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メガベンチャーからスタートアップへ転身。解のない世界を開拓し、進化し続けたい。CAMPFIRE Startups事業開発担当、市原楓

事業創造への挑戦に、応援と資金が集まる社会をつくりたい──。

CAMPFIRE Startupsは資金調達をしたいスタートアップ企業と、全国のエンジェル投資家を繋ぐ株式投資型クラウドファンディング『CAMPFIRE Angels』を運用しています。

現在私たちは、スタートアップ企業をサポートする「エコシステム形成」の促進を目指し、全国各地の行政機関や大手企業のアクセラレータープログラム、CVCとの連携を強化しています。

今回のインタビューでは「エコシステム形成」を担当する事業開発の第一人者を特集。そのキュートなルックスからは想像もできないタフさを兼ね備えている楓さん。彼女の情熱の内側に迫りました。

市原楓(いちはら かえで)
株式会社CAMPFIRE Startups
経営戦略本部 域行政・企業連携推進主任
1991年生まれ。埼玉県志木市出身。聖心女子大学英語英文学科卒業後、グリー株式会社にて、ゲームプランナー、スマホアプリのQA(Quality Assuarance/品質管理)を経て新規事業であるFanbeats(ファンビーツ)の立上げメンバーに抜擢される。ここで事業責任者を経験。2021年6月より株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」を運営する株式会社CAMPFIRE Startupsの事業開発としてジョイン。

ブラジルで過ごした中高生時代と、ビジコン参加で養った突破力。

ーーこれまでのご経歴をお聞かせください。楓さんは確か、帰国子女ですよね。
幼少期から小学学校卒業までは埼玉県で過ごし、その後父親の仕事の関係でブラジルで生活することになります。現地のインターナショナルスクールへは全く英語が話せない状態で転入したので最初はとても苦労しました。

ーー中学生から知らない言語での学生生活はかなり苦労しますよね。
そうですね。そのため平日も週末もずっと勉強をしました。ここで初めて人生で壁を打ち破る経験をし、忍耐力が身についたと思います。英語の習得方法は、大好きなアニメにとても助けられました。私は漫画とアニメをこよなく愛しているので知っている原作の英語版を見てどんどん英語を習得していきました。好きなことに紐づくと吸収が早いタイプなのでオタク気質でいたことが大いに活かされましたね。
現地で猛勉強し英語に更なる興味を持った為、大学では英文学科を専攻しました。

ーー学業とアルバイトで忙しい中、インターンも経験されたのですね。
はい、当時グリー株式会社で開催されていたビジネスコンテスト式の短期間インターンシップに友人の誘いで参加しました。実を言うと賞金を学費に充てることが志望動機でした。しかし実際参加してみると新規事業の企画をする面白さにのめり込みました。社員のメンターの指導の下、ビジネスアイディアや資料に対するフィードバックをたくさん頂き、企画のアイデアをブラッシュアップしていきました。昼夜を問わず付き合ってくださり、社会人となった今ではその苦労が理解できるので感謝の気持ちでいっぱいです。結果、200チーム以上の中で優勝することができました。

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ーー次に大学卒業後はどのような道に進まれたのでしょうか。
インターンでお世話になったグリー株式会社にお声がけをいただき入社を決めました。入社後、同期は優秀な方ばかりで最初は尻込みしました。しかし負けず嫌いな私は自ら仕事を取りに行き、上司や先輩に必死に食らいついていきました。キャリアチェンジを積極的に挑戦しゲームプランナー、ゲーム開発のQA(品質管理)、そして新規事業立ち上げに自ら手を挙げ参画。新たなことに貪欲に取り組みました。
新規事業立ち上げメンバーは当初3人だったので自らが法人営業、QA、その他社内調整などできることを全てやりました。忙しすぎて頭が回らないほど大変でしたが、新しいモノを作り上げていくのはとにかく楽しかったですね。結果、新規事業は成功し、私自身も評価されてマネージャーに昇格。更にはグループ全社MVP(個人の部)優秀賞を受賞出来ました。

更なる成長を目指し、CAMPFIRE Startupsへ

ーー学生時代のビジコンで優勝、前職ではMVPを受賞。挑戦したことに常に結果を出されて素晴らしいですね!CAMPFIRE Startupsにジョインしたきっかけは何だったのでしょうか。
『CAMPFIRE Angels』の立ち上げメンバーにお話をお伺いし、とても共感できる点が多いと感じました。まだ事業が立ち上がったばかりで、ここからグン!と伸ばして行くところ。私のこれまでの新規事業立ち上げの経験を活かし、まさにそのフェーズに挑戦したい思いがありました。

