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ビニールハウスに暖房は必要?多肉用ハウスの電気代ってどのくらいかかってるの?

ビニールハウスを検討中のあなたの参考になれば幸いです。
我が家は2024年2月に2坪のハウスを導入し、今もハウスで多肉植物を管理しています。

冬は氷点下になる長野県の冬。もちろんハウスの中も氷点下。
冬場は-10度になる日もある地域でビニールハウスで多肉植物を管理するには、徹底的な温度管理が求められます。

さて、ビニールハウスの暖房代(電気代)はどのくらいかかるのでしょうか?
実際の電気代を大公開して、比較してみようと思います。



ビニールハウスに暖房は必要?

多肉用のビニールハウスを検討している方もいるかと思います。
多肉が増えてきたら、ビニールハウスで管理するのがきちんと管理できるし安心です。

しかし、ビニールハウスは外気との境目がその名の通りビニール一枚です。
冬場に氷点下になる時はビニールハウス内の温度も下がります。

1日や2日なら氷点下になっても神経質にならなくてもいいかと思いますが、長野県は11月から3月までほぼ毎日、マイナス気温が続きます。

そんな場所ではやはりビニールハウス内を加温しないと多肉植物が凍ってしまいます。

冬場のビニールハウス内の温度は?

冬場のビニールハウスは、ビニール1枚の向こう側はお外です。
もちろん、外が寒い日はビニールハウスの中も寒いです。
ただし、日光が当たるとビニールハウス内の温度は上昇しますので、昼間はそれなりに高い温度を保てるものです。
とある日のビニールハウスの温度変化です。

ジェットコースターのように温度が変化します。

外気温は夜間にマイナス5℃前後になります。ハウス内で暖房をつけないとハウスマイナス3℃くらいまで落ちてしまいます。

なので、長野県の我が家では、暖房を付けてハウス内を加温しています。

長野の冬はビニールハウス+暖房で管理する

マイナス2℃くらいまでは多肉植物は大丈夫という品種もありますので、地域によっては暖房を付けなくてもいい場所もあるかもしれません。

凍結しても解凍されれば大丈夫な場合もありますが、凍結や解凍を繰り返したり、連日マイナスになると多肉にもダメージが出てきます。

凍結した多肉植物

なので、長野の冬は暖房で温度管理をするのが一番安心です。
ビニールハウスは霜は防止できますが、マイナスになると凍結の心配があります。

我が家では0℃以上、できれば5℃くらいを目安に暖房やヒーターで調整しています!

ビニールハウスの暖房費は?

では、ビニールハウスで暖房を使うと電気代に影響がどのくらい出てくるのでしょうか?
なるべく電気代は抑えたいところ。

我が家は家の電気からハウスまで電気を引っ張っていますので、家庭の電気料金と一緒になってしまいますので厳密にはハウスでいくら暖房代を使っているのかは把握できていません。

そのため、1年前の同じ月の電気代と比較して、使用電力が大きいかどうかも参考になればと思います。

9月の電気代(8月利用)

寒くなり始める9月

推察。

10月の電気代(9月利用)

通常の電気代参考9月

9月、少し寒くなり始める頃ですが、まだまだ残暑厳しくこの頃はヒーターは使っておりません。
電気代は上がっていますが、ただ単に家庭で電気を去年より使ってたという事だと推察。

11月の電気代(10月利用)

ヒーターでやりくり10月

10月30日、マイナスに備えて電気ヒーター(家庭用)を準備しました。

のちにこの電気ヒーターが外気マイナスの時には全く威力を発揮せず、ハウス内もマイナスだったことから、ほぼ使わずにさようなら。

省エネ家電では全く太刀打ちできない事に気がつき、若干の焦りを感じた頃でした。

12月の電気代(11月利用)

暖太郎で霜防止の11月

11月はメインは暖太郎!暖太郎とは、霜防止の暖房機です。
灯油で運電するので、電気を使わない点がよく、灯油も4リットルタンクに入り、3〜4日は持ちますのでエコです。

ただし、霜防止が主な役割であり、暖房のように何度も加温できるわけではありません。

11がつは寒い日は暖太郎!で、やり過ごせたため、電気代、消費電力どちらも昨年の同じ時期より使いませんでした!
(でも電気代は高いですね…)

1月電気代(12月利用)

