【ゲームマーケット2019春】初出展の振り返り①
初投稿です。かめりあクィンテットの いけ と申します。
この度ゲームマーケット2019春にて、『ピザオク』というパーティーゲームを引っ提げ、ゲムマ初出展しておりました!
結果としては、我々の予想を超える販売数で、試遊も常に満杯でした!
ご購入いただいた皆様、試遊いただいた皆様、お立ち寄りいただいた皆様、ご挨拶に来てくださった出展者の皆様、本当にありがとうございます!
備忘録も兼ねて、初出展に至るまでの行動やその時々での考えなど、ここで振り返っておこうと思います。
※サークルの総意というより、私見が存分に盛り込まれております。
※ピザオクというゲームのルールをある程度把握しておいた方がわかりやすい記事になっています。予めご了承ください。
(参考)『ピザオク』ゲームマーケットのページ
http://gamemarket.jp/game/%E3%83%94%E3%82%B6%E3%82%AA%E3%82%AF/
1.出展申し込みに至るまで
明確に、ボードゲームを作りたいと私が思い立ったのは、昨年のGWでした。きっかけはゲームマーケットではなく、ボードゲームカフェでした。
これまでボードゲームといえば、(広義でいえば)人生ゲームや大富豪当たりしかやってこなかったのですが、たまたま時間が中途半端に空いたため、当時噂程度に聞いていたボードゲームカフェに行ってみることにしました。
店員さんが親切にルールを教えてくれ、パッチワークやクアート、バトルラインなどを楽しみました。(2人でいったので2人用ばかり)
お店には上記だけでなく、本当にたくさんのゲームがおいてあり、その数、大きさ、ルールの多種多様さに驚いたのを覚えています。
これだけ色々あるなら、私も作れるのでは?と浅はかにも思ってしまい、そこから私のボードゲーム制作が始まりました。
ちょうど知り合いにゲームマーケット出展者がたまたま居たことも、制作のきっかけになったかもしれません。
2.どんなゲームを作ろうか?
やはり作るならまずは自分が自信をもって面白いと思えるものを作りたい!
フレーバーも大事だと思うのですが、それだけではゲームは成立しないので、第一優先は「いい感じのゲームシステムおよびゲームバランス」というざっくりな目標を掲げました。
そのあと、少ないながらも自分が遊んだことのあるボードゲームの中から、自分の好き(得意)、苦手なゲーム、およびその要素を分けてみることにしました。
例えば、ごきぶりポーカーはとても好きでして、シンプルながらも毎回駆け引きや択を迫り、徐々に敗北へのリーチがたまっていく緊張感はとてもいいなと思っています。
クアートのような、サクッとおわりつつも脳みそフル回転させるターン制のゲームもかなり好きな部類です。
反対に人狼のような、(場合によっては)ずっと嘘をつき続け一つのミスで崩れてしまうゲームは、なかなかに苦手です。あとコミュニケーション系は若干だんまりしてしまう、もしくは見当違いな説得をしてしまう節があります。あとは嘘が指摘されたときの返しがうまくできず、正体バレがちです。
結果、「サクッと遊べて、駆け引きや択をせまるパーティーゲーム」または「何度もやりたくなる、思考が楽しいターン制の二人用ゲーム」のどちらかにしようと決め、幸いにも一緒に制作、デバッグするメンバーを自分含めとりあえず4人は集められそうだったので、パーティーゲームにしようと決めました。
3.いざ制作
GWに思い立って、6月とか7月にはビジュアル含め、ピザオクの原型が割とできていました。ピザのゲームにしたのは、ピザをみんなで食べながらワイワイ遊んでいた時に思い付いたから、という単純な理由です。(もちろんピザは大好きです。)パーティーなどでミックスピザを食べるとき、途中で誰がどのピザ食べた?ってなることあると思うのですが、それにゲーム性を与えたのがピザオクです。
オークション要素を加えたのは、駆け引きをプラスしたかったのと、ピザを取り合う手段として面白そうな手段かなと思ったからです。
そこからデバッグを重ねオークションルールも見直し、8月の終わりあたりにはおおよそゲームとして出来上がっていた気がします。
とはいえ出展に当たって何も知らない。というか肝心のゲームマーケットいったことないよね、となり、2018秋は一般参加することにしました。
4.ゲムマ2018秋に一般参加
とりあえず一人で一般参加してみました。知り合いが出展しているというのもあり、顔出しもかねての視察でした。
何も知らない私が思った感想が以下の通り
・ 意外と人多い
・2000-3000円が多い(結構するな...)
・ブース凝ってるところ多い
・30分ゲーム多い
・試遊卓がある(遊んだうえで買えるんや。すごい)
出展側として大事そうなもの
・ 一言で面白そうと思わせるキャッチコピー
・ 安心させるデザイン(過激なモチーフや、ややこしいデザインは買う気が起きない)
・ 分かりやすいキャラクター、もしくは洗練されたグラフィックのどちらか
・ 想像しやすい世界観、いい意味での既視感親しみやすさ、その上で今までにない感
以上踏まえ、ゲーム性は決まっていたので、差別化できるところはして埋もれないようにしようと思いました。
例えば表紙やゲームタイトルをキャッチーで目立つものしたりとか、短時間で遊べることをアピールしたりとか、そういったところです。また、できれば試遊スペースは設けたいとも考えていました。
そんなこんなで年が明け、2019年1月、出展申し込み期日が迫ってきます。
振り返り②では、ゲムマ2019春出展申し込み当日までを書こうと思います。ではこちらの記事はいったんここまで。