホの再生ボタン押すか、GoogleアシスタントとかSiriでも設定して、登園前の8~9時まで毎日自動再生させるか、そこらへんは違いがあるけど、この英語環境は、確実にママが人工的に作り出しているわけよ。(別にパパさんでもいいんだけど)
こんな不自然なことやってる人、他にいる?(笑)
2022年の出生数は80万人弱っていうから、
100人に1人はおうち英語やってそうだから、8000人はいるとして、
8000人のそれぞれの家庭の「現代アート」が今日も繰り広げられてる。
しかも・・・
①日本語はインド・ヨーロッパ語族に属してない
②日本という国は、歴史的に欧米列強を宗主国としていない
ことから、
①日本語は言語的に英語とはかけ離れていて類似点がなさすぎる
②イギリスやアメリカを宗主国とした歴史がないから、英語が支配者の言語として日本に出回っていない
ってわけよ。
つまり、あらゆる観点において、
日本人からもっとも遠い言語である、英語。
それを、本人もあずかり知らぬところで、勝手に幼少期に耳だけでも育て上げちゃおうっていう、壮大なプロジェクトなのが、おうち英語。
これを、現代アートといわずして、何をかいわんや。
毎日再生ボタンを押す母たちは、令和の現代アーティスト。
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