「楽しいこと」と「しんどいこと」はセットでやってくる
「自分にとって都合のいいものばかりを欲しがって、
嫌なものを受取拒否してると、何も入ってこない。
全部まるごと引き受ける覚悟が大切」
という話をよく聞きますが、本当にそうだと思います。
しんどいことも笑って受け入れてこその、歓びのご褒美。
子育てを始めてみて、特に強く思うようになりました。
だって、
「子どもかわいいいいいい!」
っていうだけじゃ、いられないですもの。
面倒くさいこと、
しんどいこと、
大変なこと、
いっぱいありますよ。
でも、それ、全部セットでやって来るものなのです。
子どもの笑ってくれた時の嬉しさも、
子どもの寝顔を眺められる歓びも、
子どもが自分の腕の中で眠ってくれる至福も、
子どものオムツ替えをする大変さと
子どもの夜泣きで起こされるしんどさと、
子どもが泣き止まない時の不安と、
全部、セットでやって来ます。
どちらか片方だけ、単品でオーダーすることは、
どうやらできないようなのです。
そして・・・・
そのうち、大切なことに気付くのです。
結局のところ、その大変さやしんどさすらも、
「体験」という名の、かけがえのないギフトだってことに。
勝手に「楽しいこと」と「しんどいこと」に分けてるのは、
他でもない自分自身なんだということに。
ハッピーエンドの部分しか書かれていない小説や、
サビしか歌われない歌や、
メインディッシュしかない食事に、
深みが生まれないように。
全部、まるごとひっくるめて、
「自分の人生」というふうに思えたら、
全ての出来事が「歓び」に変わっていくんじゃないでしょうか。
それを、子どもに教えられたような気がします。