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「お気に入り」は厳選することが重要

 今は断捨離、手放しの真っ最中だ。この状況で悲しいのは、ふと見つけたモノを迂闊に手に入れることができない事だ。これは本当に悲しい。一期一会かもしれないからだ。前回「お気に入りのモノ」に囲まれて過ごすのはすごく重要と言ったが、その「お気に入り」具合がちょっとやそっとではダメなのだ。お店に通い詰めてようやく決断を下すくらいの勢いは絶対不可欠だ。

 悩みに悩んだホームーベーカリーは10年以上愛用の品で、使い方は途中多少変化したり戻ったりもしたが今も大活躍中だ。キーワードは「使い切る」これに尽きる。

 実はこのシェアハウスに入居して一番に感じたのは、お気に入りを使って大切にすると、暮らし自体も心地よく気分も上がる事を体感した。今までは「お気に入り」の筈なのに、使って大切にするのではなく、手に入れたら「仕舞って」大切にしていたつもりだった事に気がついた。モノは使ってナンボであるのに、使わずどこぞの肥やしにしてしまっていた。ホームベーカリーの例もあるから、肥やしにしてしまったのは所詮その程度の「お気に入り」だったのだと思う。そう言うレベルのお気に入りを、自分の歩みの後ろに累々と積み重ねてきた罪は重いと感じる。

 ここに引っ越して今更ながら、モノ…特に自分がこだわった「お気に入り」との付き合い方を学び始めたのだ。単に付き合いかだけではなく、空間作りやその後の人生にも大きく影響を与える幸運の奥義のようなものだ。そして大切に使われていないモノからどの様な波動が発せられるのか。それがどの様に自分の足を引っ張るのかを体験を通して学んでいる最中だ。
 だから今は新たなモノは買えない。でもその時が来たら、是非ウチに迎えたいモノがある。その日が来るのを楽しみに、日々暮らしを重ね手放し続けるしかない。

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