【秋田のゲストハウス】CAMOSIBA、noteはじめます。
はじめまして
はじめまして、Hostel&Bar CAMOSIBAです。
私たちは、秋田の県南にある横手市十文字町に拠点を置くゲストハウスです。
この度、このエリアの「発信拠点」として活動すべく、noteを始めました。
はじめましての投稿ということで、CAMOSIBAというゲストハウスについて、noteを始めた経緯、noteでどんなことをしていきたいか、この記事を通してお届けします。
ぜひ最後まで目を通していただけたら嬉しいです。
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Hostel&Bar CAMOSIBAです
まずはじめに、本ゲストハウスのオーナーである阿部円香に
1.どのような経緯でゲストハウスを立ち上げたのか
2.十文字という町について
3.ゲストハウスのコンセプト
以上3点を伺いました。
1.どのような経緯でゲストハウスを立ち上げたのか
もう何百回と聞かれて息継ぎせずに話せるようになったこちらの問い。
(なるべく簡潔にお送りします)
はじまりは学生時代に海外をふらふらしていた時期、当初はいわゆる安宿を求めてゲストハウスやホステルに泊まっていたのですが、いつしか同じような旅人との出会いや、よりディープでフレッシュな情報の数々に溢れる日々に魅了されておりました。
そして帰国後就活をしながら、いつか私も秋田でいろんな人や情報が流れるゲストハウス的な空間をやれたらよいなー、と思っていたいつかが割と早めにやってきた感じです。きっかけは就活迷子だった私に大学の恩師が「いつかやる気持ちがあるならもう帰ってやっちゃえば?」とさらっと投げた一言。あ、そっかーとストンと腑に落ちた感覚、その日の帰り道はものすごく自転車のペダルが軽かったこと、一生忘れないと思います。
そんなこんなで勢いのまま秋田に帰ってきて、ゲストハウスやります!と色んなところで言いふらしては、味噌の仕込みをしながら物件を探して。がらっと変わった環境に順応できるかと不安でいっぱいだったのも束の間、秋田という辺境の先人ネットワークに掬い上げられます。声を挙げれば挙げるだけ、この人に会っとけ!とダイレクトに色んな面白いことをやっている先輩方に繋げてもらって、そこからまた繋がって。このスピード感たるや、人口減少も一概に悪いとは言えないんじゃないかとこっそり思ったり。とにかく密です(これもこっそり言わなきゃいけないワードか)。本当に、本当にこのネットワークに生かされております。私もこれからちゃんと繋げられる人にシフトしていきたいところです。
そして途中箱根と長野の宿にも修行しに行きました。その間他の色んな宿に泊まったり、改装のお手伝いをさせてもらったりも。実際に日本のゲストハウスに身を置いたり作ることに携わらせてもらって、そしてその横のつながりや取り巻くあったかい人々にぽかぽかして、やっぱり秋田でこんな空間をつくりたいと無事確信。そしてどんどん気持ちを高めていったところに最高の物件と出会って、いろーんな人が毎日助けに来てくれて、あれよあれよとオープンまできていました。このあれよあれよが紆余曲折あるのですが、簡潔ではなくなってきたので、別の機会に。または現地のバーカウンターにてお伝えしますね。
2.十文字という町の特徴
そもそも目立った観光地でもない十文字でなんで宿?とこれまた何十回も尋ねられてきました。結果的に生まれ育った場所、ど地元でやっているのですが、最初はせっかくだから秋田の別のどこかでやりたいなあと思っていたのが、ある日紹介してもらったこの蔵付き物件にとにかく一目惚れした、というのがすべてです。
でも蓋を開けてみたら駅もインターも近いし、何より、十文字という名の通りの風土と暮らす人々にお世話になりっぱなしの毎日で、とにかくいいこと尽くしだったのです。
十文字町の成り立ちとしましては、2つの街道の交差する場所からじわじわ交通網や家々が整備され町が出来ていったのですが、やはりずっと人や物が往来するエリアだったということもあって、もとより旅人を迎える体制がととのっていると強く感じます。おかげで良い意味で予想を裏切るペースで、私がつくりたかった光景を見させ続けてもらっています。
とにかくオープンマインドで好奇心旺盛なご近所さん達ですが、突然現れたゲストハウスとか言う謎の店に当初はハテナマークがいっぱいだったでしょう。でもさすがクロスロードの住人達、その辺を見慣れないでかいバックパックを背負った外国人が歩いていても、身振り手振りでかもしば、あっち!と道案内してくれたり、お茶やハタハタ(秋田の冬の風物詩)をご馳走してあげたり。言葉の壁なんてなんのそので、こちらも度肝を抜かれるほどのホスピタリティを発揮してくれるのです。
