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愛にできることはまだあるかい〜後編〜

こんばんは。
jeweriです。

愛にできることはまだあるかい〜前編〜からの続きとなります。

(ただの熱い母のお話)
良かったらお付き合いください。


くじ引きで決まった順に合唱が始まるのですが、息子のクラスはいちばん最後。これが吉と出るか凶と出るか。

1番目のクラスは4組。
課題曲「翼をください」
自由曲「愛をこめて花束を」

トップだし、さぞかし緊張したであろうに。
あ、こりゃ負けたわ、降参!
って思ったくらい。
(まだ息子の合唱、聴いてないのに。)
初っ端からしっかり声が出ていて、力強くてさすがに上手なんですよ。
えっ、なんなの?これ、めちゃレベル高くなってる、1年の頃とは雲泥の差で上達している。

初っ端からウルウルウルウル…˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓︎˂̣̣̥ )‧º·˚
泣くのまだ早いって!(自分に言い聞かせる)

次は3組
課題曲「翼をください」
自由曲「栄光の架橋」

あー、息子が言ってたのこれか〜確かにね~!すごいわ〜感動する、栄光の架橋、あんなことこんなことが思い出されたりしてとにかく感動する…感動が押し寄せる…

ウルウル通り越して涙つつつー。
慌てて涙拭く。これの繰り返し。

私、我が子のクラス以外の合唱ももちろん素晴らしいから全部動画に収めておきたくて撮っていたんですが、最初から最後まで泣きながら撮影することになるとはね。

次、1組
課題曲「翼をください」
自由曲「瞬き」

また難しく、そして繊細で素晴らしい曲選んだもんだなと。そう、back numberの名曲ですよね。これもすごくグッときてしまった。優しい歌声が心に刺さって、この時点でちょっと放心状態。

熱い母ゆえ、心動かされすぎて放心状態。
ま、周りみんな泣いてましたけどね。そりゃそうだよね〜控えめに言っても素晴らしすぎるんだから。

そしていよいよ2組。
我が子のクラスです。
歌う前から泣くなよ、自分!と必死に律しながら。
落ち着いてね、落ち着いて…って、私が落ち着け~。

課題曲「翼をください」
自由曲「愛にできることはまだあるかい」

翼をくださいの歌い出しから…
あ、この子達もしかして、勝利を確信して歌ってる?
たぶん聴いているみんなはこの違いを感じたんじゃないかと思います。

堂々と自信に満ちた姿勢とやや余裕さえ感じる表情、歌声に感心してしまう。そう言えば、歌っている時の姿勢や表情まで審査に関わってくるからと息子が言っていたなぁ。そしていよいよあれだ、難しい難しいって言いながら頑張ってきたあれだ。

「愛にできることはまだあるかい」が始まった。

2年2組
「愛にできることはまだあるかい」

一言で言って、圧巻の仕上がりでした。
すっかり声変わりした男子達の低く力強い声と、女子の優しく美しい歌声のハーモニー、その一体感が素晴らしくて…
ブラボー!!!!!
スタンディングオベーション!!したいけどできないから心の中でやった。 
思わず隣に座るママ友と、「上手…」をハモったくらい。こんなに上手になってたとは…これは想像を遥かに超えていた。鳥肌が収まらなかった。我が子だから贔屓目に見てるけど、客観的に見たとしてもね、これはもううまく行きすぎてた。

だから息子は私を見つけたとき満面の笑みでアイコンタクトしたんだ。
「大丈夫、最優秀賞、取るからね!」ってことだったんだってこの時分かった気がしました。


結果は見事、息子のクラスである2組が最優秀賞を受賞しました。

全クラスが甲乙つけがたいほどの仕上がりだったのは言うまでもなく、そんな中での僅差での最優秀賞だったんじゃないかと思います。生徒達も担任の先生も格別の喜びに包まれていて担任の先生は男泣きし、私達保護者も喜びの涙がまた溢れました。

声を上げて喜んでいる生徒達、悔しさのあまり泣いている生徒達。

ここまで来るのにいろんなドラマがありました。練習をめぐって担任とぶつかり少し険悪な空気になった日もあったと息子が話してくれました。練習できる期間も短いから、どうやったらみんながひとつになれるのか、焦りもあっただろうし本当に毎日大変だったと思います。

そういうプロセスを踏んで掴み取った最優秀賞だから、この成功体験は全員の心に深く刻まれたし、親である私達は頑張った全ての子供達のことを誇りに思う、そんな幸せな時間を過ごさせてもらいました。

「愛にできることはまだあるかい」この曲を聴く度に、これからも私は胸を熱くすることができます。これは担任の先生も同じこと言ってたなぁ…

考えてみると、いろんなことにとても熱い校風だな。私も熱くて感動しぃだけど。子供達のこととなると本当に涙もろくて、一緒になって熱くなってしまいます。

この10月は様々な学校行事があって、毎回彼らの真剣さに心打たれてきました。誰ひとりへこたれることなく、みんながひとつになれるなんてそうそうできることじゃない。

中学生という短い3年間は、勉強も部活も本当にハードで、考えられないくらいに忙しくなったけれど、息子は仲間と共に、1日1日かけがえのない日々を過ごしているんだなぁということをすごく感じた10月でした。

長い記事を読んでいただきありがとうございました。


Happy Halloween🎃

Trick or Treat🎃


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