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昭和大学リカレントカレッジ2023秋 報告

CancerXでは、昨年に引き続き昭和大学リカレントカレッジにて講座を開きました。

講座の目的は、昨年同様「がんと言われても動揺しない、よりよい社会を目指すための心得や必要知識、組織論を取得する。」というものです。

昭和大学リカレントカレッジの案内より

今年の講師は、糟谷明範、鈴木美慧、鎌田真寿のCancerXメンバー3名が担当しました。

今回の講師を務めた CancerX 糟谷明範、鈴木美慧、鎌田真寿 

今回は、2023年10月12日(木)から2024年2月15日(木)までの毎月1回
計5回の講座を開催。開講時間は、19時〜20時30分の90分間で、オンラインを中心に、最終の2月15日には、オンラインと昭和大学旗の台キャンパスのハイブリッド形式で開催しました。

全5回の講義のタイトルと概要を紹介します。今回も受講者の皆さんと双方向性のディスカッションとなるように努めました

初回の講義は「CancerX concept&Cancer Agenda〜アジェンダの理解」をテーマに行いました。オンラインで行われた講義は、まず講師や参加者の自己紹介からはじまり、次にCancerXの概要や活動内容を紹介しました。さらに「がんと言われても動揺しない社会」を実現するために「今、達成すべきこと」のリストとして作成したCancer Agendaの紹介を行い、参加者の皆さんと一緒に議論を行いました。

2回目の「Evidence-based medicine 〜科学的根拠のある社会活動とは〜」は、エビデンスベースド・メディスン(EBM)に焦点を当て、科学的根拠に基づく医療の重要性とその方法論について深掘りしました。この講義では、エビデンスの階層構造とその発展、エビデンスの質とその評価、診療ガイドラインの作成と活用、そしてエビデンスを正しく理解し活用するための心構えについて議論されました。

3回目は、コレクティブインパクトを与えるプロジェクトの作り方として、コレクティブインパクトの基本的な考え方や5つの条件。CancerXで行っている具体的なプロセスなどの話題提供を行いました。
講座では議論の時間を多くとり、KPIの設定やCancer agendaの成り立ちなど、ゴールの設定と共有について話しました。また、課題の中間点検として、リポートのドラフトとアイディアを、それぞれ受講生に発表していただきました。

4回目は、フラットな関係性の中での社会活動のあり方がテーマでした。CancerXが大切にする多様性の考え方を、いくつかのワークを行いながら参加者と議論しました。ワークは自分自身がマイノリティとマジョリティどちらの立場にいるのかを考えるような内容にしました。また、なぜCancerXは多様性を大事にするかという話では、去年と同じく、イノベーションや集団思考について言及し、議論しました。

5回目は、オンラインと昭和大学旗の台キャンパスでのハイブリッド開催とし、受講者の課題リポートを発表してもらいました。発表後には、受講者・講師がフラットな立場で、それぞれの気づきや感想などを話し合いました。

発表の模様
いろんな視点からの議論は実りのある時間でした
最終日はハイブリッドで行われました

皆さんの最終リポートは下記の通りです

まみさん(石川真美さん)

まさこさん(馬場雅子さん)

ひでさん(田村英人さん)

はじめさん(藤下 一さん)

レポートを提出した受講者には、講座修了証がリカレントカレッジ事務局から発行され、旗の台キャンパスでは直接受講者に手渡されました

修了証を受け取るひでさん
修了証を受け取るはじめさん

受講者の終了後アンケートでは次のような声をいただきました。


「がんにかかったときについての知識や、がんに関わる人、患者の方の気持ち、がんと言われても動揺しない社会のための活動や、その課題と解決案、その過程について学ぶことができた。」

「講師との立場が対等であり、意見を言いやすい環境でとても良かった。」


CancerXでは、2024年度も秋に開講することにいたしました。
多くの人に社会活動の進め方を学んでいただくことで、各地で活動が始まり、がんと言われても動揺しない社会に近づくことを期待しています。


CancerX 糟谷明範、鈴木美慧、鎌田真寿

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