3.ゲストハウスのコンセプト
CAMOSIBAは”醸す+場=醸し場”という具合でして、ここでいろんな人やものが出会って、発酵して、熟成されて、また新たなカタチになっていくような場になれたらいいな、という願いが込められています。
それにプラス横手市自体が発酵文化が根付いている土地というバックグラウンドがあります。さらに私の実家が麹屋を営んでおりまして、うちの麹や味噌を使ったフードもちろん、秋田の美味しいお酒の数々を味わっていただける空間で、個性豊かな地元民とマッチアップしていただきましょうというわけですね。
先ほど度肝を抜かした通り、早々に私がつくりたかった景色は、気がついたらそこに広がっておりました。そこから派生した新たなチャレンジも少しずつ輪を広げていってます。元々私が好きなものが詰め込まれた空間、だからこそ訪れてくれる人の好きなものが来るたび増えていったり、より好きになったりするようであれば良いな、と思っていたのが私の方が広げてもらっちゃって、もう大変です。
それも全国・世界各地から足を運んでくれるゲストのみなさま、そして代わる代わるホストになってくれるご近所のみなさまが混ざり合って、いつも想像以上の毎日を提供してくれるがゆえ。この場を借りて感謝の意を叫びたいと思います。
しかしまあ、なかなか大手を振っていらっしゃいー!と言えない時間が長々続いておりますね。それでも私たちは日々いろいろ企みながら、その時をお待ちしていますので、ご安心及びご期待のほど。
と、自分でハードルをあげたところでお戻しします。まずはお手元の画面から、めくるめくディープ十文字の世界を覗いてみてくださいませ。
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noteを始めてみます
みなさんは観光をする際、どのような基準でモノやコトを選択しますか?
美味しい食べ物。 歴史的な建築物。 その土地ならではのお土産。
など、数え切れないほどの選択肢があるかと思います。
ただ共通していることがあるとすれば、それは"誰かが作った"ということ。作る人がいなければ、生まれてこなかったモノやコト。
だからこそ、食べ物、建築物、お土産などモノやコトに焦点を当てるのではなく、それらを生み出した生産者、つまり作り手の想いを知る必要があると思っています。
みなさんが食べる料理 みなさんが見る建築物 みなさんが購入するお土産
作り手の思いを知れば、2倍にも3倍にも商品を知ることができます。
十文字町で働く方々の生産したモノに対する想いを、このnoteという場でお伝えしていきたい。そんな思いから、この度noteを開設することに決めました。
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この場でやりたいこと
具体的にこの場でやっていきたいことは、主に2つあります。
ひとつは、十文字に関わる方々へのインタビューを通じて、作り手の想いを知ってもらうこと。もうひとつは、スタッフ目線で見た秋田のモノやその近郊の町を発信し、横手のファンを増やすこと。
十文字に関わる方々へのインタビューについて。十文字に関わる町内外の方々へのインタビューを通じて、商品の裏にある作り手の想いを知ってもらう、そして、町も好きになってもらいたい、その一心です。
みなさんが今後十文字へ訪れる際、「この商品は、あの人があんな思いで作っていたな。」「あそこは面白い人がいるから行ってみよう。」となるように、交流につながればいいなと思っています。
スタッフ目線で見た十文字やその近郊の町を発信することについて。CAMOSIBAには地元に住んでいる人、秋田県内で2拠点生活をしている人、千葉県から移住してきた人など、バックグラウンドも価値観も違うメンバーが揃っています。
メンバーそれぞれ異なる視点で見た十文字を発信し、いろんな側面で見たこの町を知ってもらえたら嬉しいです。
そのほかにも、日々のCAMOSIBAの情報も発信していきます。
みなさんから見たこの町を、私たちが運営するBarで共有してください。
CAMOSIBA、note始めます。
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【Hostel&Bar CAMOSIBA】
Address:秋田県横手市十文字町曙町7-3
Guesthouse:Check in 16:00~21:00 / Check out 10:30
Bar:19:00~24:00(food L.O 22:30 / drink L.O 23:30)
Tel:0182-23-5336
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