サウンドデザインと作曲を混同している限り、おまえのゲームは完成しない
まず、オートマトンさんのすごく良い記事があったから先に読んで。
適切な素材を探す、声優を雇う、すべての録音が終わったあとに一貫した音質になるよう調整する……ぜんぜん注目されない仕事でありながら、ちょっとでも違和感があればユーザーに気づかれる。個人でぜんぶやるには重すぎるわけ。
一番重要なのが、作曲とは違う大変さがあるということです。
サウンドデザインと作曲は両方できる人もいますが、プロの現場ではほとんど分業制だと思います。この役割分担がうまくできていなくて結局ひとりでやるしかないから、インディーゲームのサウンドデザインは地獄になるんです。
ゲームクリエイターズCAMPに見る、「音」への意識の低さ
ところで、ゲームクリエイターズCAMPに登録したのでフォローしてくださいw
という感じで、プログラマーやイラストレーターの方が集まるプラットフォームになっています。それで「サウンドクリエイター」のカテゴリもあるんですけど…
それ、サウンドじゃなくて「ミュージシャン」では??
「サウンド」で検索して音楽作品のポートフォリオばかり出てくるのはさすがにヤバすぎるというか、本当にこれがCAMPが目指す場所なのか?と疑問に感じました。ゲーム作るとか関係なくて、ただのオリジナル曲投稿サイトみたいになってる。
もう混ざってるから難しいだろうけど、音楽と効果音は分けて投稿できるといいな、と思いました。
いまこそサウンドデザインを学ぼう
サウンドデザインはとにかく大変さばかり強調されていますが、裏を返せばチャンスでもあります。サウンドに投資すれば自作ゲームの印象はそれだけ良くなるし、この分野を勉強している人も少ないのでしっかりと身につければ自分だけの武器になるはず。
サウンド=音楽という認識を変えていかないとインディーゲーム全体のクオリティは上がらないと思う。日本の商業音楽がハリウッド映画や洋楽においていかれたのと同じように、学び続けなければゲームサウンドもどんどん格差が広がっていくでしょう。
自分もまだまだ勉強すべきことがたくさんあります。今日からこれを読みます。
SULFURはPerfect Randomさんからご提供いただきました。