(前編)地域を元気にするスタートアップ10社が登壇!「第1回 地域貢献スタートアップ・イノベーション・アワード」 イベントレポ
2021年12月15日、CAMPFIRE Startups主催、SBプレイヤーズ株式会社特別協賛のもと『地域貢献スタートアップ・イノベーション・アワード』が開催されました。
今回は記念すべき第1回のイベントの様子を前編・後編の2回に分けてお届けします!
地域貢献スタートアップ・イノベーション・アワードとは?
当イベントは“地域経済に貢献”をテーマに、スタートアップの事業成長を促進し、応援したいという想いから開催されました。
エントリー企業はなんと171社!多くの魅力的なスタートアップを総合的に審査した結果、二次審査ではファイナリスト10社に登壇いただきました。
イベントの様子は当社の運営する株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」に登録している個人投資家限定にもリアルタイムで配信。「投資をしたい」と思う企業に投票いただき、票の多かった企業は「投資家賞」として表彰しました。
当アワードの特徴は主に3つ
(1)審査から、表彰まで完全オンラインで開催。
日本全国どこにいても出場・視聴(投資家限定)が可能。
(2)協賛企業からの出資チャンス獲得、ビジネスマッチングの機会等をCAMPFIRE Startupsが積極的にアシスト。
(3)「CAMPFIRE Angels」登録の個人投資家による投票。
オンライン開催により、コロナ禍でも安全にイベントを行うことができ、また全国各地のスタートアップにもご参加いただけました。
スタートアップ支援に力を入れている当社ならではのリソースを最大限に活かしたアワードでした。
また審査員の方々は各業界でご活躍されている、こちらの豪華メンバーにご協力いただきました。
【ゲスト】
藤井宏明氏:SBプレイヤーズ株式会社 代表取締
本ピッチイベントの協賛であり、地域活性化に向けて公営競技事業、ふるさと納税事業、農業事業など様々なサービスを展開する同社。代表取締役社長の藤井氏に、地方創生への取り組みを加速するため、スタートアップ企業への出資と今後の期待についてお話いただきました。
【基調講演】
家入一真氏:株式会社 CAMPFIRE 代表取締役社長CEO
これまで数多くのスタートアップ支援をしてきた家入氏に、事業を成長・継続する秘訣とスタートアップが地域経済にどう貢献するかについてお話しいただきました。
今回のアワードでは3つの賞をご用意しておりました。
地域貢献性、実現性、収益性、継続性、発展性について総合的に判断し、「最優秀賞」賞金100万円と「優秀賞」賞金50万円の2社を選定。
さらに、視聴者である投資家が「応援したい、投資したい」企業に投票し、「投資家賞」賞金30万円が決定されました。
最優秀賞と投資家賞のW受賞により、最大130万円の賞金がゲットできるチャンスがあります。
それでは今回、17倍の倍率を勝ち抜いたファイナリスト10社のスタートアップを紹介してまいります。
1社目:株式会社IKETEL/スピーカー:松本栄祐さん
ワーケーションに特化したサービスを展開するスタートアップ。
ワーケーションとは、広義では「仕事や休暇を組み合わせ、働く場所と時間を柔軟に選択する働き方」のことをいいます。スピーカーの松本さんも、本日は宮崎県からワーケーションをしながらのイベント参加です。
株式会社IKETELでは、観光地の宿泊施設に、ワーケーションオフィスの設備環境をサブスクで提供。施設の空きスペースをワークオフィスに改装し、運営支援も行います。
注目ポイント
・科学や人間工学などの要素を取り入れた機能的なワーク環境を実現
・初期費用0円、最短1ヶ月でワーケーション事業をスタート
・平日・閑散期の施設の稼働率アップが望める
・その他のワーケーション事業とは競合ではなく、協業するポジション
2022年3月には実証実験を予定しています。今後、ワーケーションのニーズが拡大することにより、さらなる成長が期待できるサービスとなりそうです。
2社目:リージョナルフィッシュ株式会社/スピーカー:梅川忠典さん
ゲノム編集により、高速で水産物の品種改良を行い、日本の養殖業の革新を目指す京大発ベンチャー企業。
農産・畜産物においては、私たちが食べている天然品種は「三つ葉くらい」といわれるほど、そのほとんどが品種改良されたものです。それと比較し、水産物に関しては未だ天然物が主流です。従来の技術では30年かかるといわれている水産物の品種改良。リージョナルフィッシュ株式会社では、独自のゲノム編集技術で狙った遺伝子を切り取る方法で2〜3年で新しい品種の水産物を生み出すことが可能になります。
