新たな言葉の侵入を許した！

さっむいなーと思いながら信号を渡っていたら、小学生の女の子とお母さんが自転車をこいでいた。

「グレーのさ、なんとかかんとか！」

女の子がお母さんに何か話している。
グレーのなにか。

グレー、グレー。

灰色、ねずみいろ。

わたしたちはいつから灰色のことをグレーと呼んでいるだろう。
わたしが小学生の頃はまだ灰色だった気がする。グレー、と言えばGLAYを思い浮かべるくらいのレベル。

ねずみいろとはさすがに呼ばなかったけれど、もしかするとクレヨンには「ねずみいろ」という表記があったかもしれない。

そしてもう一つ。

ブラウン。

ブラウンもいつの間にか浸透した。
今はあまり茶色、とは言わない気がする。茶髪、はまだ言うかな。どうだろう。

グレーとブラウンはわたしたちの生活にいつの間にか侵入していた。
たぶん、最初の頃は「グレー」も「ブラウン」も恥ずかしくて言いにくかったと思う。かっこつけてさ、なんて斜に構えてすらいた気がしてくる。
でも、わたしも今では「グレー」だし、「ブラウン」だ。

スマホを持ち出した頃、クセでまだ「ケータイ」と言い「写メ送って」と言っては「あぁ、ケータイじゃなくてスマホだし。写メってなんだよ、もう」と思っていたが、今では「あとで撮ったやつラインしてー」と言えている。（でもラインだと画質が悪くなるからエアドロの方が喜ばれるらしいね）

言葉もマインドも生活習慣も日々アップデートしていきたい所存。