[実験メモ06]久々のディズニーランド、大人のペースで
前の記事で書いたように動のシーズンになってからたくさんおでかけをして、それらがマイペースを編むきっかけをくれました。
その中の1つが、10年くらいぶりに訪れた東京ディズニーランドです。
◆変わらぬ凄さ
ディズニーテーマパークの凄さは行くと決まったその日からゲストの心を揺さぶることだと思います。
今回は学生時代の友人たちと訪れたのですが「このメンバーのディズニーっていつ以来?」というのは結局誰も思い出せませんでした。
そんな「完全なる大人」のわたしたちですが、
絶対に乗りたいアトラクション/観たいショーは?
どんな風にまわって過ごす?
待ち合わせはどうする?
天気どうかな?
服装/持ち物どうする?
など、あーだこーだと相談しながら、みんな揃って当日までウキウキ・ソワソワして過ごしました。
その状況は青春時代と同じで、ディズニーテーマパークの変わらぬ凄さに驚きました。
▶︎ディフェンス第一になっていた…のに?
実は、相談の中で出てくる要望や意見は明らかに昔と違っていました。
まるで「無理せずいこう」を合言葉にしていたかのように危機管理的な内容が多かったのです(苦笑)。
それなのに結局「開園時間から行こう」ということになったのは、ディズニーマジックとしか言いようがありません。
個人的には5~10年前だったら再考を願い出たと思います。その頃は疲れやストレスがピークだったので早起きを想像しただけで拒否反応でした。
しかし最近は自律神経が整ったのか、ありがたいことに寝起きが良くなったので起きられる気がしました。
…が、元来寝るのが大好きで何かと寝坊気味のわたし、、、どこか自分を信じ切れず、「ちゃんと起きなければ!」というプレッシャーによって結局ちょっと睡眠不足でした。とほほ。
でも遅刻はせずに済んだからよし!
◆行動が違う、視線が違う
開演時間までゲート前で待機するなんて、いつぶりだったでしょうか。
でも喋りながら楽しみを待つのはやっぱり悪くないし、長く感じませんでした。
そして「インパしたらお目当てのアトラクションへまっしぐら!」なんてことはもちろんなく、「まずは朝食&パス取得含めた作戦会議」でした。
ちなみにこれはわたしが事前に出した切なる要望で、いつの頃からか決まってそうするようになった習慣のようなものです。
ただ最初は「空いているうちにミッキーワッフルが食べたいから」という前のめりな理由でした。それが次第にワッフルは欲さなくなり、のんびりな普通の朝食へと変わっていきました。
肝心の作戦会議はというと、ショーの抽選の難関ぶりにだいぶ驚きましたが(きっと当選確率を上げるテクがあるんでしょうね)アトラクションのパスは希望通りに取ることができ、午前中くらいの方向性が見えたところで動き始めることにしました。
こういう時に意見を出し合いながら折り合いをつけられる仲間たちのありがたみたるや…涙
そしてパーク内を歩き回りながら気づいたのは、目に留まるものが変わったことです。
ディズニーテーマパークが細部までこだわりの詰まった場所であることは昔から知っていましたが、若い頃はどうしてもキャラクターやグッズ、イベントのデコレーションなどに目を奪われていました。
しかし今回は"いつもある"建物、壁画、タイル、照明、家具などに惹かれ、味わっていました。
「こんなのあったんだ〜」という新たな発見もたくさんあって楽しかったです。
◆アトラクションで悲喜交々
アトラクションに乗りながら目がいくもの、感じることも昔とはちょっと違って、わくわく楽しむだけではなくしみじみしたり、ノスタルジーが顔を出したりしました。
▶︎ありがとう&さようならバズ!!
