オリジナルのボポモフォ表を作りました
ボポモフォ。注音符号。ㄅㄆㄇㄈ。
これらは主に台湾で使われている発音記号を指す言葉。
一見すると平仮名やカタカナのようだけど、発音は全く異なるし、見れば見るほど暗号のようで「私には一生覚えられる気がしないな…」などと思わず弱音を吐きたくなる。
でも、台湾華語学習者としては、やはり何とかして覚えたくて、あれこれ試行錯誤する日々。
そして気づいたら、オリジナルのボポモフォ表が出来上がっていました…!!
あくまで個人が趣味で作ったものですが、同じ学習者の方に、少しでもお役に立てればと思い、共有します。
ボポモフォを覚える上で、Twitterフォロワーさん達にもお力添えいただきました。ありがとうございます。お陰で一通り覚えることができました。
このボポモフォ表、覚えやすくするための工夫がいくつか仕掛けてありますので、良ければ参考にご覧ください。
似ている漢字に当てはめて視覚的に覚える
目指すは平仮名からの脱却
「ㄝㄘㄑㄟ」は平仮名「せちくへ」に、「ㄒㄚ」は英語「T Y」、「ㄙㄡㄨ」はカタカナ「ムヌメ」と無意識に脳内で変換してしまい、一見して区別がつきません。これは複数の文字を操る日本人特有の悩ましい問題。
この「他の言語に見えること」が、ボポモフォを覚える際に最も障壁になっている気がします。
逆に日本人にとって、他の国にはないアドバンテージは、既にたくさんの漢字を知っていること。
それなら、まるで漢字の部首を覚えるように、ボポモフォを漢字の一部に置き換えたら覚えやすいのでは!?と思い、形が似ている漢字に全て置き換えてみました。漢字はできるだけ初級レベルをチョイスしました。
※本来の注音符号の由来と、ここに載せた漢字は全く関係ありません。私が覚えやすいようにこじつけたものです。
漢字とボポモフォを結びつけて記憶を定着させて、最終的に平仮名など他の言語が頭に浮かぶ前に漢字を思い出せるようにする、これが日本人におけるボポモフォマスターへの近道だと思います。
もちろんここに載せた資料はあくまで一例なので、もしこの他に自分なりに覚えやすい漢字やイラストなどがあれば、それで良いと思います。
キーボード配列に合わせた配置
市販しているボポモフォ表の多くは、ㄅㄆㄇㄈ…と横列の順に配置されています。
しかし、スマホやパソコンのキーボードは縦列配置。個人的には、縦列配置の方がしっくりとくるため、キーボードの配列に合わせました。
漢字のルビ(ボポモフォ・ピンイン)を上下に配置
漢字のルビとしてボポモフォを記載するとき、一般的には縦書きが多いです。
しかし、横書きのピンインを併記したときに、縦と横が混在すると、初心者にとっては一見わかりにくいため、ボポモフォも横書きにしました。
ボポモフォとピンインを上下に配置することで、一見して比較しやすくしました。
以上になります。
最後に。
大陸の中国語(簡体字)に比べて、台湾華語の教材はまだまだ少ないです。故に、日本人は簡体字からスタートする人が多いのではないでしょうか。
個人的にはもっと多くの日本人に台湾華語に興味を持ってもらい、学習者が増えたら良いなぁと思っています。
ボポモフォを覚えれば、台湾華語の世界がもっと楽しくなるはず。
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