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キラーナマケモノとミザリーの感想

キラーナマケモノ、とってもB級で面白かった。
密猟もダメなんだけど、密猟されたナマケモノを店から盗むのも大問題。この時点で主人公が好きになれない。

もうちょっと寮のことや寮長のことを説明してよ!よくわからないけど、寮長になりたい2人の選挙戦ね。とざっくりとした把握をする。

インターネットをするナマケモノ、水着を着るナマケモノ、ビールを飲むナマケモノ、人が車に撥ねられるように画策するナマケモノ、車を運転するナマケモノ、SNSを運用するナマケモノ、自撮りするナマケモノ……さまざまな姿が見られます。
ぬいぐるみっぽく見えるから、反撃にあうシーンもそんなに痛くなさそう。リアルだったらナマケモノをいじめないで!(殺人ナマケモノだけど)となってしまうから、これはあり。

ナマケモノがムカつく奴全員殺す、という精神はウェルカムなんだけど、ナマケモノを手にした主人公が1ミリも痛い目に遭ってないことが腑に落ちない。
あなたが元凶なんだから痛い目に遭ってくれよ、と思ってしまった。一番可哀想なの、正しいことをしようとしたあの親友……

動物の密猟禁止、動物の生態系が脅かされない世界をつくっていこう。
そんな映画。

そして、ミザリーは圧倒的に原作が面白い。
ポールが味わった苦痛や屈辱、悔しさが半減されてしまっていたのが残念。(酷い目にあって欲しいわけじゃないけど)絶望したり、まだ死なないぞとじぶんを奮い立たせたり、ペンギンの置物を窓にぶん投げたりが見たかった。

もっとアニーのヤバさを感じたかった。
終始小綺麗な格好で、イメージと違った。お風呂に入れず、着替えもしてなさそうな、そういう描写だったからこれからアニーがおかしくなっていくのかな?と思ったけど、そんなことはなかった。

原作のハラハラドキドキがなかったんだよな…濯ぎ洗いのシーンが見たかった。
ミザリーの原稿も燃やしてしまうし。映画のアニーはポールを殺すようにはどうしても見えなかった。
もっとアニーにはピリピリとして、こっちが観るのをやめようと思うくらい怒り散らして欲しかった。

映画ミザリーが悪いのではなく、原作ミザリーが良すぎる。
早くシャイニングも読んで映画との比較がしたい。映画シャイニング、かなり好きなんだけどこの感想がどう変わるのか。

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