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読書ボドゲ「こじつけ?レファレンサー!」コンセプトの話 1
ゲーム制作にあたっては、コンセプトが先かルールが先か、なんて議論を耳にしますが、私の場合はコンセプト先行でした。
初期のコンセプトはこちら。
・小・中学生とその家族がターゲット
・読書への入り口となるゲーム
・図書館で導入しやすいテーマやルール
・本を触りながら遊べて、読書に抵抗感がある子にも楽しんでもらえる
いわゆる「教育系」ゲームでしょうか。
伝えたいことがあってボドゲ制作に挑戦することにしたので、この部分は最初から明確でした。
では、その伝えたいことをどうやってゲームにするのか?
ボドゲ制作のワークショップもやっていらっしゃるというこちらの方の記事に、体系的にまとまっています。
まずは愚直に、こちらにしたがって企画を考えていきました。
3パターンくらいできたところで、それぞれ少しだけ、実際のカードやストーリーを書き出してみて、「ゲームとして成立するか」を考えました。
結果、残った1つの案で実際に進めてみることにしました。
内容は、こんな感じです。
・本を持ち寄って遊ぶ、協力型RPG風ゲーム
・持ち寄った本の物理的な特徴により、自キャラのパラメーターが変動する(ページ数がHPになる、など)
・いわゆる「ボス戦」のフェーズのみ
・ボスからの攻撃では、本に関するお題が出される。プレイヤーは、持っている本を使ってクリアする必要がある(「あから始まる言葉を制限時間内に5つ見つけたらクリア」、など)
子どもが本を読むきっかけとしては、周囲の親しい人(家族や友人)の勧めの影響が圧倒的に大きいことが知られています。
ですので、一人がはまったら周りの子を巻き込みやすいと考えられる「協力ゲーム」を選択しました。
また、本への「単純接触効果」を高めるために、本を触ったりめくったりする機会が多くなるようなゲームにしたいと考えました。
コンセプトとしては、なかなかいい感じかなと、今でも思っています。
しかし結果として、このゲームは最終的には形になりませんでした。
そのエッセンスを抽出して、あれやこれや料理した結果できたのが、「こじレファ」です。
(paddle Aさんのサイトが開きます。)
…あれ?
全然違うゲームになっていますね。
どうしてこんなことになったのか、続きはまた今度書きたいと思います。