声と情熱で世界を変える!プレゼンとジャズで奏でる私のプロフィール
ドイツからこんにちは! 神谷ちよです。
私は現在、ドイツを拠点に、日本企業や個人向けに英語プレゼンテーションのセミナーを開催し、ビジネスコミュニケーションのスキルアップをサポートしています。
これまで20年以上にわたり、日独ビジネスの最前線で通訳やコミュニケーションの橋渡し役として活動してきました。一方で、ジャズシンガーとして舞台に立ち、さらに最近ではボイスオーバータレントとしても新たな挑戦を始めました。
こうした多彩な活動は、私が声や表現を通じて「伝える力」を追求し続けてきた結果です。
実は子供の頃は、感情や考えを言葉にするのが苦手だった私が、どのようにして今の自分に至ったのか。その軌跡をお話ししたいと思います。
声で自分を表現する楽しさを知った小学校時代
私は子供の頃、自分の気持ちや考えを言葉で伝えるのがとても苦手でした。母が一度言った言葉を、今でもはっきり覚えています。
「ちよちゃんは頭の中でいろいろ考えているんだろうけど、それが口から出てこない」と。
その言葉は当時の私の状況を的確に表していました。
それが少しずつ変わり始めたのは、小学校5年生の時。放送部に入り、初めてマイクに向かって話す機会を得た時でした。
わたしが通っていた小学校は、当時としては珍しく、校内に白黒とはいえ、テレビカメラ2台を保有する行内TV放送が可能な学校でした。その校内放送でお昼時に自分の声が広がり、周りの人に伝わる感覚は私にとって新鮮で感動的でした。
この経験を通じて、声を使って自分を表現することの楽しさを知りました。
大学時代:音楽を通じた表現の魅力
母が音楽好きだったことから、幼い頃からバレエやピアノを習い、高校時代には声楽を学ぶようになりました。
また、小さい頃、家族で車でお出かけする際には、カセットテープからいつもビートルズが流れていました。父が特に好きだったため、自然と私も彼らの音楽に親しむようになり、そのシンプルで心に響くメロディは、私の音楽の原体験のひとつとなりました。
こうした音楽的な環境に囲まれて育ったことも影響してか、大学では軽音楽部に入り、ボーカルとしてステージに立つようになりました。当時はやっていたニューミュージックのカバーを中心に歌っていました。
80年代のニューミュージックシーンは、私にとって特別な時代でした。
ユーミンや竹内まりやといったアーティストの曲に心を奪われる中、特に大好きだったのが須藤薫さんの音楽です。
彼女の透明感ある歌声と独特の世界観に魅了され、その曲をカバーするたびに、彼女の楽曲に込められた感情を自分なりに表現しようと心を込めて歌いました。残念ながら、彼女は若くして亡くなられてしまいましたが、今でも彼女の楽曲が私の心の中で輝き続けています。
また、この頃はジャズへの興味も深まり、阿川泰子さんのアルバムをよく聴いていました。当時の彼女のアルバムは、ニューミュージックとジャズの要素が絶妙に融合しており、私にとって新しい音楽の扉を開いてくれるものでした。彼女の表現力豊かな歌声と、洗練されたサウンドは、後に私がジャズシンガーとして活動する際の大きなインスピレーションとなりました。
大学時代のステージ経験を通じて、私は音楽を通じて感情や物語を伝える楽しさを学びました。この経験は、後の私のプレゼン指導やパフォーマンス活動において、大きな影響を与えてくれています。
クイーンエリザベス2世号で司会業に挑戦
大学卒業後、外資系の映画会社の宣伝部で数年仕事をしたあと、私はイギリスの豪華客船「クイーンエリザベス2世号」で日本人クルーズスタッフとして働く機会を得ました。
ここで、毎晩行われるショーの司会を担当し、英語と日本語を使いながら、多国籍の乗客を相手にパフォーマンスを繰り広げました。この経験を通じて、異文化間のコミュニケーションの面白さと難しさを体感し、同時に「伝える力」の重要性を深く実感しました。
ドイツ移住後:多彩なキャリアの始まり
結婚を機にドイツへ移住してからも、私は様々な仕事に挑戦しました。ミュンヘン補習校の日本語教師として教壇に立ったり、市内観光ガイドとして日本からのツアーを白鳥城へ案内したりと、ドイツの地で新しいキャリアを築きました。そして、企業視察の団体の通訳として日独ビジネスの現場に携わる中で、多くの日本企業がプレゼンテーションやコミュニケーションの面で課題を抱えていることに気づきました。
特に、ドイツの展示会に出展する日本企業は、優れた技術や製品を持ちながらも、英語での効果的なプレゼンが苦手なため、商談や契約に結びつかないことが多いと感じました。この課題を解決したいという思いから、英語プレゼンテーションのセミナーや個別指導、そしてコンサルティングを始めるようになりました。
現在の活動:声を通じて人々をつなぐ
現在、私は以下のような活動を行っています:
英語プレゼン指導:特にドイツの展示会に出展する日本企業向けに、世界基準のプレゼンテーションスキルを指導。実践的なフィードバックを通じて、聞き手を引き込む話し方やスライド作成の技術を教えています。
通訳業務:20年以上の経験を活かし、ドイツと日本のビジネス現場でコミュニケーションの橋渡しを行っています。通訳業務は、フリーランスとして最もコストパフォーマンスが高い活動の一つで、不定期ながら大きな収入源として私の活動を支えています。
空港ショップでの勤務:ルフトハンザ航空の子会社が運営する空港ショップでも働いています。この仕事は、定期収入を得るだけでなく、世界中の人々と出会える楽しさがあります。新しい環境でのチャレンジを楽しむ「マルチパッショ二スト」*としての私らしい活動のひとつです。
ジャズシンガーとしての活動:地元のライブハウスでパフォーマンスを行い、情熱的な歌声で観客を魅了しています。
ボイスオーバータレントとしての挑戦:最近では、ナレーションや音声表現の分野にも挑戦し、新たな「声」の可能性を広げています。
「マルチパッショニスト」*としての生き方
これらの多彩な活動は、私の「マルチパッショニスト」*としての生き方そのものです。
私は、自分の興味やスキルを多方面に広げる『マルチポテンシャライト』という生き方に共感しています。
その上で、私自身は『情熱』を原動力として活動しているため、自分を『マルチパッショニスト』と呼んでいます。
一つの専門分野にとどまらず、興味や情熱の赴くままに多様なキャリアを築いてきた結果、私自身が学び、成長し続けることができています。この生き方を通じて得たスキルや経験を、英語プレゼン指導やコミュニケーションサポートに活かし、多くの人々の成長をサポートしていきたいと思っています。
情熱を声に乗せて届けたいもの
私が一貫して大切にしているのは、「声には人の心を動かす力がある」という信念です。声や表現を通じて、自分自身をより深く知り、他者とつながり、新しい可能性を見出すことができます。この信念を基に、これからもプレゼン指導や音楽活動、声の仕事を通じて、多くの人々に「伝える力」の素晴らしさを届けていきたいと思っています。
あなたも、自分の声と情熱で未来を切り拓きませんか?私と一緒に、新しいステージに挑戦しましょう!