はじめまして
今年からnoteでのブログを始めてみようと思います。
はじめまして、小島加奈子と申します。同姓同名の方が多いのでグーグルなどの検索では女優さんなどいろんな職業の方がヒットしてきますが、私は絵描きの小島です。愛知県の大府市から北海道の夕張川沿いにある由仁町という町に移住し22年になります。
今後は暮らしの中でふと感じることなどを書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。まずは自己紹介をさせていただきたいと思います。
北海道移住のきっかけ
夢中になっていたひとり旅
美大生の頃、先生や友人の影響もあり旅に夢中になっていました。芸大進学予備校で働きながら心赴くまま南の離島や東南アジアや西欧など行き当たりばったりの貧乏旅をしてはスケッチをためて制作を続け個展で発表しきました。その頃は、北海道に自分が向かうとは考えてもいませんでした。
奄美群島の島々へ
20代後半は奄美群島のガジュマルの世界に夢中になり通っていました。死と再生が共存する圧倒的な生命力があるこの木には昔からケンムンという妖精が棲んでいるといわれ、ガジュマルのある集落を訪ね体験談などを聞いてまわっていました。何度も訪問して知ったのは、島の方たちの心にはケンムンが棲んでいるということでした。心にケンムンに象徴される自然がしっかり根付いているということでした。いつしか
自分のケンムンに会いたい!
と思い始め「自分の根っこ」アイデンティティについて考えるようになりました
自分の心の根っこを探して
本州や北海道の文化の中にも自然と寄り添う精神文化はあったはずですが、現代の暮らしとは切り離されています。自分の表現していきたい世界のなかで、精神の根っこはどこにあるのか?を探す旅が始まったのです。
それからの私は心の迷子になってしまったように、予備校の仕事もやめて今までとは違う方角に向き始めました。
北へ
それは北。旅はアイルランドや北海道へ流れていきました。あるご縁がきっかけで北海道の支笏湖へ。そのとき湖畔の森でキャンプしていたのですが、森で新しい出会いがありました。
朽ちた木の株との出会い
大きな朽ちた木の株の根っこに光が差し、どんぐりの小さな苗が照らされて輝く姿をみました。そのときハッとして、私の中でとんでもないものに出会ってしまったと思ったのです。ふらふらしながら自分の根っこを探し悩んでいた自分が励まされた気持ちになりました。
〈次回に続く〉
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