自分を褒め称える
「ちやほやに弱いんじゃない?」
と言われて、クリーンヒット。
すごく自分を表すのにピタッとハマる言葉だった。
目を見つめながら、過去のあれこれ、しでかしたことをどう思ってるか聞いてみたら、
「アホだよね」
「自分で自分のこと褒めないから、そうなるよ」
「わたしのことを褒めよ、称えよ」
と聞こえた気がした。
そうだ。褒めて欲しい自分がいる。
そこ、知ってたのに、その欲求を満足するまでちゃんと自分で満たせてあげれてなかった。
雑だった。
もう見て見ぬフリはしない!
ここまでは自分の中でよくあるパターン。
「ほんまやな?」
と目が言っていて、自分が自分を試そうとしている。
今日は、一日自分のことを褒めた。
「昨日の仕事頑張ったよねー!」
「片付けもスムーズで、さすが!」
「すごい頑張った!えらい!!」
「ノーミスで出来たし、すごかった!」
「わたしにサービスされたお客さん、
超ラッキーだと思うわ〜!」
「疲れた脚を自分でマッサージするなんて、
自分に愛がある〜!」
「マッサージすごい上手!才能あるわ〜!」
いっぱい褒めようとするけど、褒め言葉がするすると浮かばなくなって、すぐつまる。
それに気が向いてしまって、気付けば褒め忘れたりもする。(褒めよう!!と力む自分もいる。)
けど、
気付いたらまたやる。
その繰り返し。
言い方や、言葉によっては、体感が伴わないので、自分に見透かされてるように感じる。
「言われて嫌な気はしないけど、なんか違う」
「それやってるフリだぞ」とか言われる気がする。
ほんと自分にはバレバレ。
寝る前に、もう一度自分の目を見て褒める。
「髪の毛切って、ますます可愛くなったね〜!」
「今日は、自分の希望をちゃんと美容師さんと納得いくまで相談できたの、すごいと思う。勇気あったよね!」
「今日は、食べたい、トイレ行きたい、座りたい、のタイミングちゃんと感じれて、行動出来てた!」
「すごい!すごい!えらいー!」
だんだんと胸と背中があたたかくなる、
口元が緩む、
目の開きが大きくなる、
目が少し潤む、
胸の奥でドクドクっと血が巡る、
そんな体感を感じた。
仕事で〇〇出来たとか大きな事よりも、可愛くなったね、いいタイミングで〇〇出来たねとか、小さい事で喜ぶ自分がいてる。
そうなんだ〜!
それから、この間までやってた、鏡の自分に話すのとは違ってきたって気付いた。
自分の体感をちゃんと見る、感じようとすると、丁寧なコミュニケーションをしようとなっている。
自分から褒められるのは、
興奮するような嬉しさじゃなくて、
身体にしみるような、じんわり、ほわっとする嬉しさだ。