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マスコミの言葉使いが国民を余計に不安にさせている

 最近、ネットのマスコミの記事で、マイナンバーカードを使用した保険証機能、つまりマイナ保険証を使用することに関する記事で、12月2日まで時間がない、と言ったような煽り記事がよく目立ちます。
 例えば、以下のような記事のタイトルを目にしたら、皆さんはどう思うでしょうか?

 タイトルだけをみると、今使っている健康保険証が12月2日から使えなくなる、と勘違いしてしまうことでしょう。記事の中をじっくり最後までよく読めば、後半には従来の保険証が新規発行されなくなるというのが12月2日からというのが書かれているので、タイトルだけ読んで勘違いされていた方も正しく理解できるかと思います。
 しかし、多くの方は、タイトルと最初の数行だけを読んで、記事の内容を分かったような気になるため、多くの人が勘違いして、使用できなくなるものだと思われてしまいます。
 実際、上記記事の一つであるFBS福岡放送の「【マイナ保険証】いまの保険証 ”廃止”まで3か月 利用者や医療機関は不安と戸惑い 今後どう変化? 福岡」の中で窓口に来られた方へのインタビューが載っていました。

■窓口に訪れた人
「12月で保険証がなくなるって聞いたので、早めに作っておこうかなと思って作りにきました。(これまでは)めんどくさかった、あまり興味がなかったというか。」

FBS福岡放送「【マイナ保険証】いまの保険証 ”廃止”まで3か月 利用者や医療機関は不安と戸惑い 今後どう変化? 福岡」

 マスコミの煽り記事などに騙された方が窓口に来られていて「12月で保険証がなくなるって聞いたので」と発言されていました。
 国は明確に12月2日以降、保険証の新規発行はしない。現在お持ちの保険証は1年間有効である。マイナ保険証をお持ちでない方は、有期限の資格確認書が送付されるため、それで有効期限までは使用可能である。ということは説明しているのですが、それを伝えるマスコミが捻じ曲がった伝え方をして正しく伝わっていないと思われます。
 タイトルを工夫することにより、そのような誤解をせず正しく伝わるはずなんです。例えば、「現行保険証新規発行停止期限まであとわずか」とするだけでも、印象は変わるはずです。”廃止”を”新規発行停止”とするだけなんですが、政府批判を中心に記事を書いていた記者たちにとっては、そのようなタイトルにはしたくないんでしょうね。

 X(旧Twitter)などを見ていると、国民の多くの人はさほど保険証そのものには興味はなく、ただただ、従来通りの対応で病院にかかることができず面倒くさい、と言う点のみで反対されている方が多いように思えます。

 コスト面、情報共有、その他さまざまなことを考えると、皆保険の将来、皆さんの保険料の将来がかかっているので、国民の一人一人に真剣に考えてほしいことなんですが、難しいところですね。マイナ保険証は、そのとっかかりの入り口に過ぎないんです。このあたりは、また別記事にして情報発信する予定です。

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