注目ポイント
・ゲノム編集動物食品である22世紀鯛、22世紀ふぐを販売
・22世紀鯛は可食部が1.2倍、飼料2割減で育てることが可能
・現在20品種の開発パイプラインができている
・稚魚販売のビジネスでグローバル展開へ
地域の新しい地魚(リージョナルフィッシュ)を作り、地元に生産拠点を設立することで地域を活性化することが期待されています。
3社目:トラベルドクター株式会社/スピーカー:伊藤玲哉さん
病気でも旅行をしたいという思いを医療の力でサポートするトラベルドクター株式会社。
「周りに迷惑をかけたくない」「何かあったらどうしよう」など、旅行者の様々な不安を一つひとつ解決。医療と旅行の隙間を埋めることで、諦めていた旅行を叶えます。
本ピッチでは、実際に「故郷の海が見たい」という夢を叶えた末期がんの患者さまを例にお話していただきました。
注目ポイント
・旅行に精通した医療従事者がヒアリング。旅行者の希望と状態に応じた旅行プランを作成
・全国の旅行施設と連携。旅行中も安心して医療が受けられる体制を確立
・旅行中は医療スタッフ(旅行医)が同行
・地域のモデルコースを作成し、地域貢献も目指す
医療機関で最期を迎える方は死亡者数の75%以上に及びます。多くの人が今後抱くであろうニーズにマッチした事業は、いっそう需要が高まりそうです。
4社目:株式会社クリップス/スピーカー:田熊力也さん
ライブコマースを通じて名産品や工芸品の売買を行えるD2Cアプリ「Sharing Live」を運営する株式会社クリップス。
ライブコマースとは動画のライブ配信で、消費者と配信者がコミュニケーションしながら物販ができる販売手法のことです。日本初の地方創生に特化したライブコマースプラットフォームアプリ「Sharing Live」。動画制作・運営支援も行いながら、地方の生産者に新たな販路を提供します。
注目ポイント
・出店者の基本料金は0円。成果報酬型のビジネスモデル
・出店者と消費者の間にプロライバーを配置。専門性の高い番組の提供が可能に
・無料サポートにより、ノウハウがなくても売れる動画が配信できる
・β版アプリでテスト配信を実施。高いコンバージョン率を記録
2024年には、日本のライブコマース市場は10兆円になると予測されています。今後、地方自治体や多数の企業と連携し、地域のD2C支援を盛り上げて行きます。
5社目:エスビージャパン株式会社/スピーカー:中元英機さん
佐賀県基山町に本社を構えるエスビージャパン株式会社。千差万別な自治体のプロモーション課題に対し、オリジナルで企画を提案、推進している企業です。
現在4事業を展開するなか、本ピッチでは2021年12月にリニューアルした観光ニュースサイト「みんなの観光協会」を中心にお話いただきました。
「みんなの観光協会」は、1200社の自治体が登録する、日本全国の最新の観光・地域トピックスを発信できるプラットフォームです。
注目ポイント
・サイトを通して旅行の醍醐味である人と人とのつながりを届ける
・フォロワーに対し、モニターツアーなどを募集
・観光協会のパーソナルが見える記事により、観光地のファンをつくる
・記事の投稿者となるメンバーを増やしながら有料会員を拡大していく
目指す未来は地域のファンになってもらう“共感観光”。これにより、ふるさと納税利用者増、旅・ツアーの共同プランニング、特産品のシェア買いなどへの展望が期待されています。
今回は前半にピッチをした5社のスタートアップをご紹介しました。
次回のnoteでは後半のファイナリスト5社と結果発表をお届けします。
乞うご期待ください。
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株式会社CAMPFIRE Startups について
名称:株式会社CAMPFIRE Startups
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3000号
加入協会:日本証券業協会
契約紛争解決機関:証券・金融商品あっせん相談センター
投資者保護基金:未加入
代表取締役:出縄 良人
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目22-3 渋谷東口ビル 5F
資本金:1億円
事業内容:第一種少額電子募集取扱業、適格機関投資家等特例業務、コンサルティング事業、教育研修事業
URL:https://campfire-startups.co.jp/
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