camiroi
72年生まれ。物書き。https://twitter.com/camiroi
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「『薬屋のひとりごと』“手抜き”騒動から作画技術を考える 視聴者の肥えた目がもたらすもの」を読んで
リアルサウンド映画部に「『薬屋のひとりごと』“手抜き”騒動から作画技術を考える 視聴者の肥えた目がもたらすもの」という記事が上がった(執筆者はすなくじらさん)。
読んでいて、いくつも「えー?」と思う箇所があったので、ふと思い立ってちょこちょこ赤字を入れてみた。とはいえ、あくまで自分の理解している範囲の話なので、間違っているところもあると思う。ご指摘いただけると幸いです。
まずは最初の段落。
音楽が私たちを解き放つ/『日本沈没2020』
(※以下の文章では『日本沈没2020』の内容について、がっつりとネタバレしています。ご注意を)
ひと言で言えば『日本沈没2020』は、ハードボイルドなのだと思う。作家の都筑道夫は、私立探偵・西連寺剛を主人公とした小説『死体置場(モルグ)の舞踏会』のあとがきに、「ハードボイルド・ミステリ」の特徴について、こんなふうに書いている。
また別の文章(エッセイ「彼らは殴りあうだけではない」)で、都筑はハ
C2020/最近楽しく聴いている日本のインディーアーティスト
去年から年に一度、よく聴いている日本のインディーアーティストの楽曲をSpotifyのプレイリストにまとめている。これはその2020年版。せっかくなので、簡単なプロフィールをつけて記事にしてみた。
1)MIMOSA/ZOMBIE-CHANG
シンガーソングライター・メイリンによるソロプロジェクト。2016年にシングル「恋のバカンス E.P.」でデビュー。2018年の3rdアルバム『PETIT P