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僕がシェアハウスを運営する理由

そういえば、たまに聞かれるから正直にカミングアウトしておきますと・・・・

シェアハウス事業(たくまりここはうす)は、
2018年の1年間で、約30万円の「赤字」でした。
 
単純に、住んでいる家族から家賃・水道光熱費としてもらったお金と、
自分が管理会社に支払っている家賃および水道光熱費との差額だけで見て、
それです。
 
それ以外にも、家の設備の管理維持費とか、
消耗品の購入とか、そういう経費が掛かっていますから、
もうちょい赤字は大きくなる計算にはなります。



まぁ、僕の場合は、
シェアハウス事業で利益を出そうとは、
最初から思っていないところがあり、
家賃設定もかなり低めにしてありますから・・・・
 
そもそも、「黒字」にするのは、かなり難しい状況です。
 
たくまりこを除いて最大9人が入居できる家で、
8人埋まってプラマイゼロですもん笑。
 
2人空きが出たら、即赤字!
1人あたりの家賃を考えたら、
赤字の額もかなりデカイのが容易に予想できますでしょ笑
 
そんなシビアな状態で運営しています笑
 
(家賃が1人あたり63,000円というところから、
色々推測してみていただいてOKですよ)



「じゃあ、家賃を上げればいいんじゃないか」
というご意見もあるかとは思いますが・・・・
 
勿論それはそれで大事な施策なんでしょうけどね。
 
ただ、シェアハウスを運営していると・・・・
 
「そういうことじゃない」んだなっていうのが、
よーく、身に染みて分かってきます。






ビジネス交流会的なところに行って、
シェアハウス運営の話をすると、
大体、二言目には、
 
「儲かるんですか?」
 
と聞かれます。
(そういう質問しか出てこないのも、
僕がビジネス交流会を嫌いな理由のひとつかも)


そして僕は毎回、
 
「儲からないですよ笑」
 
と答えます。


勿論、シェアハウスにもよりますし、
運営者にもよりますし、
コンセプトにもよりますし、
やりようにもよりますので・・・・
 
一概に、儲からないと言い切れない部分はあるとは思いますが。


それでもやはり僕は、
 
「シェアハウス事業はお金(利益)のためにやるもんじゃない」
 
と、すごく強く思います。



シェアハウス事業だけで、
そこそこの金額(妻と子を安定して養っていけるくらいの)
を稼ごうと思ったら・・・・
 
ハードルが高すぎます笑
 
不可能ではないでしょうし、
おそらくそれをできている人もいるでしょうけれども、
それ、相当大変ですよ・・・・
 
「シェアハウスが好きで好きでしょうがない!」
みたいな人じゃない限り、絶対に無理ですよ笑


シェアハウス運営なんて、
「事業」として、「ビジネス」としてやろうと思ったら、
メンドクサイことばっかりですもん!笑
 
そこをモチベーションにしてたら、
間違いなく、すーぐイヤになっちゃいますわ笑
 
人間関係とか、人間関係とか、人間関係とか、
もう、メンドクサイことばっかり!!笑
 
絶対に辞めた方がいいです笑
こんな、費用対効果の薄い、
ただの苦行のようなビジネスに手を出すのは・・・・!!









