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原宿でしか買えない資生堂のメンズスキンケア製品とは?
日本で1ヶ所、原宿でしか買えない
資生堂が昨年の6月に販売を開始した、メンズのスキンケアライン「SIDEKICK(サイドキック)」。ずっと気になっていたのですが、今年の2月に新製品が追加されたとのことで、いまこそ購入だとアクションを起こし、ようやく入手できました。なぜ時間がかかったのかといえば、購入へのハードルの高さ。売っているのが、原宿にある「資生堂ビューティー・スクエア」という店舗のみで、通販もいっさいしておらず、極端に販路が絞られているのが特徴です。近所のドラッグストアでは買えません。売っているお店が日本で1カ所しかないってどんな製品なのだ? と思いつつ、原宿へ出かけてみました。
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英語で「SIDEKICK」とは、親友とか仲間といった意味。よく映画などで、主人公を助けたり、応援したりする友だちを「SIDEKICK」と呼んだりしますよね。「お肌のサイドキックとして男性を助けてくれる製品」的なイメージなのかもしれません。資生堂のホームページによると、このスキンケア製品はアジアのZ世代男性がターゲットなようで、私はその範疇から完全に外れてしまっており、お店の人に「お客様、どう見てもZ世代じゃないんで、販売できません……」と断られたらどうしようと心配しながら出かけたのですが、普通に売ってもらうことができました。この製品は中国での展開を中心に考えているとのこと(中国では通販可能なのだそうです)。SIDEKICKで検索すると、一応資生堂のホームページがヒットするのですが、個々の製品を説明した記事もなく、どんな内容かわかりにくい状態。「日本での展開は最低限に抑えて、まずは中国で成功してから日本に持ってくるような計画を考えている」と、関連のホームページには書いてありました。へぇ~。
なぜか5種類もある洗顔
ラインアップは、洗顔、化粧水、乳液、パックの4品目。おもしろかったのは、洗顔料は5種類の製品から選べるのに対して、化粧水はひとつだけという選択肢の思い切りでした。なんで化粧水は1種類しかなかったんだろうか。ひとまず、洗顔、化粧水、乳液の3アイテムをひとつずつ買ってみました。洗顔がなぜ5種類あるのかですが、目的別に分かれていて、美白、保湿、エイジング、泡洗顔、メイクオフ可能なクレンジングの5種類から選べるとのこと。メイク落としが入ってるのすごくいいと思いました。私はひとまず全部の香りをチェックして、いちばんいい香りだったエイジングの製品にしました。洗顔の種類がたくさんあるのは、いいアイデアだと思います。私も洗顔料が好きなので、選べるの嬉しかったな。
うって変わって、化粧水は1種類のみ。なぜ。もしかするとこの化粧水にすごく自信があるのかもしれません。「黙ってこれつけとけ!」って感じはわりと好きです。かなり思い切ってますよね。そして乳液はどれもチューブに入っていて、とろりとしたクリーム状のもの、透明でさらっとした感触のもの(乳液というか、ほぼポリマー系)、そしてトーンアップつきの乳液の3種類。先ほど見た洗顔料が、メイク落としを兼ねているのもいいなと思ったのですが、乳液がトーンアップつきというのも好印象でした。Z世代、メイク前提になっているのが新しい。私は乳液は濃いめが好きなので、クリーム状のものを選びました。3製品まとめて買って約7000円でした。価格的にはお手頃だと思います。
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使用感チェック
帰宅後、さっそく使ってみました。洗顔はまず香りがよい! 洗い上がりもしっとりで、かなり満足。ひとまず泡立てネットは使わずに手で泡立ててから洗ってみたんですが、泡がモッチリした感じだったのも好きです。次に化粧水。これは選択の余地なく1種類しかないのですが、意外だったのが、かなり粘度が強くて、化粧水というよりは「顔につけるジェル」みたいなテクスチャーだったこと。肌につけた後の感触はよかったです。しかし、パシャパシャした化粧水ではなく、この半固形(ジェル状)にした理由は、開発した人にちょっと教えてほしいなと思いました。それと、容器がガラス製のボトルで、見た目がカッコよかったのもいい。部屋に置いて楽しいデザインですね。
最後に乳液ですが、私が選んだクリームタイプのものは、ベタつきがほぼなかったです。男性はとにかくベタつく感触が嫌いで、スキンケア製品のなかでも乳液は特に不人気なのですが、この感じなら使いやすいかな? と思いました。まず何より、どの製品も香りがよい。ひとつの商品あたり2000円程度なのですが、ここまで香りがよいとそれだけで嬉しい気持ちになりますね。男性用スキンケアで「プチプラコスメより、ちょっといい製品」って意外になくて、プチプラの上って、いきなりハイブランドになっちゃうんですよね。女性用だと、そのあいだの価格帯もうまい具合にあるんですけども。ですので、スキンケアに興味のある男性(特に若い男性)で、そろそろプチプラから脱却したいと思っている方にはかなりオススメなのでは、という気がしました。問題は、原宿に行かないと買えない、他に売っている場所がない点で、都内在住で原宿まで行く元気がある方にしかオススメできないという問題は残ります。
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資生堂ビューティー・スクエアは楽しい場所だ
応対してくれた店員さんはとても親切で、私が製品を手につけたりして試しながら「これはいい香りですね」と言っていたのを覚えていて、帰り際に「香水のオススメがあるからサンプルあげます」といってオマケをつけてくれたりもしました。いろいろサンプルをいただいて帰ってきました。ちなみに、ここは資生堂の商品をあれこれ見て回れる楽しいお店で、IPSAやNARS、ローラメルシエなどの商品も並んでいます。いままで勇気がなくて店内に入れず、遠くから眺めるだけだったクレドポーの商品も始めて間近で見ちゃいました。いやー、やっぱりクレドポーは憧れですね。「わー」とか声を上げてしまいました。
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SIDEKICKS、どのアイテムも好きでしたが、特に洗顔は結構気に入っているのと、化粧水のボトルのデザインがよかったので、また買いに行くんではないかという気がしています。いま資生堂は、意図的にこの製品の販路を絞っていますが、私は結構好きだし、売れると思うので、もうちょっといろんな店で売るとか、多少買いやすくしてもいいんじゃないかな? と思いました。