■西表島幕営生活＃５

#５日目

　おっす。（Z戦士）この日は、水牛で行ける観光スポット「由布島」へ向かいます。朝、バス停を目指し道路を歩いていると、カンムリワシらしき生き物を発見。友達曰く本物らしいが、実際どうでしょうか。詳しい方コメント欄にて教えて欲しいです（笑）カンムリワシと言えば、ニックネームが「カンムリワシ」で知られる、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高選手が有名ですね！！

　具志堅選手は、西表島への発着港である石垣島生まれ。高校からボクシングを始め、プロになってからは負けなしで世界チャンピオンにまで上り詰め、そして１３回王座防衛という前人未到の記録を打ち立てた、スーパースターです！！最後は、惜しくも１４回目の防衛戦でKO負けを喫し、王座陥落と同時に引退してしまいました。（引用：wikipedia『具志堅用高』）　

　バスから撮った一枚。五日目は、私が西表島で滞在した中でも一番晴れた日になりました。ちなみにその他の日は全部雨が降りました（萎）

　念願の水牛体験。水牛は乗ってる最中にうんちやおしっこをします。その際は一緒に搭乗しているガイドのおじさんが壁を作って、こっちに飛んでこないようにしてくれます。

　そして、由布島に近づくと途中から三味線を弾いて唄ってくれました。歌詞を全部忘れましたが、風情があって、「ああ、そうだここは沖縄なんだな」と感じさせてくれるような、いかにも沖縄っぽい歌でした。

　道中、水牛の身体が半分程沈む深い場所があります。なんと、由布島で働くスタッフは、この水の中を歩いて渡って街に買い物に出るそうです。

　２０分くらいで由布島に上陸。上陸すると、ガイドが途中までついてきてくれて、島の事や水牛、植物について詳しく説明してくれます。しかしそのうち、いかにも観光客をターゲットにしているであろうカメラをもった若い青年の所に連れていかれ、掛け声とともに記念写真を撮らされました。案の定、購入しますか？と聞かれましたが、速攻で断りました。一つにお金が高いのと、もう一つが自分の顔が異常に気持ち悪かったからです！！正直、こんな顔じゃもてねぇよ！！と萎えるくらいの表情でした。もう、ったく。

　写真を撮ってからはガイドも、たたたーっと、どっかいってしまいました。そんなわけで水牛観察。とにかくでかいのと、臭い、以上。由布島は確かに平和でいい場所でしたが、特にこれといった場所が無かったので、１時間くらいして退散しました。ちなみに、由布島は、かつては小学校もある有人島だったらしいですが、人口減少やそのアクセスの不便さからか、住民は西表島本島にお引越ししたとかなんとか。たしかそんな感じだったような気がします。（不明確）

　これが、小学校跡地の屋根の上に君臨していたシーサー、だった気がする。とりあえず、本当にシーサーがあちこちいました。

　ということで帰還しました。ここはチケット売り場です。行き帰りの往復のチケットが買える他、おみやげやジュースが置いてあります。この後はバスに乗って南風見田キャンプ場に戻り、せっかく天気が良かったので、海に入りました！

　キャンプ場に戻ると、Sさんとイタリア人女性の方、イカ墨をくれた方に加えて、背中にタトゥーを入れたインディアン風のお兄さんがいました。どなたかな？とみつめていると、Sさんが「今日、パスタを椅子の上におきっぱにしたのは君？」と尋ねられ、「はい、自分です。」と答えるとSさんが「カラスに全部食われちゃったぞ！！」と教えてくれました。そしたら、それを見ていたタトゥーのお兄さんが「カラスは頭がいいから気を付けないと駄目だよ。」と注意してくれました。癖のある風貌とは裏腹に、めっちゃ優しい方でした。そして、そのお兄さんはその後すぐに「それじゃ、寝ます！」とみんなに挨拶し、とことことテントに入っていきました。

　後に分かったんですが、実はあのイタリア人女性の方の夫でした。あら、びっくり。。。それはそれで置いておいて、その後イカ墨おじさんとSさんに海に行く趣旨を伝えると、イカ墨おじさんが「素潜りしてきなよ！Yさん（タトゥーのお兄さん）にモリとシュノーケルを借りて。」と提案してきました。寝てる中話しかけるのもな、と思いましたが、まだ寝ていなかったので、二つともYさんから借りて海に出かけました。魚をバンバン捕まえて、今夜は宴だ！なんて最初は意気込んでいましたが、結果は０匹で惨敗。うんこでした。初めてのモリ突きでしたが、クッソ難しかったです。同時に、自給自足の大変さと、自分は、誰かが命懸けで獲ってきた魚や肉を、ただ対価を支払って食べてきた、いわば生かされてきたんだなと、感じました。そして自分の自然の中での無力さも感じました。合掌。

　キャンプ場で育てられている作物。レタスや万能ねぎ、小さい大根など、色々育てられています。これは、管理人が植えているらしいですが、Yさんも手伝っているとのこと。無農薬を目指しているが、そうするとカタツムリや虫に全部食われてしまい、超大変らしいです。自然って、難しいな。。

　夕飯は、Sさんに少し余ったパスタをいただいて、カルボナーラを食しました。う、うまい！！相方は何を食べていたか忘れましたが、缶詰系を食べていたような気がします。相方は私と違ってたくさん食べないと動けないタイプではないので、少量のご飯だけで生き抜くことができました。対する私は、燃費が非常に悪いため、食費にお金を使いまくりました。この後も、Sさんと海にお散歩しに行き、その後戻って寝ました。以上、解散。

　翌日はとうとう、西表島で活動ができる最後の日。せっかくなので鹿川湾（かのしかわん）方面の海岸沿いを、歩いて散策しました。さて、次はどんな出来事が待っているでしょうか！！不定期で、また投稿します！！