ショートショート:『流星群』
男は流れ星が好きだった。
今日は流星群が観れるらしい。
望遠鏡を持って、いつもの山に登る。
覗いてみるが何も見えない。
今日はダメな日か
そんなことを考えていると、流れ星が見えた
しかも一度にたくさんだ。
男の気持ちも高まった。
やった!山に来た甲斐があったぞ!
しかもあんなにたくさんの、、
男はふと思った
流れてる時間が異様に長い。
長すぎる。
もう最初の流れ星を見つけてから1分は経とうとしてるのにまだ消えない
しかもすごい数だ。
どういうことだ?
男は混乱した。
「そうだ!望遠鏡!」
男は再度覗き込んだ。
その瞬間、男は驚愕した
人の形をしている星だ。
いや、星というより人魂だ。
悲しい顔を浮かべながら空に向かって伸びている。
男は望遠鏡から目を離せなくなっていた。
すると、そのうちの一つに見覚えがある。
あれは、、、俺??
間違いない。俺の顔だ。
どういうことだ?なんで?
俺の顔がながr...
そう考えたと同時に眩しい光が男を包んだ。
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どこかのニュース番組でキャスターは話す。
「××国に核攻撃が突如行われました。これが第三次世界大戦の口火となるのではと、各国の緊張感はピークに達しています。」
彼女は言った
「物騒ね。嫌だわ。」
彼女その言葉を聞いて、彼氏はラジオを切った
「そんな暗い話を聞かせて悪かった。さぁ、天体観測の続きをしよう。今日は流星群が見えるそうだぞ。ほら、あんなに、、」
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