また、ガツガツ貪欲に仕事をやりたいタイプの私から見てCAMPFIRE Startupsはどの企業よりもベンチャーらしさがあった点も理由の一つです。外で飛び回り仕事の合間を縫ってカフェで面接に応じている取締役の駆さん、社長の出縄さんに至っては企業成長のインフラづくりに情熱を注ぎ、年齢を感じさせないパワフルな魅力がありました。面接を通して、この事業を成長させたい!という皆さんの想いを強く感じました。

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ーーベンチャーらしさがあった。とのことですが、楓さんにとって大手には無いベンチャー企業の魅力とは。
常にチャレンジし今の自分を超え続けていけることです。人生をかけて努力を重ね、どんどん自身がパワーアップしていける感覚があります。そして、事業として展開する上では努力が自己満足で終わるので無く、収益を上げ会社として成り立たせることが重要です。そういった意味では裁量があることもベンチャー企業を選んだ理由の一つですね。
恐らく私は現状に満足できずに駆け上がり続けるタイプなのです。もし億万長者になっても成長し続けることを望むと思います。

ーーベンチャー企業はよく裁量があると言われますね。
そうですね。ただ、任せてもらえる範囲が広いという事に意味があるのではなく、自分の努力次第で限りなく成長がし続けられる、という点が大事ですよね。逆を言えばどんなに任せてもらえる範囲が広くても結果を出さなければ意味がないと思います。

ーー確かに、入社してから積極的に新たなことに挑戦されていますね。現在のポジションでは具体的にどのようなことに取り組まれているのでしょうか。
まだ歴史の浅い株式投資型クラウドファンディング(以下、ECF)の認知獲得と地域行政機関やVC、大手企業CVC等とのパートナーシップを締結しスタートアップ企業をサポートするエコシステム形成を推進しています。弊社とパートナーの双方にプラスになるような、そして継続的に循環してスタートアップ支援ができるサイクルを作ることを目指しています。

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ーー今回、スタートアップ支援となる大規模なピッチコンテストの開催が決定しましたね。当コンテストの狙いを教えてください。
このピッチコンテスト「地域貢献スタートアップ・イノベーション・アワード」を通じて魅力的なスタートアップをCVCやVCに繋ぐサポートがしたいと考えています。

そもそも私たちが運営しているECFとはスタートアップがインターネット上にピッチページを掲載し、全国の個人投資家の方に共感を伴った応援株主となってもらうシステムです。この特性を活かし、応援する側が「個人」から「法人」となったのが今回のピッチイベントです。

応援する側はまだ世に知られていない将来性の高いスタートアップを発掘でき、スタートアップ側は「CAMPFIRE Angels」をはじめ、協賛企業のリソースをフル活用いただける可能性があります。
まさに将来性の高いスタートアップと応援したい協賛企業がマッチング出来る場でもあるのです。

▼「地域貢献スタートアップ・イノベーション・アワード」

「事業開発」のヒントは、コミュニケーションから生まれる

ーー改めまして事業開発とは楓さんにとってどのような仕事でしょうか
事業開発とは、解が無い仕事だと思っています。これまでに無いものを自らの手で開拓して、新しい道を切り開いて行くこと。常に何か新しいことを考えていますね。

「とりあえずやる!」の精神を大切にしています。

ゴルフで言うと、ちょっとした工夫で玉がすごい飛ぶ「飛距離が出るもの」を求められていると考えています。良いドライバーを見つけて飛距離を伸ばしていきたいですね。

常に新しいことに挑戦するので時には失敗もするし、先に進めなくなることもあります。そんな時は迷わずヒントをもらえる人にお話を伺います。前職を含め、これまで関わった人は常にコミュニケーションを取っていますね。

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ーーどんなに忙しくてもいつも明るく元気な楓さん。コミュニケーションを取る上では何を大切にされていますか。
相手のことを好きになり、よく知ることを意識しています。相手の行きたいところ、食べたいものなども全て把握しておきますね。例えば、今なら上長である駆さんの食べられないものは全て熟知しています。

それと嘘をつかないこと、正直者でいることが大事だと思っています。腹を割って話さないとお互い本質がわからないですからね。まずは印象に残る存在になれるように、自分から素を出し、相手に私自身を知ってもらうことが大切だと思います。

仕事はもちろん、プライベートでも。このスタンスを崩さず、良い人間関係を育んでいきたいですね。


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