一夜明けて
今日は朝からダウンタウン近くの大きな病院で手術を受けることになりました。昨夜病院から電話があり、朝7時に来てくださいとのことだったので、今朝6時くらいにタクシーを呼んで、自宅から17㎞ほど離れた病院に連れて行ってもらいました。タクシーなのは私が車の運転をしないからです。
約束の時間よりも早く着けるようにと早めに出発したら、日曜日の早朝で道路がすいていたこともあって6時半には病院につくことができました。昨夜の電話で「早朝だと一般窓口は開いていないかもしれないので、緊急病棟の受付に行ってください」といわれていたので緊急病棟の受付に行くと、「あ、普通の手術の方はここでは受付できません。となりのビルの受付に行ってください」とのこと。あら、そうなのね、とその受付を離れようとしたその時、隣の窓口の方が「あ、私その患者さんの書類預かってますよー」と声をかけてくださいました。ああ、良かったーと最初の窓口にもお礼を言おうと振り返ると、その女性がサムアップしてくれて、私もほぼ同時に無意識にサムアップしてて、カナダあるあるのシチュエーションなのでした。
いただいた書類を持って隣のビルに行ってみると、入口のドアは開いているのですが、誰もいません。受付もいくつかある売店もシャッターが下りています。とりあえず指示された3階まで行ってみましたが、誰とも出会うこともなく、3回も受付のドアもしまっています。
無人の病院。。。不気味。。。
時計を見ると6時45分。7時に来てくださいといわれたのだから早く来すぎたことはないだろうと思いながらも、さらに5分ほど夫にはそこにあったベンチに腰掛けてもらって、私はふらふらとその辺を歩いてみました。
誰か~誰かいませんか~(と心の中で叫びながら。)
こういう状況だとだんだん自分が間違ってたのかも、という気になってきますよね。。。。大きい病院だし、見当はずれな病棟にいるのかも。。行くべき受付を見過ごしてしまったのかも。。そもそも今日じゃなかったのかも!そういえば日曜日の早朝に手術なんてちょっと変?ていうか夫が怪我をしたのも全部夢の中だったのかも。だいだいカナダに移住して暮らしていること自体夢だったりして。本当の私は日本で長期入院していて長い夢を見ているだけなのかも。。。
誰もいない病院ほど妄想を膨らませるのに適している場所はないな。
妄想しながら待ってても仕方ないので、最初に行った緊急病棟の受付に戻りました。指示された場所に(だいたいビルの中自体に)誰もいないんですけど、と伝えるといろいろ調べて担当の方に内線をかけてくれました。連絡がついたのでさっきまで待ってた3階に戻って、要約受け付けてもらえました。実際に診察が始まるのは7時半かもっと後だから待っててねーと待ち時間はまだまだ続きます。
結果から言うと早く来すぎたようです。7時っていわれたから早めに来たのに。。もう7時回ってるのに。こんなところもカナダあるある。愛おしいです。
小指への神経が切れているといわれていたのですが、どうやら大丈夫だったみたいでひと安心。手術は最小限で、30分くらいで終わったようです。その後念のため1時間ほど様子をみて、帰宅することができました。家についたのが午前10時半ころ。昨日夫が血を滴らせながらキッチンに来たのが昼過ぎだったので24時間もたっていないのでした。
心配したりほっとしたり、感情の起伏も激しい24時間弱でしたが、パラメディックの方々、受付の方々、看護師さんたち、先生方、皆さんテキパキしている中にも優しくてユーモアもあって、みんなで笑ってしまうこともたびたびありました。
今日の病院でもポテトのアレルギータグを着けてもらいました。ポテトアレルギーは別に必要なかったようですが、私が前日のポテトタグを興奮してお話しした結果ここでも描いてくれました。
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