36歳で子宮体がんになった話②発見のきっかけと最初の検査
36歳で子宮体癌と診断された、普通の会社員ママの記録を書いています。
第一弾の、この記録を書くきっかけのお話はこちら。
今回の記事では、検査を受けたきっかけ~初診で行ったクリニックでの話を記載したいと思います。
検診に行ったきっかけ
「この浮かんでるものはなんだ…?」
2024年10月のある日、トイレでふと気づいた。「ん?なんか変なものが浮いてる…?」
透明な粘膜みたいなものがふよふよと水面に漂っている。最初は「まぁ、なんかの汚れかな?」くらいに思っていたけど、数日後、それに血が混じり始めた。「え、これって血だよね?さすがにおかしいぞ?」と、ようやくスイッチが入る。
念のため行くことにした婦人科
最初に疑ったのは大腸。「もしかして痔かなぁ…?」と思いつつ大腸の検査を受けに行った。結果、大腸にはポリープが見つかった。これもこれで「え、ポリープ?」と驚いたけど、幸い悪性ではなさそうとのこと。ただ、なんとなく「子宮の可能性もあるかもな」と思い、念のため婦人科にも行くことにした。これが一種の勘だったのかもしれない。
実は私、子宮頸がん検査は毎年、子宮体がん検査は2年に1回受けていたんだけど、2024年は体がん検査をスキップしていて。でも、こうやって定期的に検査を受けていたおかげで、内診に対する抵抗感もなかったし、「何かあったら病院に行こう」という意識が自然と身についていた。これが早期発見につながったんだと思う。
子宮内膜増殖症の疑い
内膜が厚い…エコーの結果は
2024年10月中旬、地元の婦人科のクリニックでの診察。古めかしい医院といった感じだけど、診てくれたお医者様が女性で少し安心。
早速エコー検査を受けたところ、先生が「ちょっと内膜が厚い感じがあるね。子宮内膜増殖症の可能性があるから、念のため細胞診をしておきましょう。」と言った。
細胞診って聞くとちょっと怖そうだけど、実際は「ちょっと違和感あるな」くらいで、そこまで痛くはなかった。子宮頸がん検診を受けたことのある人なら、その感覚に近いかなと思う。
ただ、結果が出るまで2週間くらいかかるらしい。しかもこのクリニック、めちゃくちゃ人気で予約が取りづらい。結局、結果を聞きに行ったのは1か月後になってしまった。
その間、ネットで「子宮内膜増殖症」という言葉を調べては「え、これやばいやつ?」と不安になったりもしたけど、ポジティブ脳の私はいつの間にかその不安を忘れて、「まぁ7割は自然に治るらしいし、大丈夫っしょ!」くらいの気持ちで過ごしていた。
そんなこんなで迎えた結果発表の日、先生から言われたのは「子宮内膜増殖症の疑いあり、ClassⅢa」という言葉だった。
ClassⅢaって何?
ここでちょっと補足。細胞診の結果は「Class1~5」で分類されるのだけど、ClassⅢaは「悪性の可能性は低いけど、細胞の増え方がちょっとおかしいかもね」という状態を指す。つまり、「がんではなさそうだけど、念のため詳しく調べておこう」という段階。この段階と診断された人の約7割は自然に治癒するといわれている。
これを聞いた瞬間、「あ、やっぱり大丈夫そうじゃん!」と、持ち前のポジティブ脳によって安心モードに突入。
先生も「たぶん大丈夫だとは思うけど、念のため総合病院で詳しく診てもらってね」と言ってくれたし、この時点では「まぁ、念のためだよね」と軽い気持ちでいた。
でも、ここで思い出した。「そういえば最近、生理の経血量がやたら多かったし、生理痛もひどくなってたな…」と。
思い当たる節が出てくるたびに、本当にすこーしずつ、不安が膨らんでいった。
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