なぜ私は化学を選んだか
こんにちは
自分の考えをまとめ、書き出す場としてnoteを活用していこうと思います。暇だったら見ていってください。もしよろしければフィードバックなんかが貰えると嬉しいです。
では参りましょう。
目次
・理科の4分野
→「物理が1番カンタン」ってどういうこと?
→化学の立ち位置
・なぜ化学科の教師を、志したか
・宮城教育大学の理科教育専攻で学ぶ意義
・宮教出身の理科教師として、なにを強みとできるか。
・理科の4分野について
理科と一口に入っても中身は大きく4つの分野に分けることができます。
・物理:物体に働く力の関係なんかを考える。高校で履修する物理は力学、熱力学、波動、電磁気学、原子などの分野に分かれている。
・化学:物質同士の反応を考える。高校で履修する化学は理論、無機、有機に大きく分かれている。
・生物:生物の細胞や生態なんかを考える。高校は履修してないので詳しくないところが多いが、ミクロ(細胞)とマクロ(進化、生態)で分けられると考えている。
・地学:地球学とも呼んだりする。こちらも高校では履修してないが、地球の内部(地質学)、表層(気象学)、外部(宇宙)と幅広く学ぶ学問であると考えている。
「物理が1番カンタン」ってどういうこと?
これは私が高校で物理を習った先生のことばだが、バカをおっしゃい。センター試験の平均点を見ても物理が1番高いときなんてほとんどないし、現に物理基礎でもつまづく高校生も多いじゃないか。(僕も分からない側の人間なのでテスト前にはめちゃめちゃ勉強して同じ日のコミュニケーション英語がノーマークになって赤点をとったものです…)
大学で理科4分野、物化生地を学びなおして思ったことは
「物理が1番シンプルである」
ということだ。
物理で考える事象は小球の運動や釣り合いであり、空気抵抗や摩擦などの複雑なものは全て無視する場合がほとんどである。扱う物体の数も、多くて数個だ。
化学はどうだろうか。
化学はmolという物質量の単位を扱うが、1molはおおよそ6.02×10^23を表している。
10^23というとあまりイメージがつきづらいが、地球の全人口を合わせても70億人、すなわち7×10^9にしかならない。と考えるとどれだけ膨大な数かがわかるだろうか。(170cmのヒトを10^23人地球に並べるともはや並びきらず人の山ができて地球の半径の3倍程度の星になるらしい。もはやデカすぎてよくわかりませんね。)
生物、地学なんかはそう考えたらもはやいうまでもない。さらに複雑な要素が絡んでいる。宇宙までいくと解明できてない物質がほとんどで「暗黒物質」などと呼んでいる始末である。
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さて、話を戻しましょう。画像にも示した通り、物理というのはシンプルで、物化生地の根幹に位置する学問である。とも言える。そう入った意味で「物理が1番カンタンである」と先生はおっしゃったのだろう。
化学の立ち位置
さて、物理が理科4分野の根幹であるという話をしたが、化学はどういった立ち位置なのだろうか。
物理が根幹であるならば、化学は繋ぎの学問であると考えている。化学の中に物理化学という分野がある。これは化合物や分子などについて構造や性質を物理的に考える(熱力学や量子力学など)学問である。こうして考えたモデルを応用してよりマクロな方に発展させていき、有機化合物や高分子化合物などの分野につなげる。そうすれば、生物の分野(糖類とかDNAとか)も化学的に考えることができるようになると考えている。
化学は勿論それ自体の魅力もあるが、隣接学問同士をつなぐ役割も担っていると思っている。
・なぜ化学の教師を志したか。
僕がまず教師になりたいと思った動機を正直話すと、よく聞く「中学校の先生が良い先生で…憧れて…」というものではなく。最初はなんとなくに近かったのかも知れない(笑)
最初はなんとなく就職に強そうな工学部にでも行こうかなと思っていたが、将来の自分の姿がイメージできなくて、いまいちしっくりこなかった。そういった意味では、将来教壇に立って何かを教える自分がなんとなく想像できて、楽しそうだなあと思ったことがきっかけだったのかも知れない。
そこから科目はなににしようか、と考えた。高校では理系だったので、数学か理科か、(体育の選択肢は泳ぎが苦手なので消えてた)と悩んでいたが、数学苦手だから理科かなぁ、という具合で実は消去法だった。(笑)
宮教の理科教育専攻で学ぶ意義
さて、そこでなぜ理学部の化学科ではなく宮城教育大学の教育学部(教員養成課程)を選んだのかというと、(家から近い、国立で学費が比較的安いという理由を除けば)理科の4分野の基礎をしっかり学べる。教育に関する勉強もできるし、教育実習が2回あり多くの経験が積める。という強みがある。そういった意味ではただ科目の知識がある先生より、伝え方が上手く、教えることのプロである先生の方が魅力的だと感じたので、私は理学部ではなく理科教育専攻を選んだ。
宮教出身の理科教師としてなにを強みにしていくか。
前述した通り、宮城教育大学の理科教育専攻では理科の4分野の基礎をしっかり学ぶことができる。実験も4分野しっかりやるので、言うまでもなく中学校の理科教師とになるにはうってつけの環境であるのは間違いないといっても良いと思う。(レポートの量うんぬんはさておき)
その中で科目の専門性が問われる高校の教師を目指すのは少し異質なところもあるかも知れない。科目の専門性で言えば(努力次第だとは思っているが)理学部出身の先生の方が優っているかも知れない。しかし、4分野を学んだ自分がなにをウリにできるかと考えたとき、
「隣接分野の知識」
というのが差別化のキーになるだろうと考えている。前述したように、化学は「繋ぎの学問」の側面を持つ。化学を教えていく中で、物理と生物(たまに地学)の分野と関連させながら教えることが出来れば、より体系的な学びに繋げることも出来るだろう。
勿論、教育学部である強みも生かして、暗記に陥りやすい科目である化学を楽しく学ぶことの出来る授業の提供ができると尚更良いと思っている。
まとめ
拙い文であったが、私の今現在の理科に対する考え方について整理してみた。隣接分野に強い化学科の教師になるべく、勉強に励んでいきたい。
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