【SEO対策】ページの表示速度が重要視されます。
ペライチ作成代行をしている加地です。
ウェブサイトの作成をしていると嫌でも考えないといけないのが「SEO対策」です。
SEO対策ってなに?どんなことするの?というかたは多いと思います。
SEO対策とは、ウェブサイトの検索結果を上位に表示させるための工夫のことを言います。
検索結果を上位に表示させるためにはどうやって検索順位を決定しているかを知る必要がありますよね?
検索順位を決定するルールはGoogleが定めているので、このルールに沿って、ウェブサイトを作成すれば、SEO対策につながるわけです。
今回は、ウェブサイト全般に関係する、「Googleの検索順位に関するルール」についてのお話です。
ルールは常に更新されている!?
Google検索では、ルールを基にウェブサイトの検索順位を決定しており、この仕組みのことを「検索アルゴリズム」と言います。
検索アルゴリズムは1年間でおよそ3~4回ほど大規模なアップデートを実施しています。
2020年5月28日に、この検索アルゴリズムがアップデートされることをGoogleが告知をしました。(下記URL参照)
ここには、2021年以降に「コアウェブバイタル」という項目をルールに追加しますよ!ということが書かれています。
これまで、Googleの検索アルゴリズムでは、「スマホで見やすいサイト」や「サイトのセキュリティ」などを評価項目とし、評価の高いサイトを検索結果の上位に表示させるようにしていました。
ここに評価項目が一個ふえるというのがGoogleからの告知です。
それでは「コアウェブバイタル」とはいったい何なのかをご説明します。
ユーザーの利便性を評価する
ウェブサイトのを利用するうえでユーザー体験をより良くしたいという考えをGoogleは常に意識しています。
サイト検索をしていると、知りたい情報がなかなか見つけらなかったり、サイトの情報が古すぎて使い物にならなかったりとストレスを感じることってないですか?
最近ではスマホでウェブサイトを見ることが一般的になってきたので、スマホ用のページが用意されていないと、見づらいと感じることがあると思います。
このように、ウェブにおいてユーザーがストレスを感じることは、ユーザー体験がよくない状態です。
これを改善したいというのがGoogleの考えです。
そして、この考えに則って検索アルゴリズムは日々進化を続けているわけです。
さて、今回告知された「コアウェブバイタル」という項目
これは、ユーザー体験をよくするための最も重要な要因のことを指しています。
具体的には、次の3つ
●ウェブサイトが表示されるまでのスピード
●ウェブサイト内でユーザーがクリックやタップなどの操作から次の反応までのスピード
●ウェブサイト内のレイアウトの変化率(レイアウトの崩れ具合)
今回の告知で注目したいのは、1つ目のウェブサイトが表示されるまでのスピードについてです。
これは、ウェブの検索結果からサイトをクリックしたとき、表示が完了するまでの時間を計測します。
この時間が、2.5秒以内であれば評価され、2.5秒を超えると評価されにくくなるというもの。
デザイン性を高めるために画像を多用したり、サイトにアニメーションのような表示方法を盛り込むと、サイト表示完了までの処理に時間がかかります。
見た目だけを重視してやみくもにサイトを作成してしまうと、せっかく作ったウェブサイトなのに見てもらえない可能性があることを頭に入れておいてください。
コアウェブバイタルの2つ目と3つ目については簡単に説明しておきます。
まず2つ目についてはタップやスクロールなどの操作反応速度を計測されます。
ウェブサイト内でスクロールがもたもたしていたり、タップしても反応が遅いとストレスですよね?
所謂、「重たいサイト」の場合は低評価の対象となります。
そして、3つ目については、ウェブサイトの見た目がどのくらい
変化するのかをチェックされます。
例えば、広告などが邪魔をしてウェブサイトの一部が見えなくなってしまうとか、
ウェブサイト内で時間差で表示される広告が、タップしたい場所に重なってタップできない、または広告をタップしてしまうなど、
このようなウェブサイトは低評価の対象となります。
2つ目と3つ目については、ユーザーが利用しやすいウェブサイト作成を心がけていれば、問題はないかと思います。
1つ目の表示速度について、特に注意しておきましょう。
コアウェブバイタルを計測してみよう
Googleが提供している、PageSpeed Insightというアプリケーションでは、ウェブサイトのコアウェブバイタルを測定することができます。
使い方は計測したいウェブサイトのURLを記入して「分析」をクリックするだけ!
評価項目が複数表示されて、それぞれ数値化されます。
この中でコアウェブバイタルにあたるのは、「LCP」「FID」「CLS」です。
LCP(Largest Contentful Paint)がサイトの表示速度
FID(First Input Delay)が反応速度
CLS(Cumulative Layout Shift)がレイアウトの変化率です。
数値が高いほど高評価されています。
この数値はモバイル表示とPC表示でそれぞれの結果を表示してくれます。
また、PageSpeed Insightは便利なことに、サイトの改善項目を教えてくれます。
この改善項目に従ってサイトを修復していけば、数値が上がるようになっています。
無料で使えるので是非一度計測してみてください。
まとめ
今回はウェブサイトの表示速度について説明しました。
Googleの告知では、このアルゴリズムが導入される半年前に正式に通知するとアナウンスしています。
今は評価項目の対象外ですが、猶予期間中と考えると、今から作成するサイトは表示スピードを意識して作成しておく必要がありますね。
既に作成済みのウェブサイトについても、今から少しずつメンテナンスをして、表示速度を上げておきましょう!
以上です!