かめ印の小麦粉で ディアマンくるみ
福岡県八女市の田中製粉さんの "かめ印特上薄力粉" を使用して粉の味をダイレクトに感じられるシンプルなクッキーを作ってみました。
その名も『ディアマン』フランス語で”ダイアモンド”
まわりにグラニュー糖をつけていて、キラキラとしています。見た目もきれい。食感としてくるみを入れてみました。
薄力粉もいろんな種類があり、産地やたんぱくや灰分の含有量、で味わいが違ってきます。
粉自体の持っている特質や味わいが小麦粉を多く使うお菓子にはとても重要なポイントとなってきます。
今回は割合として粉がいちばん多く入るクッキーで粉自体の味わいを確かめてみることにします。
この粉は粉の引き目がきめ細かく、ふるうのも一般的なものより時間がかかります。細かくしっとりとしているのでふるいを通りづらいのです。
作っているときはこのことに驚きました。
感想。作って食べてみて。
バターと粉の割合からするより、粉がきめ細かいのでしっかりと水分や油分を粉が吸っている。成形しやすい生地となっている印象。
粉自体の風味が塩味を感じるというわけではないのですが、味がしっかりしていて、甘いという印象ではなく味がしっかりとしている。
食べ口もしっかりとしている。軽くはなく、しっかりとしていて噛むと細かく砕けていく。
なんとなくですが、オレンジのピールを合わせてもおいしそう。味わいがしっかりとしているのでピールの味わいや食感にも負けない生地となっていいバランスになりそう。。。
今回は粉の味を確かめてみるためにシンプルなディアマンにして分厚くしてしまいましたが、
薄くのして型抜きして、オレンジピールや表皮を練りこんでシンプルなクッキーにして、薄くのしても保形性もあり、存在感のあるしっかりとした食感と風味を活かしてみたい。タルトの生地としても合いそうだなぁ。。。
想像が膨らみますね☆
やはり何度か使ってみて、食べてみて、考えてみないと適正な用途って難しいなぁって思います。
薄力粉といっても本当にたくさんの種類があって、触れて作っていく中で分かってくるもの。
有名店のお菓子レシピは本やネットでたくさん見て試せるようになっているけれど、使う材料ひとつで味わいが全く変わってくる。もちろん工程でももっともっと変わってくる。同じものを作ることってできないのではないかな。と思ってしまうほど。
素材あってこそのお菓子だと思うので、まずは身近でおいしい素材を育てている方から、工程や思いが見えるものを。
作りたいものからの素材集めではなく、素材に出会ってからその味わいを活かして、思考して作っていくお菓子も大切で、思ってもみないものがそこからうまれてくるのかもしれません。
おいしいも安全も安心も大事。
作っている方の思いや工程を知ることもとても大事。理解を深めるともっととっても面白くなっていきそうです。
色々と考える機会となり、とても楽しい試作となりました!
田中製粉さんのかめ印の小麦粉はオンラインショップでも買えるみたいなのでぜひ。
他にもオンラインで製菓材料を販売しているcottaさんでも買えます!
cottaさんは材料も型も道具もいろいろあるのでとってもおすすめです!
お菓子作り好きな方は覗いてみてください☆