経口腸管洗浄剤を飲む苦行(大腸内視鏡検査しました)
大腸内視鏡検査のため、朝6時に起床して腸内のものを全て出すための薬剤を飲んだ。
錠剤であればどれだけよかったことでしょう。今回わたしが飲んだのはサルプレップというもので、ペットボトルに入った液体だった。
薬であるから、美味しいわけがない。
口に含んだ瞬間は何の問題もないのに、飲み込もうとした瞬間に濃い苦味がくる。レモン風味、とあるが苦すぎるレモンの味。
ギュッ!と苦味が喉を押し上げてくる。
レモンサワーの原液を飲んでる感じ、という感想をXで見たがそうかもしれない。わたしは下戸なので、レモンサワーの原液もレモンサワーも飲んだことはないが言いたいことはわかる。苦いんだ。匂いが消毒液に似ていた。
480ミリ×2の薬剤をコップ1杯ずつ、計8回に分けて5分以上かけて飲む。
コップ1杯の薬剤に対して、2杯の水を飲む。
これが1杯2杯法というらしい。
つまり、わたしは約3リットルの水と薬剤を腹を下しつつ飲んだ。
飲んで数分後に腹痛、トレイに行く。また飲む、トイレ、飲む、トイレ。
この繰り返しが10時まで続いた。
朝6時に起き、4時間に渡り苦い薬を飲んで腹を下す。
後半はもうシャワーのように勢い良く出た。
薬剤が不味すぎて、飲むのが本当に嫌になる。
コップ1杯の苦さの権化と言っても過言ではない薬剤を5分以上かけてちびちび飲まないといけないのが最悪だ。
一気に飲み干して水でお口直しができれば良いのだが、それが許されない。
ちびちびと何度も苦い薬剤を飲み、水を飲む。
悪いことをしていないのに、なんでこんなに辛い目に遭わないといけないのだろうと苛立ちすら感じていた。
辛いのは経口腸管洗浄剤を飲んでお腹の中を空っぽにすることだけだった。
内視鏡を入れられるのも痛くて「痛いです!痛い!痛い!」とかなり大きい声を出したが、鎮痛剤が効くとその後の記憶はない。
結果はすぐに分かり、なんともないとのこと。
なんともないのはとっても良いのだが、こんなにしんどい思いをしたのに何もないんかい!という気持ちもある。でも、本当に何もなくて良かった。健康が一番。
絶食をして20時間、検査後の食事は消化が良いものをおすすめします。と言われたが、ガン無視してマックを食べた。
大腸検査を受けられる方、ニフレックよりもサルプレップをおすすめします。
ニフレックは粉を水で溶かして飲むので、うまく溶かせないと濃い薄いが発生してしんどくなります。
サルプレップであればすでに液体なので、濃さは一定。ずーっと苦い。
苦くて不味いのはニフレックもサルプレップも同じだけど、飲みやすさを重視するならサルプレップです。
大腸検査をする方に届いてくれ、この思い。