今回のTDL訪問が実現したのはバズのおかげと言っても過言ではありません。
TDRに行きたいね〜と話してはいてもそれぞれに忙しくてなかなか実現しない、それが大人。←単に熱量の問題な可能性あり。
そして行くことになってもなんとなくTDSを選びがち、それが大人。←昔の「シーは飲める」という印象を引きずってる可能性あり。
そんな中で決め手となったのが【バズライトイヤーのアストロブラスター】のクローズでした。
このアトラクションに初めて乗った時、わたしはもうそれなりに大人でしたが「なんて楽しいの!!」と感動した覚えがあります。
その後TDSにオープンした【トイ・ストーリー・マニア!】もすっごく面白いけれど「それはそれ、これはこれ」という感覚でどちらも大好きです。
だからクローズの知らせはとても悲しく、どうにかもう一回乗りたいと思いました。
東京ディズニーリゾート・ブログによると2004年4月15日にオープンとのことなので、運営期間は20年と半年くらい。
やっぱり早すぎると思います。
そしてまた乗りたい。。。
▶︎アトラクションへのシンパシー?
これはもしかすると、わたしたちが「TDLと同世代」だからかもしれません。
TDLがアニバーサリーイヤーになるたびに自分たちの年齢と重ねてきたので、昔ながらのアトラクション思い入れを持ってしまうところが。。。
【ピーターパン空の旅】がこんなにアナログだったかと驚きつつ幼少期はこの高さが怖かったなぁと思い出に耽り(でも同時にFantasy Springsの最新ピーターパンは気になってしまう)、
【イッツ・ア・スモールワールド】に癒しを求めていたのにまさかの休止期間で落胆しながらせめてもと外観を撮影し、
【カントリーベア・シアター】の変わらない熊たちとカントリーミュージックに古臭さを感じながらも温かみを覚えて「楽曲のリニューアルはせずに続けてほしい」と願ってしまいました。
ちなみに今はなき景色で全員が懐かしんだのが
【シンデレラ城ミステリーツアー】です。
子供の頃はみんなこのツアーの「勇者のメダル」が欲しかったのではないでしょうか。
その勇者(各回1名)に選ばれるように頑張った人もいれば、恥ずかしくて手を挙げられなかった人もいたと思います。
幼き日のわたしはゴリゴリの前者だったので、もらったメダルを大切にしていました。
その後成長とともにあまり入らなくなったらいつの間にかなくなっていた感覚ですが、調べたところ2006年にクローズしたとのこと。
▶︎最新アトラクションも当然楽しい
2020年に現れたTDLに2つ目のお城、すなわち【美女と野獣“魔法のものがたり”】に入るのは初めてでした。
美女と野獣エリアに入ってすぐ、世界観が他よりもさらにしっかりしていることに驚きました。
だからてっきり単独のエリア名があるのかと思ったのですが、ファンタジーランドの扱いなんですね。間にトゥーンタウンがあるけど…飛び地ってことか。。
そしてお城の周辺にたどり着くと、霧がかった雰囲気(ミストが出ている)になっていてまた驚き。
この時ちょうど空も曇ったので、ムードが増しました。
アトラクションは内装の照明類がとても良かったです。
そして最後の方で野獣が王子に戻るところの仕掛けにもしっかり驚きました。次回はあの場面で動画を撮りたい…
◆大人には大人の楽しみ方がある
そんなTDLと同世代の大人ディズニーを行動指針として振り返ってみると、
ワイワイ楽しみつつも、定期的に「落ち着けるアトラクション」あるいは飲食を挟む
ちょっと疲れたら遠慮なく無言になる(おやつタイムは開始5分で黙食化)
エレクトリカルパレードは夕食をとりながら眺める
…と、以前とは大きく様子が異なるものでした。
でも「気づけば閉園間近」というところは同じで、充実感という点では若い頃以上だったかもしれません。
それはきっと、過去の経験は無視して今の自分たちにあった楽しみ方をしたからだと思います。
そうできた理由の一つはモバイルオーダーなどテクノロジーの進化にあった気がします。上手く使えばスイスイ行動できる。
でもそれより何より、こうした「今の最適解」を自然と共有できるメンバーであることが重要です。
楽しいディズニー体験をさせてくれた友人たちに感謝しかありません。
いつかまた、次はTDSに行きたいな。