絵本 おおきな木
絵本「おおきな木」
綺麗な緑色の絵本
村上春樹さんの訳ということで
手に取り読み進めると…
内容が実に深くて感動しました
ぼうやが、
少年からおじいさんになるまでのリアル…
そのリアルの中で、
相思相愛だった「おおきな木」が
ぼうやに与える
忘己利他の無償の愛♡
ぼうやは、
長い時間が経過して
昔のように遊べなくなっても
「おおきな木」に会いにきます
『こころがかなしすぎる』とき
『ずいぶんつかれてしまった』ときも…
私達もそんな時には
昔好きだった物やお気に入りに
触れてみるのが
よいのかもしれません
そして泣き言を言ってみる
忙殺される日々に
忘れてしまっている本当の自分
子供の頃好きだったもの
学生時代熱中したもの
是非思い出してみて欲しい
「しあわせにおなりなさい」
そういって自分の持っているものを
沢山あげられる、大きな木が羨ましくもあります
『それで木はしあわせでした』
そんなふうに思えるのは
しっかりと地に根をはっているから…
⭐︎⭐︎⭐︎タロットカード⭐︎⭐︎⭐︎
大アルカナ【世界】
大アルカナ【0愚者】から始まり最後の22枚目である【21世界】のカードは、多くを学び順風満帆も艱難辛苦も乗り越えた完成形です。
偏見のない広い視野と受容性…
そして、キーワードのひとつとして原点回帰があります。
「もうなにものこっていない」
「もうなにもひつようとしない」
今回は、大きな木とぼうやの関係性…
絵本からのメッセージを、シンプルながらも
とても壮大に感じました。
この絵本はきっと読む度にカードのイメージが変わることでしょう。
ちいさなぼうやにとって安心安全基地だった
「大きな木」は、大人になったぼうやにも
変わらず安らぎの場所
長い時間が経過しても
心の拠り所となる
切り株が欲しくもあり…
誰かの切り株になりたいものです