小説制作の基本的な流れ
以下のようにすることで、あらすじができあがります。
物語の舞台を決める
いつの時代、どこの場所で、どんな人物が、何について活動する舞台の物語なのかを決めます。現代、日本、高校生、バスケット選手として活躍するなど。
主人公の精神的問題を決める
主人公が成長して乗り越える精神的問題を決めます。性格の悪いところ(傲慢、意気地なし、欲深い)や、コンプレックス(劣等感、親や世間への反発、自分は特別な人間なんだという思い込み)です。
主人公はこの精神的問題を克服することで後述の「外的問題・課題」=クライマックスをクリアできるようになります。意気地なしだった主人公が事件に巻き込まれることでたくましくなって克服し、意中の人に告白する勇気が持てるなど。
精神的問題の解決方法を決める
精神的問題が何によって解決されるのかを決めます。この瞬間はストーリーのクライマックスか、クライマックスに次ぐ盛り上がり所です。恋人の献身によって学ぶ、大切なものを失って学ぶ、大きな成果を出して劣等感を克服するなど。
外的問題・課題を決める
精神的問題に対して外的な、一般的な物事です。ストーリーはこれを巡って展開されます。自社倒産の危機、魔王の世界支配などの問題。意中の人を射止める、大会で優勝するなどの課題。
外的問題・課題の解決方法を決める
ストーリーのクライマックスになります。前述の「精神的問題の解決」と同時に解決する場合もあります。新商品の大ヒット、魔王の封印、相手のピンチを助ける、試合に勝つなど。
精神的問題を描く方法を決める
精神的問題は事前に描いておかなければなりません。ストーリーの中程になります。後述の「外的問題・課題を描く方法」の中で絡めて書きます。
外的問題・課題を描く方法を決める
外的問題・課題に向かって進むストーリーの主な部分です。外的問題・課題が明らかになり、過去が語られ、とんでもないところに飛び火し、それを解決することでヒントを得、クライマックスに近付いていきます。
考えたり思ったり気がついたりしたことを皆さんに提供していきます。サポートしてくださるとノート作成の励みになりますので、是非おねがいします。