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2018年のわたしを2023年のわたしが抱きしめる

2018年6月、たった一つの出来事を愚痴りたいがために、はてなブログを開設していた。

今日まで忘れていたはてなブログの存在を思い出したのは、こうしてnoteを更新するようになったからだろう。

何を書いていたかは覚えていた。
でもパスワードは覚えていなかったので、パスワードの再発行をしてログインをした。

そこには2件の日記が残っていた。

書いていたのをすっかり忘れていた、ひとり旅行が楽しかったという日記と、納得していない出来事の日記。
そのどちらも、後者は特に言葉がとげとげして、鬱々としていた。

5年前のわたしは心の余裕がなかったようだ。
その日記には、金銭的にも色々と我慢をしていることが書いてあった。

何年か分の不満が静かに綴られている。
書いてある内容はとても暗い。
その時のどうしようもない感情を思い出して泣きそうになった。
言葉選びは丁寧なのに、自分自身を傷つけてしまいそうな危うさと鋭さがあった。

その時の自分にしか書けないものを感じた。
出来事自体はきっと特別ではないけれど、切実な思いが詰まっていた。
書き殴りとは違う、勢いがあった。

日記内では祖父母についても、少しだけ触れていた。
そうか、5年前は生きていたのか。そんなことも忘れてしまっていた。

あの日書いていた出来事の根本的解決はしていないけれど、この5年間のどこかで折り合いをつけていたらしい。

2018年6月のじぶんを抱き締めたいと思った。
でも、それはできないからこうしてnoteに書いている。

大丈夫だよ、過去のわたし。
未来のわたしがなんとかしてくれる。

noteを続ける意味が分かった気がする。
読み返して楽しむんだ。タイムカプセルなんだ。

過去のじぶんに会って、自分なりのnoteの答えを見つけられた。

しょうがないと言い聞かせながら納得できないで、どうにもならない気持ちをはてなブログに置いたわたしはいま場所を移し、いつかジンを作るためにnoteを書いている。


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