家の中で響く謎の音の正体
王将の餃子を母と食べる19時、家のどこかからビッ!と電子音が鳴る。
結構な音量で、イラッとする音だ。
音の出どころがいまいち分からない。炊飯器なのか、風呂場なのか、掃除機なのか、インターフォンなのか。
どこかな?などと話していると、またビッ!と主張する音。
電子音であるのは間違いない。家電が不調を訴えているのか。
うるさいな、と思いつつ餃子を食べる。
ビッ!とまた鳴る。
最近、給湯器を変えたからそれじゃない?と言ったら、母が給湯器の説明書を開いて「故障かな?と思ったら」のページを読んでいる。
その間にも鳴る不快な電子音。
母だけに調べ物をさせているのは気が引けるので、「家の中 ビッ 音がする」で検索してみた。
出てくるわけがないけど、とりあえずわたしも協力していますよ。というポーズを取るのが大事だ。
なんと、「家の中 ビッ 音がする」で出てきた。
表題はピッだが、部屋から響く謎の電子音に関する記事。
そんなことってある?と思いながらクリックすると、火災報知器の電池切れの音とのこと。
「あったよ!火災報知器だって!」
目の前に母はいるのに、つい声がおきくなってしまった。
すぐに廊下に出て火災報知器の位置を確認する。
その瞬間に、ビッ!
ここか!存在を完全に忘れていた火災報知器が「わたしはここにいます」と主張している。
母に椅子を押さえてもらいながら、そっと火災報知器のフタを外した。
この火災報知器が大きな音を立てることなく、寿命を迎えたのは幸せなことだ。
感謝しつつ、電池を変えて元の場所に戻した。
この記事を書いてくださった方、ありがとうございます。
これがなかったら、大森家は謎の電子音に悩まされノイローゼになるところでした。