FR社員の一日② オフピークシーズン編
キャンサースキャンでは全国の自治体で事業を展開しており、各自治体とキャンサースキャンをつなぐ窓口となっているのがFR(フロント)のメンバーです。
FRの業務内容や仕事を通じて得られる経験について、フロントチーム西エリアに所属する稲生さんに尋ねました。
オフピークシーズンである11月から1月頃は、データ分析や資料作りに時間を割いています。今回は、12月のとある1日の流れを紹介します。
▼FRの基本的な仕事内容や、ピークシーズン(9~10月、2~3月)の1日についてはこちらで紹介しています。
とある1日の流れ
8:00 起床、支度
9:00~11:00 分析の方針決め
11:00~12:00 社内MTG
12:00~13:00 昼休憩
13:00~15:00 データ分析、資料作り
15:00~16:00 自治体に電話ヒアリング
16:00~17:00 社内MTG
17:00~18:00 提案資料作成、終業
理想から逆算してデータの活用方法を考える
報告会のための出張が少ないこの時期に、受診率データの分析や追加の情報収集を進めます。
その自治体での特定健診のあるべき姿から逆算して、足りていない部分を探すところがスタート。課題が見えてきたら、Excelのデータを分析して、当たりを付けていた課題点を定量的に示せることを確認します。そして、その課題を抱える自治体にはどういった提案が刺さるのか? を考えて具体策に落とし込んでいきます。
こうした一連の分析を進めるときには、チームメンバーに意見を聞いたり、チームリーダーに壁打ち相手になってもらったりして思考を深めていきます。社内で共有されている情報の中から同様のケースを探して、その分析方法や資料の作り方を参考にすることもあります。そういったときはエリアチームの垣根を越えてFR同士で協力し合っています。
自治体側も比較的余裕がある時期なので、関係構築や中長期的な提案のために時間を使う
担当者の方との関係性を深めるために、オフピークのときにも対話の機会を作るようにしています。たとえば、報告会で挙がった施策が順調に進んでいるか? というフォローをすることもありますし、予算案に問題はないか、競合となる代理店から声がかかっていないか等、次年度に向けた状況をお伺いすることもあります。
そのほか、連合会(※)に対して長期的な提案をお話ししに行くこともあります。2~3年かかるような計画を考えて提案するのは、やはりオフピークの時期にやることが多いです。
※連合会は自治体の保健事業をサポートする存在で、各都道府県に1つ設立されています。
キャンサースキャンで仕事をする中で、理想から逆算して分析する力に磨きがかかった
分析の進め方に関しては、前職で営業の企画を担当していたころから「あるべき姿を考えてそこから逆算する」ということを意識していました。キャンサースキャンでは担当自治体ごとに受診率向上のための分析をするので、分析の一連の流れを経験する回数が格段に増えました。
また、周りの人も同じ目標を持って定量的・定性的な分析をしているので、参考にさせてもらうことも多いです。特に、詳しい分析の前に仮説を立てる段階で、今までよりも深く考えられるようになったと思います。
特定健診以外でも成果を上げて、人と社会を健康にしていきたい
いま担当している自治体のなかには、新規の契約数があまり伸びていないところもあります。これから契約自治体を増やし、より多くの自治体の方と関わっていきたいと思っています。営業担当と協力して契約自治体を増やすのが第一目標ですが、その先にある受診率向上の実現に重きを置き、その結果として、毎年契約をしてもらえるようにしたいですね。
さらに社内全体を見ると、特定健診はすでに全国トップシェア。ここを維持しながら、重症化予防事業などの種まきや、新規事業の企画にも携わっていけたらいいなと思っています。
(話し手:稲生大輔 取材/執筆:山田晴香)
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