【カナダ留学体験談】語学学校IH(International House)バンクーバーについて
2021年6月にカナダに渡航、IH(International House)バンクーバーに通った留学生Mさんの体験談をご紹介します。
はじめに
2021年6月23日、カナダに入国。コロナ禍での渡航となりました。
入国した時期は、政府指定のホテルにて3日間の隔離をした後に、11日間の隔離、計14日間の隔離が必要な時期でした。
隔離期間中、ただ家にいるだけよりも、少しでもクラスの雰囲気に慣れようと思い、2週間のオンライン授業を受けました。その後、対面授業を受講しています。
それぞれの授業の雰囲気や、私が感じたいい点と悪い点を赤裸々に書いていきたいと思います。カナダ留学の学校選びや、現地の学校について悩んでいる方の参考になれば幸いです。
IHってどんな学校?
私が現在通っているIH(International House)バンクーバーは、1クラス最大15名、平均8人のアットホームな学校でした。コミュニーケーションを重視したプログラムが多くあります。また、カナダには私の通っているバンクーバー校の他にも、ウィスラー校があります。アメリカにもサンディエゴ校がある小・中規模校です。
①学校の立地と周辺の治安
キャンパスは、スカイトレインのStudium-Chainatown Stationという駅から歩いて約2分ほどの大きなショッピングモール内の2階にあります。駅から近いこともあり、とても通いやすいなと感じました。
治安についてですが、チャイナタウン周辺は日本やダウンタウンの他のエリアと雰囲気が異なります。
朝の登校時間でも、おそらくホームレス状態の方から「お金ある?」と声をかけられます。
だからと言って私たちに害があるということは一切ありません。学校はショッピングモール内にあるので安全です。
危険エリアと言われているイースト・ヘイスティングスが近いので、注意した方が良いですが、電車通学において危険を感じたことは一度もありません。
モール入り口の横にはスタバもあり、駅側に行くとカナダで有名なコーヒーショップ、Tim Hortonsもあるのでよく授業中に飲んでいる人を目にします。
ショッピングモールということもあり、学校の横にはフードコートがあります。ここでランチを買って食べるのもアリだと思います!
②プログラムについて
レベルは14段階に分かれており、4週間に1回レベルアップテストを受けると、クラスのレベルを上げられる仕組みになっています。
テスト内容は、リスニング・リーディング・スピーキングです。
レベル分けが細かいのも、この学校を選んだポイントでもあります。
入学時に、レベル分けテストが行われクラスが決まります。
放課後には、たまに教師や生徒でのアクティビティがあります。自分のクラス以外の人たちとも関われるので、とてもいい機会だなと思います。
バンクーバー唯一のプログラム『J-SHINE』
IHにはバンクーバーで唯一存在する『J-SHINE』というプログラムがあります。小学校英語指導者養成講座というものを通して、J-SHINEが認定する小学校英語準認定指導者資格を取得するプログラムです。
4週間の講座と2週間の実習を行い、修了後に資格を申請できます。
語学学校で勉強しつつ、帰国時に使える資格が取れるのでおすすめです。
オンラインクラスについて
ホテルでの3日間の隔離を終え、ホームステイが始まって間もなくオンライン授業がスタートしました。
ずっと部屋に閉じこもり、誰とも話さずボーッとしていることが多くなっていました。
こ
何もしないで2週間過ごすのは、少しもったいないかなと感じていたので、オンラインクラスがあり、いい気分転換になったように思います。
ようやく「英語を聞く」ということをしたので緊張する気持ちの反面とてもワクワクしていました。
①生徒の国際比率
私が参加したオンライン授業のクラスメイトは、対面授業の生徒が2人、オンライン受講者が3人の計5人でした。途中で1人入って来たので、そこからは6人になりました。
IHはどこの国からでもオンライン授業に参加できたので、オンラインの受講者が1人は中国、1人はトロント、2人は私を含めた隔離中の日本人、対面授業の2人も日本人でした。
高校生から主婦まで、年齢層は幅広かったと思います。
②タイムスケジュール
IHV-30 Intensiveというコース。時間帯は以下の通りです。
・8:45 〜11:35 (教科書で勉強)
・12:30〜13:20(スピーキング)
・14:40〜15:30(スピーキング&リスニング)
午前中の教科書で勉強は、文法や発音、答え合わせを友人としてそこで少しディスカッションをするという感じでした。
③クラスの雰囲気
オンラインということもあり不安がたくさんありましたが、対面授業をしている二人が積極的に話してくれていたため、沈黙ということは問題を解いていたり先生が話している時以外はなかったように思います。
ただ、オンラインの人たちは、ZOOM上でだいたい2人ペアに振り分けられ、そこでディスカッションをします。
対面ではないこともあり、うまく伝わらなかったり、「ここの問題を見て」と言ってもその問題の場所が伝わらなっかり沈黙したりと少し気まずい印象を受けました。
