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【第8回】RPGツクールMZでステルスゲームを創る!!(プラグインの紹介)

どうも、椿田です。
私事ですが、新作スマホ用ゲームをリリースしました♪

無料ですので、お気軽にプレイしてみてください♪

さて、上記の「怪盗くぅへの挑戦状」は、謎解き脱出ゲーム×ステルスアクションということで、敵から隠れたり逃げながら謎解きをして、施設を脱出していくゲームです♪

今回の記事では、「ステルスアクション」のシステムを構築するために使用したプラグインの紹介をします♪

1.ゲームの仕様の整理

プラグインの紹介に入る前に、今作のステルス要素の仕様について整理しておきます。

・敵の視界があり、視界に入ったら敵が追跡モードに入る
・敵に見つかった場合、マップにいる敵全員が追いかけてくる
・マップを移動すると追跡モードが解除される
・主人公が高速で走り抜ける特殊スキル「怪盗ダッシュ」を使っている間は敵の視界に入っても見つからない
・障害物がある場合、敵の視野が遮られる

イメージは以下の動画の感じです。

この仕様のステルスアクションを実装するために使用したプラグインを紹介します。

2.ARTM プレイヤー探索MZ (開発者:Artemis様)

こちらは、Artemis様が制作したプラグインです。
このプラグインを使うことで、敵に視野をつけ、その視野にプレイヤーが入った時にスイッチをオンにできます♪
今作のステルスアクション部分は、ほとんどこのプラグインで実現しました。

このプラグインは、そのまま使用すると、視界に入っている間はスイッチがオンになり、視界からでるとスイッチがオフになる仕様です。
(視界に入っている間は追いかけてくるが、視界から出ると追いかけるのをやめる)

このプラグインを使わせていただくにあたり、以下の点を工夫しました。

・一度、敵の視野に入った後は、スイッチをオンにし続ける並列処理をコモンで作成
・マップを移動するところで、スイッチをオフにする
・怪盗ダッシュを使用している時は、怪盗ダッシュ使用中スイッチをオンにし、このときは敵の視野に入った時にスイッチを制御する処理を条件分岐で飛ばす

注意点として、マップ移動のタイミングと敵に見つかるタイミングが同時に発生した場合、たまに次のマップで敵に見つかった状態で移動してしまう現象が発生しました。
※特にスマホに移植したときに発生しました。これはPCとスマホの処理能力の差によって発生したようでした。

この現象を解決するために、マップ移動時は全てのスイッチをリセットするまで十分なウェイト処理を入れて待ってあげてから、マップの移動をさせるようにすることで対応できました。
(イメージとしては、ロード画面を入れるイメージ)

3.仮想スティック(開発者:うなぎおおとろ様)

こちらは、うなぎおおとろ様が制作したプラグインです。
このプラグインを使うことで画面をタップして指を動かすことで仮想スティックが出現し、キャラクターを操作することができます♪
こちらは、前作の皇帝ガウスのデスゲームでも使用させていただきました。

仮想スティックの使用シーン

今作では、こちらのバージョン1.1.4を使用させていただきましたが、当初はこの一つ前のバージョンが配布されていましたので、そちらを利用していました。
しかし、このスティックで移動中に敵から攻撃されたとき、スティックが解除されてしまい、プレイヤーが停止してしまうという悩みがありました。
この悩みを、制作者のうなぎおおとろ様に直接ご相談させていただいたところ、修正いただきバージョン1.1.4としてリリースしていただきました♪
その節は本当にありがとうございました。

こちらのプラグインを使えば、ゲームパッド用のスペースをスマホ画面に確保する必要がないため、ゲーム画面を大きくできるというメリットがあります♪
キャラの移動があるアドベンチャーゲームをスマホで制作する場合は、本プラグインをオススメします♪





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