図面管理ってどうするの？～課題編～

2023年2月2日 20:14

製造業に従事している方々なら製品の「図面」は業務の一部となっています。
それだけ業務に必須な「図面」の管理はどうされているでしょうか。
Excelや紙でされている方が多いと思います。
そこで今回は、ノーコードのWebデータベース製品を利用したクラウド化をご紹介いたします。

出図管理・図面管理とは？

そもそも図面とは主に製造業で製品設計の際に作成されるものです。
その図面をもとに製品の製造していくので、製造業の根幹をなす存在です。

図面管理の重要性としては以下の点があげられます。

製造が完了した製品でも図面を管理しておけば、設計が類似した製品の注文を受けた際に一部使用したり、それをもとに手を加えていくなどと大いに助けてくれます。
逆に、管理ができていないと、一から設計することとなるので非効率です。

製造を行っていく中で、仕様や設計の変更が行われる際に、図面を管理できていないと、更新された図面を更新できずに誤った古い図面を送ってしまう可能性があります。
そうすると、認識に齟齬が生じてスムーズに製造ができなくなってしまいます。
そのため、常に最新に保てるように管理していく必要があります。

製品を販売後、メンテナンスが必要な場合もあるでしょう。
その際に、図面を管理できていないと現状が正しく把握できなくなってしまいます。
そのため、保守・メンテナンスが必要な製品の場合図面の管理はことさら重要といえます。

製品設計をする際には複数の関係者が図面を参照しながら進めていきます。
しかし、それらはそれぞれ一つの部品に紐づいているので個別の管理では以下のような課題があります。

・すでにある図面を再度作成するなど二度手間が発生する
・複数人で使用すると、正のデータが分からなくなる
・必要書類の参照に時間がかかる
・データの共有に時間がかかる
・リアルタイムでの情報共有が難しい

このようにExcelや紙での運用には複数人での業務や最新情報の共有などの課題があります。
業務の効率を上げ、質を高めるためにもこういった運用からの脱却が必要であり、その解決策がクラウド化です。

いかがでしたでしょうか。
今回は図面管理の重要性と課題についてご紹介いたしました。
次回は図面管理をノーコードツールで行うメリットとCanbus.についてご紹介いたします。