少し長くいる対面授業の子たちは、先生と英語で会話をしていて、私はこのクラスにいてもいいのか!?と最初の授業で驚いたのと同時に、とても不安になりました。
ただこれが私にとってはとても刺激となりました。やらなきゃいけないことは、もちろん分かっていますが授業だけではいけないのだなと改めて感じ瞬間でした。
対面授業について
IHは先ほど述べたようにショッピングモール内にあるので、そんなに大きくはないのかなと思っていましたが、私の想像以上に教室がありました。
大きめの教室もあれば、少しコンパクトな教室もあります。
パンフレットでは、クラスの平均人数が7人と書かれていましたが、コロナ渦というのもあり4、5人ととても少人数クラスです。
①タイムスケジュール
・8:45 〜11:35 (教科書で勉強)
・12:30〜13:20(スピーキング)
・14:40〜15:30(スピーキング&リスニング)
基本はオンライン受講の時と同じです。一コマ50分で間に10分間の休憩があります。
もちろん講師によって進み方や、教科書の使い方が異なります。隔離明けに受けていたクラスでは、新しい単語があればそのワードについて考えて、教えてもらえます。
まずは自分で考え、そのあとにペアの人とそうご確認を行います。授業中に撮影はできないので以下の写真はオンライン受講時に撮影したものになります。対面授業では、同じものが教室にあるモニターに映し出されます。
今週から私は新しいクラスになりましたが、本当に講師によって教科書の使い方も異なるので一概には言えませんが、基本は、午前中の授業では、学校から借りる教科書に沿って文法についてしっかり学びます。
学校には当たり前ながら講師の方がいて、分からないことがあればすぐに教えてくれます。この単語の意味は?って尋ねると私たちにもわかるように噛み砕いてお話をしてくれるのでどんどん聞いたほうがいいです!リスニングの勉強にもなるし、一石二鳥だと私は思います!
②生徒の国際比
上記のトピックで少し触れましたが、国際比は本来であればIHは日本人が比較的少ない学校だと聞いていました。私は英語環境に身を投げたかったので日本人がなるべくいないところと思い学校を探していました。
オンラインクラスの記事でもわかるように、現在は日本人が9割を占めています。コロナということがあり、他の国からの入国者がとても少なくなっているからだと聞きました。しかし、学校自体はOnly Englishというポリシーがあります。
日本人が多い環境の中で英語を伸ばすとなると、日本人とも英語で話すなど自分自身で意識を変えていくべきであると感じています。
クラスによってもだいぶ雰囲気が異なるみたいなので、とても静かなクラスもあれば、笑い声や盛り上がる声が聞こえてくることもあるので、先生と生徒によって様々な雰囲気があるように思います。
オンライン授業と対面授業のそれぞれのメリット&デメリット
それぞれの授業を受けて、やはり印象は異なります。あくまで私の主観での意見でメリットとデメリットを上げていきます。
①オンライン授業
メリット ・マスクなし
・朝の支度の時間がない
・休憩時間に思い切り休める
・シェアされる画面をすぐに撮れる(スクショなど)
デメリット ・ネット環境に影響を受ける
・音が聞こえにくい
・リスニングの時が聞きにくい
・先生に分からないことが聞きにくい
・たまに放置される時がある
・パソコンの画面ばかり見るから目が疲れる
②対面授業
メリット ・先生の発音がよく聞こえる
・分からないところをすぐに聞ける
・言いたいことを言葉やジェスチャーで読み取ってもらえる
・他のクラスメイトが分からないところを助けてくれる
デメリット ・マスクをしているので、口の動きがわからない
・日本人が多いので、日本語の環境になりやすい
まとめ&感想
最初このクラスでもいいの?と思いますが、なんでも慣れだなと思います。初めは緊張しますし、流れも分からなければ発言もなかなかできないということも多々ありました。
しかし、1週間もすればそれには慣れてきて、むしろ発言しない方がここまできてもったいない!と思えるようになります。
どんどん間違えていいんだよと講師の方も言ってくれるのでその辺りは心配することは何もないように思います。
オンライン授業ではフリーズしたり声が何も聞こえなかったり、ノイズが入ったりたまに問題があります。本当にこればっかりは、どこに落とし穴があるか分からないようか気がします。
たまに先生と生徒が一緒に近くの図書館に行って先生は日本語の勉強を、生徒は英語の勉強をということも目にします。それほど先生との距離感も近いのでいいなと思いました!
以上、オンライン授業と対面授業を受けたそれぞれの感想と、IHに通うまで分からなかったとことです。
もっと早くこれを知っていればということもあると思うので、この情報が参考になれば幸いです。
貴重な体験を共有いただきありがとうございました!
現在は規制も何もなく、通常通りに各国からの留学生が渡航して賑わっています。
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