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【全文和訳】ウクライナ人ジャーナリスト・パンチェンコ氏:「戦争を1日で終わらせる方法」

ウクライナの「反政府ジャーナリスト」と見なされゼレンスキー政権から弾圧されているディアナ・パンチェンコ氏が、ウクライナ国民のために真の平和を訴えた動画。
西側メディアに向けたメッセージとして、戦争を1日(動画中では「1時間」)で終わらせるにはどうすべきかを述べています。
字幕はロシア語の原発言を元に、英語字幕も参考にして手動翻訳で作りました。
以下、翻訳全文。
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私の話が必要な理由

こんにちは。ウクライナ人ジャーナリストのディアナ・パンチェンコです。
ウクライナの年間ジャーナリスト賞を受賞し、国内の人気テレビ番組を制作、司会も務めていました。

今日は、「真実」についてお話したいと思います。

でも、なぜ私の話を聴かないといけないのか?―そうお尋ねになるかもしれませんね。
今日、世界のメディアが聴くのは、自国内で既に支持を失ったゼレンスキーの話のみです。ですが、彼はウクライナ人庶民の声を聴こうとしません。生きたいと願う、ごく普通のウクライナ人の声を。
私はこれらの人々のことを話したいのです。私も彼らの一人だからです。

平和の訴えで投獄

ゼレンスキー大統領は、私に対して個人制裁を課し、刑事事件を提起し、終身刑を要求しています。
一体、私が何をしたというのでしょう?テロを企てたとでも?
その理由は、私が(SNSの)テレグラムの投稿で、ウクライナを維持するためには平和が必要だと書いたためでした。

これは冗談話ではありません。
だから、皆さん、これから数分だけお話を聴いてください。

「皆さんはウクライナの自由を擁護している」ー そのように語られています。
では何故、数千人ものウクライナ人が政治犯として、あるいはSNSで「いいね」をクリックしただけで投獄されているのでしょうか?
沈黙を強いられながら、何が自由だと言えるのでしょうか?
ウクライナ政府は何を隠しているのでしょうか?

記者仲間の中には、2月24日以降に消息不明となった人が数名います。
彼らの安否は分かりません。
彼らは私と同様、ただ平和を訴えていただけでした。

自由を求めて亡くなった人々


あなたは殺人の脅迫を受けたことがありますか?
私のもとには脅迫文が毎日送られてきます。

この先もお聴きになりますか?

うまく逃げられた人や、妻子の前で拷問を受けた人についてお話することもできます。

こちらの男性をご覧ください。
彼は亡くなりました。
その死因は何だったのか?
ウクライナから出国を試みた際、国境警備隊に後頭部を撃たれたのでした。
21世紀の現在においてもなお出国が許されず、後頭部を撃たれるのです。

米国資金の、ウクライナでの流出先

米国民は、ウクライナ軍備に莫大な資金を供与しています。
同僚の皆さん、世界中にぜひ伝えて欲しいのです。
その資金がどこに流れているのかについて、
私の国民の苦しみが如何程なのかについて。

人々は怯えきってしまい、絶望しています。
米国民の金は丸ごと盗み去られています。
だから国民は戦線に行きたがらないのです。
だからこそ、彼らは強制的に戦線へ連行されるのです。

彼らには分かりません。
ゼレンスキーとその取り巻きの私腹を肥やさせるため、何故自分が死なないといけないのか?
何故彼らが独裁政権を守らなくてはならないのか?

酷い汚職の証明を示すことも可能です。

(完全版はXアカウントで)

真実とは、抽象的なものではありません。
世界のメディアは、ウクライナが自由のために闘っていると語ります。
そうだとすれば、このような状況をどう捉えれば?

〔動画:市民が暴力を受ける様子〕
- お前ら、何をしてるんだ!
- 助けて!

真実とは、きわめて明確なものです。
それは、貧しき者は富める者のために死んでいく、ということです。

〔ゼレンスキー発言〕
ウクライナでは空気を吸うことすらできない
戦争中だからだ

反対者は投獄され、剥奪されます。
異論を唱える者は、クレムリンのエージェント(ロシア政府のスパイ)というレッテルを貼られます。
イーロン・マスクも、タッカー・カールソンも、クレムリンのエージェントと呼ばれるようになりました。
カールソンは(プーチン大統領の)インタビューを行っただけなのに。

ところで、ゼレンスキーは何故カールソンのインタビューを受けないのでしょう?

私はゼレンスキーのことも、彼のチームのこともよく分かっています。

〔動画:2020年5月のゼレンスキー大統領記者会見〕
- 公共料金は下がらず、戦争は終結しません。しかし、責任者は逮捕されません。
- 公共料金は・・・
- あなたはポロシェンコ氏にとっての判決とはなりませんでした

彼は、都合の悪い質問には一つとして答えることができません。
例えば、
なぜ米国納税者の金が盗み取られてしまうのか?
なぜウクライナ政治家が一人も前線にいないのか?
誰が、ウクライナで収監中のジャーナリストのゴンザロ・リラ氏を殺害したのか?
なぜゼレンスキーは選挙の実施を恐れているのか?

しかし、もっと重要な質問があります。

ゼレンスキーさん、明日にでも自国民男性の出国を認めたら、どうなるでしょう?

ウクライナ人が辿る本当の運命

親愛なる同僚の皆さんは、ウクライナ人の本当の意味での運命を心配されているのでしょうか?

ウクライナ人は、超大作映画のヒーローではありません。
私たちは生身の人間で、平和を望んでいるのです。

ゼレンスキー氏に代わり、次の質問に私がお答えします。
この回答は、ウクライナ人全員が支持することでしょう。

どうすれば戦争を1時間で止めさせられるのか?
男性の国外退去を許可する、それだけのことです。

そうすれば、誰も国内に留まらず、戦争は終わるでしょう。
ゼレンスキーのために死にたくないのですから。

〔動画:戦地のウクライナ兵〕
「大統領府のクソったれ」
「誰のために俺たちは戦ってるんだ?奴らに金と地位を獲得させるためなのか?」

しかし、事態はエスカレートしています。
更に多くの国が参戦するであろうヨーロッパの大規模戦争に、人々が駆り立てられています。

自分が戦争から遠く離れた場所にいて、これを支持することはとても簡単です。
ですが政治家の言いなりで火を煽っているうちに、全てを焼やし尽くすことになるかもしれません。

私たちは今、核戦争による破滅の危機にかつてないほど曝されています。
キューバ危機よりも深刻な状態です。
同名映画の中で、「見上げるな、考えるな」と言われます。

人々はプロパガンダに疲れています。
米国でも、ウクライナでも、EUでも皆、疲れてしまいました。

でも私のYouTubeチャンネルの毎月の視聴回数は7000万回にのぼり、
X(旧Twitter)では、私の投稿が3日間だけで100万回表示されました。

何故でしょうか?
それは、人々が虚偽に疲れたからです。

世界のメディアの皆さん、つまり同僚の皆さんにお願いしたいのは、
ウクライナにいる庶民に目を向けてください、ということです。

今後の連絡方法

友人の皆さん、メールかXでメッセージを送ってください。
私には多くの情報がありますので、皆さんに喜んでシェアいたします。

またXではビデオブログも発信しており、インタビューや、あらゆる議論とご質問にも応じます。

戦争は常に悪化する可能性があると学びました。
真実とは、抽象的なものではありません。

その真実によって、私たちは救われるのです
平和を祈ります。

さようなら。

















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