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人間万事塞翁が馬
今の職場はこれまでの職種とは180度異なる世界だ。『楽しみ』を見つけて味わってもらいファンを作る仕事というべきか。だから自分が楽しそう!と思うことを企画案として提案するのがベースとなる。今までは大奥の様な世界だったが、今は完全なる男性社会…(差別的な意味ではありません)
性別が異なると脳の作りも違うから、考え方や行動の基本が異なるので、いつもわたしが何かしらやらかして学ぶことが多い。まして初めての分野で常識がわからない分、発言や発想が破天荒らしい…。
そんな状況でも上長は去年も今年も、わたしの小さな企画を拾ってくれて背中を押してくれる…のだが、全くスムーズに進まない。一つの課題をクリアする毎に、レベルアップした課題が次々と被ってくる状態で、途中から笑いが込み上げてくる始末だ。とにかく目の前にあることに必死で取り組んでいると、なぜか結果オーライの状態になる。
実は今、現在進行形で年明け早々のイベント準備に追われているが、これがまた駅弁の食中毒や催事の糸引き商品の関係もあって、とある機関から物凄いツッコミが入り、書類何度書き直せばいいいんだ〜というカオス状態に陥っている。まぁ、この状況もこの企画を楽しんでくれる人の姿を見たら、やって良かったとなるのは分かっているけれど、そこまでのプロセスが茨の道だ。
直属の上司も色々な人間がいて、わたしの企画に好意的な人、そうではない人、無関心な人、邪険にする人、本当に様々だ。一見なんて酷いことするんだ!と思う様な扱いをされても、実はそれがその時の最善策だったなんてこと、人生の中で1度や2度は経験をしているはず。わたしもまだまだ人としてコナレテいないから、その時はひどく落ち込んだり、気持ちが動揺して仕事が一瞬手につかなかったりする事もある。
でもよく考えてみて。自分がその企画に夢中になるあまり、周りが見えなくなっている可能性があるのかも知れない。何か見落としているものがあるからGOサインが出ないかも知れない。そして冷静になった時もう一つ自分に問いかけて欲しい質問がある。
それは『わたしはこのことから何を学んでいるのだろうか?』という事だ。誰しも自分の考えを否定されるのは好ましいものではない。まして上司から企画以前の門前払いをされた時は、相当なダメージを受けるかも知れない。でもこの世には無駄なことは一つも起こらない、そういう摂理で動いているとわたしは信じている。だから色々な感情を揺さぶられる出来事があったとしても、起こる意味があるのでその点に注目して欲しいのだ。そしてその発言をした人を、その人を取り巻く環境をじっと観察して欲しい。そうすると必ずそ『出来事』が起こった意味が理解できる日が来るのだから。
そしてどうかその出来事で一喜一憂しないで、冷静に状況を俯瞰して観察し続けて欲しい。人間万事塞翁が馬なのだから。