ever free② ~勝手に建物紹介。
私が25年くらい追い続け、とらわれ続けている【hide】への想いを消化したいがために書く文章です。
◆前回のお話『ever free①』
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はじめての。
2000年7月20日。20歳になる夏。
横須賀に【hide MUSEUM】がOPENした。
私はオープンの翌週に、初めて完成したミュージアムに行った。
知り合いは誰もいなく、誘いもしなかった。なんとなく一人で行きたい気分だったのかもしれない。
はじめてのhideMUSEUM。
敷地内には、3つの建物があった。
① hide MUSEUM
まずメインは【hideMUSEUM】だ。hideにまつわるものが展示されてる。
階段をのぼって、2階が入口だ。
中に入るとすぐに、hideがライブで着ていた色とりどりの衣装や小道具、何本ものギターがディスプレイされていた。
わああ・・・わあああ・・・!!と本当に声が出て、興奮はMAXになる。
興奮MAXフロアの奥には別の扉があった。
そこを開けると今度は、hideの私物の数々がガラス越しにぎゅうぎゅうに展示されている。
読んでいた書籍、CD、レコード、カセットテープ!!目玉やドクロのアクセサリーや、手書きの歌詞ノートや、友達宛ての年賀状まで!!
お宝に次ぐお宝が詰まっていて、初めて見た時は時間が足りないくらいだった。
ファンにとっては某ランドよりも夢の国だ。
すでに最初の部屋でMAXいってる興奮はメーターぶっ壊す勢いで振り切ってくる。
楽しい・・可愛い・・かっこいい・・
つらい・・
なぜhide・・居ない・・
そしてひとしきり泣く。
みんな、別に泣くのが好きなわけじゃないけど、急にいなくなっちゃったスーパースターへの想いは、泣いて叫んで解消するか、病んでいくしかないと思ってた。
あと、見どころの一つがトイレ。
派手・・というかSFの世界みたい。
真っ暗な中にブラックライトとネオンっていう、中二病の憧れを満たしてくれるいいトイレだった。
自分ちのトイレの明かりもブラックライトにしたいと思ってたもんな〜〜。
② Cafe Le Psynece(カフェ・ラ・サイエンス)
仲間内では、【カフェラ】って呼んでた。
カフェ、と名がついているので、普段はカフェを営業しているが、ライブやDJイベントなどがあると、カフェからライブハウスに様変わりする、一番お気に入りの場所だった。
①のMUSEUMは入場料がかかるので年に数回しか入らなかったけど(ごめんなさい)、カフェはほんとウザいくらいに入り浸ってた。
ミュージアムから片道2時間はかかる場所に住んでいながら、多い時は週2で横須賀へ行った。社会人なりたてで給料も多くなかったけど、取り憑かれたように通ってた。
なんていうのか、居場所だと思ってたんだろう。依存とも言える。スタッフとも顔見知りになって、さらに居心地のいい場所になってた。
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カフェは、食事メニューも充実してた。今となってはこの場所について語る人はほとんどいないと思うので、自分の思い出メモとして残しておくけど、hideが好きだった(ホントか?)海軍カレーとか、あずきピザってのもあったなー!チーズとあずきのハーモニーが・・合わないと思いきや美味しかったんだよなあ。
途中からは「シェフ」と呼ばれる方も厨房へ入られて。シェフの作るパスタ系も美味しかったなー。カルボナーラとか、ペンネアラビアータとか。
カクテルの味や種類もここで覚えたような・・。hideの作品にちなんだ名前がついてて、hideに関係あるってだけで嬉しくて飲んでた。
ミュージアムが無くなってからは公式イベントもほぼ行ってないけど、今でもきっとイベントがあるとhideにちなんだカクテル出てるんだろうな。
③ LEMONeD SHOP(レモネードショップ)
hideが生前、プロデュースしていたブランドのショップ。
もともとは表参道に店があったけどいまは閉店してしまった。ミュージアムがあった時代はミュージアム敷地内にショップが置かれてて、イベントがあると限定グッズが発売されたりしてたな~。
hideがデザインに関わってない商品だったから個人的にはそこまでオタク魂が燃えなくて買い漁ったりはしなかった。サイコベア(hideがデザインしたクマ)のストラップだけはコレクションしてて、今も何個か家にある。
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