灯油と電気を併用で乗り切る12月

12月になると、マイナスがほぼ毎日続くようになってきました。
寒い日は、電気を使わない灯油ストーブをつけました。
灯油ストーブは2坪のハウスで使うと、狭いために温度が10℃近くまで上昇してしまうこともありました。

それだけハイパワーであるために、灯油も1晩で半分以上使います。
なので、毎日灯油を入れる生活です。(地味にキツい…)

12月は、暖太郎毎日点火、プラス-5℃以下の日は灯油ストーブ。-3〜4℃くらいなら電気ヒーター。

家庭用電気ヒーターは使えなかったので、ハイパワーの電気ヒーターを追加で導入しました…
↓こちら


暖房費考察

なるべく電気を使わずに灯油で!と思い、暖太郎で頑張った月もありましたが、12月利用分はさすがに寒くなり、大幅に電気料アップでした。

私が買ったヒーターは、2000wのもの。
朝、同じ電源で家の中で電気ヒーター、ドライヤーを使うとブレーカーが落ちます😭💦

毎日使って、1ヶ月で1万くらいハウスの暖房代としてかかるかなと予想していましたが、見事昨年の電気代よりプラス1万円。。。でした。

でも、多肉ちゃんを守るために加温は必須だし仕方ないです。
厳密にいうと1万円プラスでしたが、プラスで灯油代もかかっている事にはなります。

ビニールハウスの適温は何度?

さて、私はビニールハウスを加温して温度を上げていますが、何度が適温なのでしょうか?

これは私の感覚ですが、あまりあたためてしまうと温度差がなくなってしまい、せっかくの紅葉を楽しめなくなります。

電気代、灯油代のことを考えてあまり加温せず節約して、0〜5℃くらいの温度を保てれば良いかと考えます。

絶対に凍らないとは言えませんが、お水をあげていなければまず大丈夫でしょうし、その辺りは私ももう少し経験が必要です。

昼間は日が当たればハウス内で20〜25度の温度にできますので、寒暖差はバッチリ!
おかげでとても綺麗な紅葉を楽しめています。

ビニールハウスにおすすめの暖房とヒーター

お山のハウスでは、寒い時期は灯油で運転できる暖房機と、電気のヒーター、ストーブを併用しています!

ハウスの大きさが2坪なので、気温を見て寒波の時などはハイパワーの灯油ストーブを使ったり、マイナスにならない時は、暖太郎だけにしたり、暖太郎とストーブを併用したり、いろいろな使い方をしています。

次から詳しく紹介していきます!

暖太郎(灯油で運転)

霜防止で、灯油を使い運転する暖房機。
煙突のように温まった空気が上昇して、トップの穴から若干の風が排出される仕組みになっています。

何度かマイナスになってしまった日がありましたが、ハウス内の多肉は凍結することなくいられたのはこの暖太郎のおかげと思っています。


電気ヒーター(ハイパワー)

電気のヒーターは消費電力が高いけどハイパワーのものを選ぶといいです。
省エネなんてヒーターはまず使えないと思っておいた方がいいです!

外で使うわけですから、ハイパワーじゃないとマイナスから温度を上昇させるということは難しいです。

このヒーターは、ハイ運転にすると温度も4〜5度は上昇可能です。
なので、ー4度くらいまではこのヒーターでもなんとかなります。
多肉ちゃんは寒そうですが、0℃あれば凍結は防止できるかと思います。

灯油ストーブ(灯油)



灯油ストーブは電気を使わないのでおすすめです。
そして、ハイパワーであります!
外気が-10℃に行ってもへっちゃらで+5℃まで上昇します。

なので、逆に考えると0℃予報の時に使ってしまうとハウス内が10℃以上になってしまうことも考えられますのでご注意くださいね。

あなたのお住まいの地域の気温にあった使い方をしてみてください。

ビニールハウスに暖房は必要?暖房費まとめ

ビニールハウスで暖房を使うと電気代はどうなるのか?をまとめました。
氷点下になる地域での、ビニールハウスは加温が必要と考えられます。
加温方法は様々ありますが、最低気温を見ながら電気を使う方法、灯油を使う方法、住む地域にあった方法を見つけていただければと思います。

ハウスでの暖房で昨年の同じ時期より、1万円電気代が上がりました!
電気代の参考になればと思います。


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