Hemmi Tatsuo

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国際刑事裁判所(ICC)は現代の紛争における欠かせない柱

アメリー・フェレイ メディアパート紙 原文はここ。 2023年は、西側にとって2つの主要な戦争があった年だった。もちろんウクライナだが、10月7日直後にキブツの瓦礫の上で勃発したイスラエルとハマスの戦争も同様だった。 これら2つの戦争を戦術的に体系的に比較することはまだ行われていない。しかし、「西側の集団」に対する言説上の挑戦と「グローバル・サウス」の台頭に関する戦略的な影響が浮かび上がり始めている。ただし、最も明白な共通点は、この2つの事案を取り上げた国際刑事裁判所(I

    • 「ユダヤ・キリスト教文明」:ベニヤミン・ネタニヤフ首相の歴史的嘘

      フランス語原文はここ。 フランスのニュース専門チャンネルLCI(La Chaîne Info)で、イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ人に対する十字軍の旗印として「ユダヤ・キリスト教文明」の擁護を振りかざした。ここでは、キリスト教の反ユダヤ主義の長い歴史を嘲笑する歴史的なウソを暴く。 エドウィ・プルネル 2024年5月31日 19時45分 「我々の勝利は、あなた方の勝利である!野蛮に対するユダヤ・キリスト教文明の勝利である。フランスの勝利だ!」これは、5月30日木曜

      • パレスチナの旗が翻った瞬間(ジャン=リュック・メランション、2024/05/29)

        「不服従のフランス」創設者・前代表 原文はここ 訳者まえがき 2024年5月28日、フランス国民議会で不服従のフランス(ラ・フランス・アンシュミーズ、LFI)党の議員セバスチャン・デロギュがパレスチナ国旗を掲げたことが大きな議論を呼んだ。この行動は、ガザ地区での危機に対する注目を喚起するためのものだった。 デロギュ議員がパレスチナ国旗を掲げたのは、貿易大臣フランク・リースターがガザの状況に関する質問に答えている最中だった。この行動に対し、国民議会議長ヤエル・ブラウン=ピ

        • 「ラベンダー」:イスラエルのガザ爆撃を指揮するAIシステム

          原文はここ フランス語訳はここ 日本語による解説記事はここ イスラエル軍は数万人のガザ住民を暗殺の対象として指定し、人間による監視のほとんどない犠牲者数許容政策の下で動作するAIターゲティングシステムを使用している。+972とLocal Callが明らかにした。 ユヴァル・アブラハム 2024年4月3日 はじめに 2021年、"The Human-Machine Team: How to Create Synergy Between Human and Artifici

          「労働者階級にはこのジェノサイドを止める力がある」:UAW 4811の一般組合員、ピーター・ロスとのインタビュー

          「労働者階級にはこのジェノサイドを止める力がある」:UAW 4811の一般組合員、ピーター・ロスとのインタビュー(原文はここ) 5月15日木曜日、全国で最も大きな大学で働く労働者の組合である48,000人のUAW組合員が、ストライキ承認を投票で支持した。Left Voiceは、この歴史的な投票のきっかけと、労働運動がパレスチナのために戦う理由について、UAW 4811のメンバーであるピーター・ロスにインタビューした。 ジュリア・ウォレス Q: UCLA RNFはキャンプ

          「労働者階級にはこのジェノサイドを止める力がある」:UAW 4811の一般組合員、ピーター・ロスとのインタビュー

          Stop à la répression des étudiant·es dans nos universités !(私たちの大学での学生弾圧を辞めよ 邦訳)

          元記事(Mediapart)はこちら 私たち大学教員、研究者、その他の大学職員は、ガザでの停戦と国際法の尊重を支持して行動する学生たちに対する警察力の行使と暴力のエスカレートを強く非難します。 私たちは、大学内での警察の介入の増加に深い懸念を表明します。これは、思想の自由と自律性を守るための大学の自治の伝統に反するものです。大学は、学問の自由と表現の自由が十分に発揮できる場であり続けなければなりません。 また、大学からの退去要求の際に行われた数十件の逮捕も非難します。こ

          Stop à la répression des étudiant·es dans nos universités !(私たちの大学での学生弾圧を辞めよ 邦訳)

          ソルボンヌ大学学生緊急声明(2024/05/10)

          以下にまとめました。 原文のポストはこちらです。 学生1 5月7日火曜日、私たちは国際法の多くの基本原則に違反してイスラエルのラファで続いている大量虐殺的行為に抗議するために立ち上がりました。私たちは、以前から抗議の手段として象徴的に占拠されていた場所であるソルボンヌの講堂を、火曜日の18時に平和的に占拠することを決定しました。この行動と抗議は、ラファの状況に対する学生たちの全般的な憤りから始まりました。 しかし、私たちは88人もの人が警察に逮捕されるとは想像もしてい

          ソルボンヌ大学学生緊急声明(2024/05/10)