でも、それでもなお。
 
僕は、これからもずっと、
シェアハウスの運営を続けていきたいと思っています。
 
今ある高円寺のたくまりここはうすがなくなったとしても、
また場所を変え、物件を変え、再開します。
 
そして、少なくとも今は、
「一生シェアハウスで暮らしていきたい」
と思っているくらいです。




「シェアハウス」って、「ビジネス」じゃないのです。


「ビジネス」だったら、お金が儲からない、
利益の出ないビジネスモデルなんて、その時点でダメです。
続ける価値はないかもしれません。
 
でも、「シェアハウス」は「ビジネス」じゃありません。





「シェアハウスを運営すること」というのは、
「生きることそのもの」です。





人と一緒に、手を取り合って、日常を過ごす。
 
自分以外の価値観に触れ、自分を育て、
頼ることを知り、協力することを知り、
自分が世界と繋がっていることを実感する。
 
「ひとりじゃない」ということを知る。
 
自分が自分らしく生きるための、自分自身の姿を、
一緒に暮らす人たちを通して知る。


そういうものだと、感じています。




僕は、何度も書いてますが、
シェアハウスに引っ越してきて、人生が変わりました。
 
今のこの家に引っ越してきてなかったら、
今僕が持っているものは、何ひとつ無かったかもしれません。
 
僕は、ここに来て、初めて、
「自分を生きる」ということを知りました。



そして、「自分を生きる」ということとは、
1度知ったらそれで終わりというものではなく、
生きる限り「続けていく」ことです。
 
これがね、とても難しいんですよね・・・・!!
 
毎日ちゃんと練習しないと、実践しないと、
どんどん衰えていってしまうものです。
 
だからこそ、シェアハウスに住み続け、
常に「人と一緒」に暮らし、彼ら彼女らと、
本音の自己開示と愛からのフィードバックを重ねることで、
毎日、自分自身の純度を高めていくのです。







僕が、僕を生きるために、大切な場所。
 
それが、この場所、シェアハウス。
 
その場所を得るために、僕はいくらだって投資するべき。
 
自分が、自分らしく生きられることの価値を考えたら、
お金に換えられないものですもの。
 
お金で手に入るなら、
それがいくらであろうと、きっと安いものですもの。



・・・・というようなものを・・・・



「シェアハウス運営」という、「事業」の形を取って、
「一緒に住む家族たちにお金をいただきながらおこなう」
ということができているのです。
 
これを、幸せと言わずに何と言いましょうか?



一緒に住んでくれる家族たちのおかげで、
 
「年間30万円程度の支出で済んでいる」
 
とすら言えるのです。
 
こんなに、ありがたいことはありません。


だから、そのささやかなお返しとして、僕(とまりこ)は、
この場所を継続させるための面倒な事務雑務をやったり、
家族たちにとっても、
自分らしく生きることを学ぶ環境を作れるよう取り計らったり、
そういうことをやらせていただいているのです。
 
家族たちが心から必要と言うものならば何でも買うし、
家族たちが本当に自分らしく生きるために、
協力できることがあれば何でもしようと思うし、
 
僕がここに住んで、そうであったように、
沢山の気付きを、得られるようにしてあげたい。
 
そんなふうに思っています。



そんな気持ちで、シェアハウスを運営していると、
本当に毎日、幸せな気持ちしかないですよ。
 
時々起きるイライラや腹立たしい感情も、
それらもぜーんぶひっくるめて、
僕が僕の人生を生きるための必要経費みたいなもんですもん。
 
嬉しいことばかりじゃないけれども、
後悔することはひとつもありません。




というわけで・・・・
 
 
ただ最初は、
 
「シェアハウス事業は儲からないから、
生半可な気持ちで手を出さない方が良いですよ」
 
みたいな話にしようかと思っていたんですが、
書いてたらなんか想いが溢れてきてしまいました笑



一緒に住んでくれている家族のみんなには、本当に感謝だなぁ。
 
今年は、去年よりももっと、
何か新しいこと、みんなのためにできること、
探していこうと思います。
 
 
 
#たくまりここはうす
#いつか自分の家族を作る練習をする場所
 
#文化も価値観も考え方も違う他人
#同じ日本語を喋る日本人同士でもこんなにも違うんだ
 
#いつか結婚して家族を作りたいなら
#その相手は同じ日本人であっても外国人みたいなもの
 
#コミュニケーションの取り方って難しいんだ
 
#だからシェアハウスで一緒に暮らして学ぼう
#自分も他人も幸せにできる自分の在り方を
 
 
 
#ちなみに現在の空き状況
#女子の4人部屋に1人分
#あと卒業決まっている家族が2人いるので
#3月から女子4人部屋がもう1人と男子2人部屋の1人が空きます
 
#新しい家族はどんな人かな
#その人を迎えてこの家はまたどんなふうに変わるのかな
#楽しみだな
#見学いつでも歓迎ですよ

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